養生を再考してみた
こんにちは。
養生担当“ のぶ ”こと千葉宣貴です。
当月も宜しくお願い申し上げます。
⇩購読はこちらから⇩
前回は梅雨時期の養生お伝えしました。
今回は未だにちょこちょこ♡を頂くこれら2記事をふまえて養生を再考します。
⇩下記の2記事も要チェック⇩
はじめに
今回のテーマは原点回帰。
行動制限の撤廃やマスク着用の自由化(もともと自由ですが)等、
この3年で超過死亡の増加やワ摂取後の不調、芸能人の体調不良による休業が報じられていますよね。
ただそれらが起こった期間にはC〇V〇D-19対策やワ接種等の健康に対する国の活動が活発であった期間でもありました。
つまり社会全体としてお金をつぎ込んだにもかかわらず、外側から色々やったところで健康への有益性は乏しかったということです。
そこで今回は、どんなスタンスで養生やセルフマネジメント・コンディショニングしていくかお伝えします。
命は銘銘(銘々)
これが養生・セルフマネジメントにおいてのすべての軸です。
とても重要です。
この3年でこの基本を忘れてしまった方が激増したように見受けられます。
銘銘は
というような意味があります。
居酒屋や料亭タイプの飲食店で働いたことがある方なら耳にしたことがあるかもしれません。
「このサラダは盛りではなく、銘々で提供してください」
みたいな感じです。
ということは命もひとりひとり独立しているということです。
言われてみれば当たり前ですよね。
わたしが育った宮城県の沿岸(三陸エリア)では「命は銘々よ」と教えられていたそうです。
これを知ったのは小学時代。
同級生の友人が総合学習で【チリ地震津波】について発表してくれたときでした。
チリの地震の影響で地球の反対側にある三陸まで津波が来たら、普通は気づかないですよね。
その瞬間、瞬間に自分で考えて決断し、行動するしかないんです。
つまり、命はすべて自己責任で管理することが基本という教えです。
究極の話になりますが「自分を守るのは自分しかいない」ということです。
それはわたしが東日本大震災で被災したときも痛感したことでした。
地震中はジブンの身をまもることで精一杯で、おさまった後は津波が来ている情報すら得ることができませんでした。
この状況下で沿岸にいたとしたら
「思いやり」
「高齢者をまもる」等
他人を助けるなんて軽々しく言えません。
まずやったことは津波にのまれた可能性のある家族・友人の安否確認。
その後に避難所で物資を配りました。
できることってこんなもんです。
そこでもう一度確認です。
養生やセルフマネジメントも同様に「命は銘銘」ということを軸にしましょう。
すると今の世の中が命や健康、人生を自分軸ではなく他人軸で語られているかに気づくと思います。
まずはジブンを満たすことがスタートです。
今の日本社会の風潮
「高齢者のために」
「おもいやり~」
「まわりと同じ」
「医療従事者だから」
「メディアではこう言っているから」etc...
多くの日本人は他人軸優先。
そしてそれをなかば強制されています。(自分で調べて決めればいいんですが)
私の知り合いには
「ホントはワを打ちたくないし、絶対ヤバイと思っているんだけど家族が強要してきて困っている」
「マなんて明らかに効果無いの分かりきっているのに、着けていないだけで批判されなきゃいけないんだ」
などとおっしゃる方がいます。
自分の意志・信条と反した生き方を選ぶなんて辛いですし、生きているということは「自分の意志で決める」ということでもあります。
私がお伝えしている養生やセルフマネジメントは真逆です。
自分軸・自己責任で生きることで自分自身を満たして、その余りを他人のためにつかう。
ご覧いただくとわかる通り、自分軸・自己責任で生きることは「自分さえよければいい」ということではありません。
もっとポジティブにとらえてください。
あなたが満たされるから大切な人も満たされ、大切にできるのです。
誇りをもって決断していますか?
東洋医学の養生やニュートラリティはバランスや0を基準にしています。
「偏りが少ない」ことが大事ということです。
ただ人生そういったときばかりではないですよね。
バランスを崩していることは認識しているけど、それを選ぶしかない。
そのときに「私にとって今の決断がベストだ」と言えるかも大切にしてほしいです。
そこで前述した津波の話を引き合いに出します。
あなたが沿岸部の訪問先にいます。目と鼻の先は海。
自力では動けない方の施術中で家に二人きりです。その方は体重があなたより重い男性です。
そんなときに大地震が起こりました。防災無線では津波警報が発令されて避難指示が出ています。
その状況であなたは何を選び、決断しますか?
脅しでもなんでもなく、在宅医療ではこのようなことをシミュレーションしておくものです。
結果は皆助かるかもしれません。
逆に助けに来てくれた人ともども津波にのまれてしまうかもしれません。
ただいつでも結果より先に必ず「決断」があります。
そのときに「私にとって今の決断がベストだ」と言えるかも大切にしてほしいとお伝えしました。
あらゆる面でバランス感覚に長けている方はバランスを崩した経験をお持ちです。
生きている限り人間は失敗から学びます。以前の記事でも書いていますが、養生は生き方でもあります。
まずはジブンの心身や人間関係の悩みを理解してから満たす。
これが真っ先にやることです。
だからこそセルフケアからセルフマネジメントに視野を広げていきましょう!
ここから先は
HAMT〜訪問鍼灸向け教育コンテンツ〜
200以上あるコンテンツが購読すればなんと全て読み放題!購読者限定の無料オンラインセミナーもあります。毎月数本の記事追加されます!各分野の…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?