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【勝手に人生相談 No.437】研究生活 経済自立求める父 ( 大阪府・20代男性)


▼ご相談内容▼

大学院生の20代男性。
金と世間体にうるさい父親が大嫌いです。

外国語の勉強がしたくて大学院の修士課程に進学しました。今は研究が楽しく、一生かけて情熱を注ぎたい、と思えるような分野に出会うことが出来ました。

この先も研究生活を続けていきたいと思いますが、経済的な問題が立ちはだかり、葛藤しています。

父は金に厳しく、博士課程進学後は全て自己責任でまかなうように、とか、同世代の多くはもう就職して経済的に自立している、などと口うるさく言ってきます。

大学院生をしながら、生活するお金をアルバイトで稼ぐことは現実的ではなく、たとえできたとしても研究時間を取れません。

お金のことを考えると研究も手がつかず、全て諦めておとなしく就職するしかないのかと考えると憂鬱になりまり、生きる希望が見えません。

大阪府・20代男性

▼やまのぼ回答▼

 あなたが、まず正さなければならないことは、お父さまに対する誤解だと思います。現在のお父さまの言動を、一時の感情で非難しないことです。

 ここまで、育ててくださったことは、あなたにとっては当り前かもしれませんが、経済的な援助もさることながら、いろんなご苦労の末、あなたを育てあげてくださったのです。

 まずは、そのことに感謝するべきでしょう。そうすれば、アプローチの方法も自ずから変わってくると思います。

 いまのあなたは、幼い子どもさんが、駄々をこねているようにしか思えません。恵まれ過ぎた現状は既得権益として、何の疑いもなく享受した上に、まだ甘えようとするあなたの稚拙さを恥じるべきでしょう。

 できないことを、並べればいくらでもあげられるでしょう。できる方法を考えるのが大人の対応だと思います。

 成人までは、親の養育義務はあると思いますが、成人後はご本人の自己責任で賄っていくのがあたりまえで、お父さまの仰る通りだと思います。

 ところで、あなたのお考えの中には、折衷案が全くありません。それは、出来ないことを断定しているからだと思います。

 置かれた現状を踏まえて、出来る方法を模索してみることです。

 例えば、働きながら学ぶ方法はないのか?つまり、通信制などで学ぶとか?あるいは、働き先も勉学にリンクした仕事に就き、一石二鳥を考えてみるとか?

 自活しながら学んでいる人は、ゴマンといるのですから、絶対に方法は見つかると思います。

 あなたが、可能な限り努力しても、ダメな時に、初めて親御さんにご相談されればいいと思います。

 優先順位を間違えていることに、気付かれることを願っています。

 

▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.438】千葉県・60代女性のご相談です。「質素な生活できない母」を、予定しております。

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