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【勝手に人生相談 No.438】質素な生活できない母 ( 千葉県・60代女性)


▼ご相談内容▼

60代の会社員女性。

85歳の母との価値観の違いで疲れています。

今年、父が亡くなり、母は一人暮らしです。父は公務員で、経済的な余裕もあり、老後はかなりの金額を趣味などに使い、母もカラオケのレッスン、その仲間との旅行を楽しんでいました。

ただ、父は生命保険を解約して使ってしまい、退職金も株で損をしています。父が残した金は100万円だけで、母の貯金は30万円です。

母は75歳で膝の手術をしてから、買い物や病院などにタクシーで行きます。また、足が悪いので自分でできないことは代行サービス業者に頼んでいます。

1日なら1万円で、半日なら5000円です。

やめるように再三話をしていますが、私や夫が代わりにやらないと頼んでしまいます。

こんな母に質素な生活をしてほしいと言っても難しいのはわかりますが、今は母と話すことすら避けたくなり、実家に行きたくありません。

我が家も裕福ではなく、心の持ちようを教えてください。

千葉県・60代女性

▼やまのぼ回答▼

 行きたくない実家は、無理までして行かないでいいと思います。でも、行かない時には実家のお母さまのことを、心から心配してあげてください。

 親が子の面倒をみるのが当り前ですが。

 あなたは、この世界でたった一人のお母さまに、手塩にかけて大切に、育てられて今日あるのです。

 人生100年時代です。お母さまの残された20年は、あなたがお母さまの面倒をみてあげる番だと思います。

 恩返しと言うことではなく、それも当たり前のことだと思います。

 お母さまは、あなたが成人するまでの20年間、親としての当たり前の生き方をしただけです。

 これからの20年間は、あなたがお母さまの面倒を、あたりまえにみてあげればいいのです。20年は長いようで短い月日です。

 経済的に苦しければ、いろいろと行政の力を借りるのもいいでしょう。医療の面でも、高額医療費への補助制度などもあります。お父さまが、公務員をされていたのなら、遺族年金もあるかと思いますが?

 多分、あなたが子どもの頃、駄々をこねてお母さまを困らせたこともあると思います。でも、お母さまは、大抵のことは、許し認めて下さったと思います。

 今度は、お母さんの駄々を、許し認めてあげる番だと思えばいいのです。 


▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.439】千葉県・40代女性のご相談です。「4児の父でも自分最優先の夫」を、予定しております。

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