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週刊新陽 校長室から

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札幌新陽高校の校長による(ほぼ)週刊レポートです。 新陽高校ウェブサイト: https://sapporoshinyo-h.ed.jp/
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2023年7月の記事一覧

対話のスキルと対話の文化。システム思考と学校 【週刊新陽 #119】

対話のスキルと対話の文化。システム思考と学校 【週刊新陽 #119】

先日、Inspire High主催のオンラインセミナーに参加しました。

ドルトン東京学園の安居校長と広尾学園の金子副校長と一緒に、学校改革をテーマに話をさせていただいたのですが、『中つ火を囲む会』に多くの質問が寄せられるなど、組織内での対話に全国の学校関係者の関心が高まっているのを感じました。

木を見て森も見る新陽高校で毎月行っている職員の対話の場『中つ火を囲む会(通称:中つ火)』、今月は7月

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アオハル全開〜学校祭プロジェクト2023 【週刊新陽 #118】

アオハル全開〜学校祭プロジェクト2023 【週刊新陽 #118】

7月14日(金)〜15日(土)の2日間、新陽高校の学校祭でした。

2019年以来4年ぶりに、ほぼ制限なしで行うことができた『新陽祭』。一般公開こそまだ保護者の方と中学生に限定しましたが、生徒たちは、ステージ発表の歓声あり、模擬店での調理・飲食あり、の学校祭を全力で楽しんでいたように見えました。

今しかない青春を新陽祭には毎年テーマがあります。今年のテーマは青春(アオハル)。

昨年まで中学・高

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海外留学という選択。『人物多様性』と国際交流 【週刊新陽 #117】

海外留学という選択。『人物多様性』と国際交流 【週刊新陽 #117】

今年3月に新陽高校を卒業し、アメリカの大学に進学することが決まっている林あかりさん。4月からはインターンとして時々学校に来て、授業をアシストしたり在校生の相談に乗ってくれたりしていました。

先日、いよいよ渡米が迫ったとのことで挨拶をしに来てくれたのですが、「ビザが届いたら、とうとう留学するんだ〜って実感が湧いてきました!」と話す表情は、自信と希望で輝いていました。

文化の多様性体験最近、海外に

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ここにしかない出会いと原体験〜高校における野外教育の可能性 【週刊新陽 #116】

ここにしかない出会いと原体験〜高校における野外教育の可能性 【週刊新陽 #116】

突然ですが、日本野外教育学会をご存知ですか。野外教育の発展を目的として1997年に設立され、現在は約400名の研究者や実践者の方々が会員として活動されているそうです。

先日、北海道教育大学岩見沢校で開催された『日本野外教育学会 第26回大会』に呼んでいただき、髙橋励起先生や植田先生と一緒に参加してきました。

すると、新陽高校の野外教育(アウトドアプログラム)に予想以上の反響がありました。特に野

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