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(DID) 解離性障害、私のアプローチ。

よく、勘違いされているようなので書いておきます。
日本では病名をつけることができるのは医師です。
治療のも医療関係者がするでしょう。
それについては異論もないし、最終判断は医療関係者がします。

でも、そういう人と関わることは自由です。
知り合いにいるとか、友達にいるとか、そういうことです。

私は医者ではありません。

どんな疾患であろうが、一人にしないことが大事です。
私は海外のブリーフセラピーをベースに会話したり、
考え方を教えたりしていますから、
医療関係者には該当しませんが、
改善した例があります。

(DID) 解離性障害に限らず、
いろいろな精神的疾患の人の話を聞いて、
本人の思い込みの外側からアイデアを出していきます。
その結果、変化が起こっていますし、
最終的に医者の判断で寛解している人もいます。

そういう位置づけ。

(DID) 解離性障害で良くあるのは、
どの立場なのかを考える人がいます。
理解しようとするときに多いことですが、
そうではなくて、個々の人格を人として扱うことが大事です。

人格を別々に扱うと、対立になりやすくなります。
ある人格が別の人格の悪口を言ったりするとか、
攻撃をするなんてことがあります。

別の人格を邪魔者のように扱ったりしてしまうとか。
理解し合えないとか。

普通の人間同士でも同じです。

そもそも他の人格ができあがったのは、
強い抑圧が原因となっている場合です。
自分を守ろうとして出てきています。

ところが、自分のために生まれた人格を邪魔者扱いして、
遠ざける、無視する、なかったことにする、
そんなことをしてしまう場合が多々あります。

これを人に置き換えてみてください。
そりゃあ、そんなイジメみたいなことをしたら、怒りますよ。

原因も忘れて、自分自身を正当化し、
自分の身体を別の人格が使っているって、怒ったり、恐れたり。

個々の人格には強い体験があって、それぞれも自分を守っています。

本当はそこにある強い体験(トラウマ)を解放していくことが必要です。
(強い体験の多くは、性被害、虐待、孤独などです。しかも多重)

実際には、がんばってくれている人格を邪魔者にして、攻撃しがち。

私は、個々の人格ごとにケアしていくという手法を採ります。
基本的には話し込んでいくだけですが、
何十年も邪魔者にされていた人格からすると新鮮なようです。

みんな優しいです。

最初は攻撃的でも、話をしていくうちに信頼関係ができていきます。
想いを聞いていくことで、それぞれの自己開示が始まります。
いわゆるカウンセリングに近いのかも。

個々の人格は発生時の精神年齢に近いので、
理屈はぶっ飛んでいますが(子供の年齢が多い)、
話をしていくことで変わりますし、成長します。

それを複数人格で行います。
人によっては人格数は一桁台から二桁台と数は違います。
時間も掛かるから、短期療法が主な手法になって行きます。

経験上、話を聞いていくことで自己開示が進むと、
悩みを教えてくれたり、想いを教えてもらえます。

(DID) 解離性障害の難しいところは、ちょっと嫌とか怖いがあると、
人格の交代が起こるので、セラピー的なことが継続しにくいことです。

だから、セラピーを継続させる(スイッチさせない)方法が
必要になります。

途方もなく時間が掛かります。

変わる意志を示してくれて一緒にやっていける人でないと、
変わっては行きません。

人は理解されたいのものです。
その想いで変わっていく人はいます。

結果的に、私は個々の人格と仲良しになることが多々あります。
最初は嫌われています(笑)

向き合えば変化が始まります。

一つの身体に複数の人格がいて、
共生していくことになります。
無理に統合もしません。
共生できていて、問題がなければそれでいいでしょう。

(DID) 解離性障害の人がスイッチすると、
顔つきも雰囲気も言葉も態度もガラッと変わります。
人格の性別が変わることもあります。
これも全部自己表現です。

時として、問題行動に該当することもありますが、
それは、子供が自分を守っているのと同じです。
成長することで変わります。

社会体験があるわけではないので、現実での成長は難しくても、
人として扱うことで、変化が始まります。

今の世の中は、(DID) 解離性障害でなくても、
自分の本心を無視して偽りの自分を生きている人も多いです。

別の手法で行けば、自分の中に別のパート(人格にはならない)があって、
それぞれが対立しているということも良くあります。

自分自身の本心を無視してきた人の多くは、大事な局面で失敗し、
望みが叶わないような生き方になっています。

不安定で、自分がわからなくなります。

理由は、自分の中に無視してきた部分がいるからです。
親や周りに認められる人になろうとして、本心を封印。
そうすると、無視された本心は、孤独の中で生きていきます。

思考や常識が優先され、自分をわかってもらうこともなく、
20年、30年、40年と・・・
そんな孤独に耐えてきています。

はじめてその部分を会話した人の多くが、
怒った自分、恨んでいる自分と出会うことになります。
「自分の中に貞子みたいなのがいる」って言った人がたくさんいます。

無視した自分と会話し、お互いが協調できるようになると、
毎日は変わっていきますが、こういった考え方を知らない、
わからない場合、何をどうするか、わからないはずです。

だから、多くの人はメンタルに興味を持ち、
自分のケースくらいは学んで欲しい。
このとき、自分が特別ということはほとんどありません。

社会の病です。

メンタルを仕事的にやっていると、同じような人ばかりです。
そして、既に解決策がある場合がほとんどです。

その解決策を受け入れ、実践し、最初は難しくても変わっていけます。

まずは自分で始めることをお勧めします。

私にも受け入れられる人と、そうでない人といます。

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