インプット(学び)の手段の多様化から見える、アウトプット活性化の必要性
【今日のポイント】
将棋の世界でのAI活用や、普段私達がお世話になる商品取説やサービス説明でもAIチャットや動画などが増えているように、インプット(情報収集と学び)の手段は多様化・高度化しています。
そのため、インプット手段のユーザーリテラシー向上もまた必要であり、そのためにはアウトプット側も多様化や行動化などを通じた活性化が更に重要になるものと考える次第です。
1.AIやSNSを利用したインプット(学習)の手段の多様化と高度化
現在、ChatGPTを始めとするAIの利用やSNSなどの動画により、情報を入手する手段は多様化・高度化していることは、仕事でもプライベートでも日々実感されているかと思います。
私も、パソコンアプリなどの取説や、ECサイトの注文品の返品方法など、色々な場面で動画やAIチャットのお世話になることが増えており、
これは、裏返せばマーケティングや顧客へのアフターサービスなどで動画やAIチャットは、ユーザーの利便性と生産性向上の面からも更に普及することが容易に想像できます。
プロの世界でも将棋では自分や競合の打ち手の解析などでAIの利用がかなり普及していることが、複数のメディアで報じられているように、
自社と他社の事業戦略の特徴や比較などにおいてもAIによる分析の活用が進むものと、感じる次第です。
2.インプット手段の多様化による、その利用の巧拙の格差の拡大
上記のように、情報収集や情報分析も含めたインプット(学習)手段が多様化することは、インプット手段の利用の巧拙の格差の拡大が、事業上の競争環境などに及ぼす影響の拡大に繋がってきます。
そのため、インプット手段の特性に応じて使い分けするためのユーザーリテラシーの向上も必要となることが想定できます。
3.インプット手段の多様化・高度化によるアウトプットの活性化の必要性の高まり
このインプット手段の多様化に応じた、ユーザーリテラシーの向上のためには、前回の
『Q&A>外部から受けるアドバイスや支援を有効活用するための注意ポイントは?』
でお伝えした、外部専門家の支援やアドバイスの有効活用のポイントと同様に、「インプットした情報や学び、知見をどのように活用したいか」という「アウトプット(成果)の明確化」がインプット前の段階で重要となります。
また、インプット手段が多様化するということは、自社の顧客や取引先などにおいても、利用できるインプット手段が増えるということですので、自社のアウトプットである情報発信の手段もまた、多様化や高度化など、活性化させることが必要となることが想定できます。
インプット(情報収集と学び)だけでなくアプトプット(情報発信)においてもそこに割ける経営リソースには制限があるため、
インプット⇒アウトプット⇒フィードバックのサイクルを、自社のブランド戦略や商品戦略の中で具体的に想定し、その流れで必要なインプットとアウトプットの手段を選択していく必要性が、今後ますます高まるものと考える次第です。
【今日のまとめ】
・多くの分野でAIやSNSの動画などを使った情報収集や分析、学習などのインプット手段の普及が進みつつあり、この傾向は今後も続く
・インプット手段が多様化することは、その利用の巧拙による格差も拡大するということであり、インプット手段に関するユーザーリテラシーの向上もまた必要性を高めている
・インプット手段の多様化に対応するためには、まずインプットした情報の活用方法(アウトプット)の明確化が必要であり、
自社のインプット⇒アウトプット⇒フィードバックのサイクルとそこで使う手段について、自社の戦略の中で具体的に想定する必要性が高まっていると考える
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見出し画像:Joseph MuciraによるPixabayからの画像
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