Q&A>外部から受けるアドバイスや支援を有効活用するための注意ポイントは?
【今日のポイント】
年度替わりが間近に迫ってきましたが、新年度に向けて業務計画の詳細を詰めたり、新年度から新規の事業をスタートさせるために、コンサルティングなど外部の支援を受ける機会も増えて来ていますね。
このような外部から受けたアドバイスや支援を自社で有効活用するための注意ポイントをいくつかご紹介しますので、ご参考になれば幸に存じます。
Q>社外のコンサルタントなどからアドバイスや支援を受ける際に、注意するポイントはなにか?
社外のコンサルタントなどからアドバイスを受けるうえで、注意するポイントはなにか?
A>コンサルタント選びやその後のアドバイスを受ける前の準備が非常に重要であり、まずは社内外の現状の再把握とアドバイスや支援を受ける目的の明確化が必要です。
さらに、自社で設定した目的が適切かを、外部からみた現状認識の説明やアドバイスと比較して確認することも重要となります。
また、事前準備の段階で、支援を受ける目的によってどのような支援を受けたいかを考える際に、その支援やアドバイスを実施する上で必要な体制や要員などのリソースも予め想定して、その実施体制についてもアドバイスを受けることが、支援の利用を円滑に進める役に立つものと検討をお勧めする次第です。
1.外部からの支援やアドバイスなどを受ける前の社内外の現状把握
昨年からの行政の中小企業向けの補助金などの支援制度、コンサルティング企業や、DX支援サービスなどの企業のニュースを見ても、人手不足や物価高などを背景として、DX推進や生産性向上等の支援策が多様化・活性化しつつあると感じます。
また、設備などの導入時点だけでなく、その後の運用などについて継続的に支援する伴走型支援も増えてきているかと思います。
これらの支援やアドバイスを受ける上で、まず注意するべきポイントとしては、自社の事前の準備が非常に重要となります。
そのために、改めて、「どんな支援が必要なのか、それをどう利用したいのか」という視点で、社内外の現状を把握し、今後の変化を想定することが必要となります。
2.外部から受けるアドバイスや支援を受ける際の注意ポイント:目的自体について外部の目と自社の認識の違いに注目する
上記のように、自社が支援を受ける目的とその利用方法を明確にしたあとで、外部の専門家などにアドバイスや支援を受ける際に、自社が設定した目的についも、外部専門家の目から見て問題がないかをチェックしてもらうことも有効かと思います。
特に、外部状況と比較して自社の内部状況については、自社との認識の違いを受け入れることが心理的にも難しい面がありますが、複数の企業との比較から、外部から見て同じ課題を抱えている企業の共通点と相違点という面からのアドバイスには耳を傾けることも重要かと考える次第です。
3.外部から受けるアドバイスや支援を受ける際の注意ポイント:受けたアドバイスや支援を実施する体制づくりの準備も計画し、アドバイスを受ける
上記の支援を受ける目的と同じく、その支援をどのように利用したいかということも予め具体的に想定しておき、必要な要員などの体制も検討しておくと、
その支援や受けたアドバイス内容を実施する方法についても、アドバイスを受けることが出来ます。
伴走型、導入時点のみのいずれの支援やアドバイスを受ける際にも、この実施体制が支援の効果をあげる上でも、目的の明確化と並んで必須の項目となるため、できるだけ具体的に想定・検討しておいて、その内容に関するアドバイスを受けることも、せっかく受けた支援やアドバイスの利用を円滑に進める役に立つものと検討をお勧めする次第です。
【今日のまとめ】
・DX推進など、事業環境の変化に伴い、外部からの支援やアドバイスを受ける機会とその手段も増えてきている
・外部支援を有効活用するためには事前準備が必要であり、まず、支援を受ける目的やその利用方法を検討するという視点から、社内外の状況を改めて把握することが重要
・事前に設定した、支援を受ける目的自体も、外部専門家の目から見た評価をもらって、必要に応じて見直すことも重要となる
・支援の利用方法の検討において、受ける支援やアドバイスを実施する体制についても具体的に想定しておくことで、外部専門家などから施策を実施する上でのアドバイスも受けやすくなり、受ける支援などの実効を上げる上で有効と検討をお勧めする次第です
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます(*^^*)!
コメント、ご質問お待ちしております(^o^)!
見出し画像:Gerd AltmannによるPixabayからの画像
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