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CHOOSE YOUR LIFE! 道は拓ける 【週刊新陽 #120】

7月25日(火)夏休み直前の登校日、全校集会で『多様性対談』を行いました。

この対談は、新陽高校が掲げるビジョン2030『人物多様性』に向けて、個性豊かなゲストの多様な価値観や生き方に生徒が触れる機会となっています。

今回は、一般社団法人ハッシャダイソーシャル代表の三浦宗一郎さんが来てくださいました!

全校集会直後、実は汗だくの2人(笑)

ハッシャダイは「和太鼓」

多様性対談は大抵の場合、前半にゲストのプレゼン、後半は私や生徒からの質問に答えていただく形で進むことが多いのですが、今回、三浦さんと打ち合わせをする中で「どうやったら想いが生徒にダイレクトに届くか」という話になり、結局、「スライド等は使わず、マイク一本でいきましょう!」ということになりました。

これまで対談をオンラインで行い、生徒たちにはYouTubeライブで配信した回も何度もあります。コロナで皆が集まるのが難しかったり、海外に住んでいるゲストだったり、オンラインだからこそ実現した多様性対談もありました。

でも、三浦さんに出ていただくなら絶対リアルで、と思っていました。

三浦さんの言葉や表情だけでなく、身体から出るパワーというかエネルギーを、生徒たちに感じてもらいたかったからです。

そんなことを考えていたら、三浦さんから面白い話を聞きました。ある方から「ハッシャダイ(の三浦さんや勝山さん)は和太鼓だよね」と言われたのだそうです。

和太鼓は音だけではなく振動が伝わるもの。オンラインにしてしまうとその空気の圧を感じることができず、なんとなく響きも平坦になってしまいます。ハッシャダイの方々のお話も、オンラインで聞くのと対面で聞くのではまったく響き方が違う。だから和太鼓と同様、ライブ(リアル)に限る!と。

札幌とは思えない暑さが続く今年の夏。全校生徒700名が集まった体育館はあっという間に温度が上がりましたが、三浦さんのお話を聞いているうちに別の熱が生徒の中に生まれたような気がしました。

再会を楽しみに生きよう

前半の対談では、三浦さんから
「自分で選んで決めた進路」
「学歴なんて関係ない」
「影響を与えてくれた人たちとの出会い」
「株式会社ハッシャダイについて」
「一般社団法人ハッシャダイソーシャルを立ち上げた理由」
など、話していただきました。

私たちが聞かせていただいた内容の一部はこちらの記事にもありますので、是非お読みください!三浦さんから直接感じるパワーとは別に、文章に込められた想いがじわじわ響いてくると思います。

後半は、フロアにいる生徒から質問を受付。

「親ってなんのためにいると思いますか?」
「一番影響を受けた人は誰ですか?」
「自分と合わない人がいたらどうしますか?」
「どうやったら自分を変えられますか?」

どの質問にも、一つ一つ真剣に考え、とても丁寧に答えてくださいました。

そして生徒の質問を受けるたびに「ありがとうございます」と言い、みんなに「拍手お願いします」と質問した生徒への賞賛を忘れない三浦さん。おかげで会場はとても暖かい雰囲気に包まれ、いつも以上に質問の手が挙がり続けました。

最後にみんなへ、三浦さんからいただいたメッセージです。

人生で面白いのは『再会』。いつか今日ここにいる生徒さんと僕が偶然会って、「あの時、実は自分あそこにいたんですよ」みたいなことが起きる。

そのためには生きていることが大事。しんどいことはあると思う。まわりには友達や先生もいるだろうし、僕のSNSにDMをくれてもいいです。やり過ごすだけでもいい。生き続けてほしい。

明日からの夏休み、楽しく過ごしてください!

体育館で全校集会『多様性対談』
三浦さんに相談しに来る生徒が続出
集会後のホームルームに飛び入り参加

本気で挑戦し続ける人

三浦さんはこの秋、大学生になるそうです!

また、8月10日には「教育現場の言葉を考えなおす」をテーマにした聴き合いのイベントHASSYADAI Teachers' Forum 2023を開催。

ハッシャダイソーシャルから新しいチャレンジの発表、とリリースされたイベントのサイトにはこんな文言がありました。

教育の現場には、たくさんの言葉があります。
「言葉によって、教育の現場ができている」と言っても、
過言ではないかもしれません。

日々、教育の現場で活動をしながら、たまにふと考えることがあります。
「あれ、これって、どういう意味だっけ…?」と。
例えば「学ぶことは大切」というけど、
「学ぶ」ってそもそもなんだっけ…?みたいな。

「HASSYADAI Teachers' Forum 2023」では、
日々当たり前のようにつかっている言葉について、
和気藹々と、皆んなで意見を聴き合いながら、
もう一度、考えなおしてみようという場です。

「HASSYADAI Teachers' Forum 2023」ウェブサイトより

実はこのイベントの募集が開始される直前、三浦さんからご案内をいただいています。

「現場の先生を応援したい。僕たちにできることは何だ」というところから始まった企画とのことで、「何人集まるかわからない、でも、やる!」という強い想いを感じました。

三浦さんとは、新陽の佐藤貫太先生が紹介してくれて知り合ってから約2年経ちますが、常に新しいことを創造しようと挑戦しているイメージがあります。

「HASSYADAI Teachers' Forum 2023」は、既に2100名の申込があり、オフライン(会場)参加は既に満席のようですが、オンラインはまだ申し込みが可能。教育関係者ではなくても参加可能ですので、ぜひご参加されてみてはいかがでしょうか?

【編集後記】
7月26日(水)〜8月16日(水)の3週間、新陽高校は夏休みです。とは言え、保護者面談や部活動、ボランティアや連携企業プログラムといった課外活動など、生徒も先生もゆるやかに動き続けています。
私も、新任の先生との面談や外部での講演など、いつもとは少し違う毎日を過ごしながら、生徒たちが元気に戻ってきてくれるように始業日に備えたいと思います。

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