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その攻撃 続けていると危ないですよ


「キスは強いほう?」と聞かれて

「たしなむ程度です」と答えられたら

ある筋の世界に詳しい人です



ここで言うキスはkissのことでも

魚のキスのことでもありません


いわゆる隠語の一種で

特定の集団でのみ

使われていた言葉です
(答えは最後に記しますね)





私たちは集団を作って

社会の中で生活していますが

隠語が生まれた背景には

集団の結束を高めることが

目的であったと言われています




集団はそれを維持しようと

守りを固めていきます



それによって共同体という

意識が芽生え

外敵など集団を脅かす存在には

一体となって守ろうとします




当然内部の裏切りも許しません

誰かが和を乱す行為をしたり

そのような兆候が見られれば

内部通告によって

裏切り者を排除しようとします



ここから生まれた隠語が

「チクる」という言葉です




良いイメージではない単語ですが

この行為には秘められた

快楽が備わっているといいます


人を叩きたくなる心理


あの人はみんなで決めた

ルールを無視して

好き勝手やっている



集団にとって

自分勝手な振る舞いは許されません



直接本人に注意して

それを理解させることができれば

個人の問題で片づけることができます



ところがその行為に対して

誰かが密告をした途端に

集団の問題に発展し

個人への攻撃が始まります





大昔であれば暴力による

制裁が加えられていたでしょうが



現代社会でのそれは

「叩く」という形で現れます

いわゆる言葉の暴力ですね




人のことを叩くというのは

あまり良いものではない

多くの人はそう考えるでしょうが




私たちの脳は人を叩くと

快楽を感じるように仕組まれていると

脳科学の世界では言われています




ひとは快楽の前ではとても無力で

一度「叩く」ことを覚えてしまうと

快感を求めて次の「叩く材料」を

探そうとします




大抵の場合叩く側には大義名分があって

叩かれるほうには負い目があります




叩く側は相手に謝罪を求めますが

謝罪を引き出すことは

目的ではありません




たとえ相手が謝ったとしても

謝り方が悪いとか時期がずれているとか

何かしら難癖をつけて叩き続けます




以前は学校や会社といった

顔がわかる集団の中での行為でしたが

現代はネットの中が

叩きの主な舞台となっています


叩かれて当然は成立するのか?


社会通念というものがあります

一般常識という言い方もあります

これらから外れた行為をすると

非難を浴びることになります




それが著名人ともなれば

マスコミは大喜びで報道します




テレビや週刊誌だけでなく

ネットの中もそのニュースであふれ

いわゆる掲示板の中は大騒ぎになります



叩かれるのは有名人だから仕方がない

叩かれるのは有名税だという人もいます

叩かれるだけのことをしたのだ

叩く側はよくこのように言います



掲示板だけでなく

SNSの炎上もこの理屈をよく聞きます


叩かれるのが嫌なら発信するな

この程度の耐性ではやめたほうが良い

一見これらの理屈に

正当性がありそうですが




本来は叩かれる側が

覚悟を表明するときに限って

使うことができる理屈のはずです




誰に何を言われてもよいから

自分の考えを発信したいとか

叩かれるのは承知の上で

マイノリティの側に立つ



どれだけ叩く側に

正義があったとしても



当事者でない限り

叩いてよいという理屈は

成立しないのではないでしょうか


なぜネットで叩くと危ないのか


私のメンターである「松田 豊さん」

言葉遣いを丁寧にするように

ネットの中で書き込む言葉にも

注意が必要で

他人に対する誹謗中傷や悪口を

書き込んではいけないと

メッセージの中で伝えています




誰かを攻撃したり非難するのは

その言葉が宇宙への投げかけになり

否定の言葉は

そのまま自分に返るからです





これはまだ人類のほとんどが

文字を書けない時代から

言われ続けていることだそうで



現代のように誰もがネットに

触れることができる時代は

書き込む文字も言葉と同じ

力を持つのだそうです




また誰かを叩くような書き込みに

高い波動が集まるはずもなく


波動の低い言葉の中に

包まれていると

いつの間にか不平不満や

愚痴を口にすることが多くなります




有名人や政治家を叩く気持ちの中には

「普段から金儲けをしている悪い奴」

このようなレッテル貼りもあります




これでは潜在意識の中に

「お金儲けは悪いもの」と

上書きしているようなもので



自分からお金を遠ざけることになります



直接利害関係のない事柄に

気軽な気持ちで書き込んでいると



宇宙はそれが望みだとして

受け取ってしまいますから



ネットの中であっても

他人を否定する場には

留まらないことが賢明です


実は選別が始まっている


今はこれまでの上意下達の価値観が崩れ

横のつながりが重視される新しい時代へ

移行しているといわれています




新しい時代では個々の発信が重視され

それらが様々に絡み合って

理想の世界を創造するそうです






ここで大きな役割を担うのが

ネット環境ですが



個々の書き込みや検索内容は

ビッグデータとして集積されます



いくら匿名であったり

素性を隠しているとしても

趣味嗜好や考え方の傾向など

ネットでの動きはすべて

把握されてしまいます




人類は次元上昇を繰り返す中で

愛あふれる世界の完成を目指していて

これに反するような考え方のひとは

次第にネットから淘汰されるそうです




すでに動画サイトやブログなどは

発信したものが削除されたり

警告が発せられるようになっています





「ネットの世界と実社会は別物」

「ネットに依存しすぎでは」

そのように考えるでしょうか





実際にネットを使っていると

サーチエンジンが勝手に

履歴や行動パターンを学習して

志向に近い情報を優先して表示します




「フィルターバブル」と呼ばれるもので

ネットで商品を検索すると

次回から関連する商品が表示されるのも

この機能が働いた結果です





近い将来圧倒的な処理能力を持つ

量子コンピュータが実用化されれば

社会の仕組みさえも変えてしまうそうです




個人の特定など造作もないこととなり

危険な思想の持ち主は

社会の一員になれないことも・・



情報発信をしたくてもできない

それは社会の中で生きていけないことと

同義語になるかもしれません




なにも「おりこうさん」でいなさい

そう言うつもりはありませんが



相手を思いやるとか優しくするとか

弱い人の立場になって考えるなど



人間でなくてはできないことを考えて

行動に移しましょうというわけです


脳が仕組んだ快楽の世界に負けて

それに依存してしまうのは

自分の価値を下げてしまうだけです





ここまでお読みいただき
ありがとうございます

あなたのもとに 素晴らしいことが

たくさん たくさん

降り注ぎますように

あ 最初に言った答えがまだでした

「キス」は「好き」を逆さまにしたもの
「好き」は好きなものの意味で
好きなものは「お酒」を指します
ヤ印の集団で使われた隠語です
ちなみに「シャバ」は仏教用語で
この世界を表した言葉です


あらためてお読みいただき

ありがとうございました


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