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DeNA・筒香がおかえり逆転弾!ディグプロ5月6日

 横浜の空高く、ハマの25番が逆転ホームランをかっ飛ばしました。
 今回は、5月6日に行われた公式戦5試合を振り返っていきます。
※以下一部敬称略、試合順は開始時刻順、同時刻の場合はスポナビ野球速報の表示順に。

ロッテ対西武戦

ZOZOマリンスタジアム

14:00プレイボール

スコア ロッテ8-1西武

スタメン
ロッテ      西武
1 中 岡    1 左 金子
2 二 藤岡   2 遊 源田
3 右 角中   3 右 若林楽
4 指 ソト   4 指 中村剛
5 左 ポランコ 5 三 佐藤龍
6 一 佐藤都  6 二 外崎
7 三 中村奨吾 7 一 渡部健
8 捕 田村龍  8 捕 柘植
9 遊 友杉   9 中 長谷川信
  投 種市     投 髙橋光

 ロッテ、西武共に中6日で種市、髙橋光が先発します。

 1回裏、ロッテは二死から角中がライトへのスリーベースを放ちチャンスを作ると4番・ソト。インハイのストレートを逆方向へ打ち返すと、高々と上がった打球は強風にも煽られ、ライトへスタンドイン。ツーランで2点を先制します。
 さらに2回には相手の悪送球と岡のタイムリーツーベースによってさらに2点を追加。4-0と序盤から大きなリードを取ります。

 援護を受けたロッテ先発の種市は西武相手に快投を披露。初回からいきなり二死三塁のピンチを迎えたものの中村剛を打ち取ると、そこからは自分のペースで投球を進めます。
 この試合最大のピンチだったのは4回。一死走者無しから中村剛にプロ通算350本目のツーベースを許すと、佐藤龍に死球を与えてしまい二死二、三塁に。失点すれば流れが傾きかけない場面でしたが、渡部健に釣り球に手を出させファーストへのファールフライに。見事窮地を退け、7回111球を投げ3安打、6奪三振、2四死球、無失点でマウンドを降りました。

 「ここ数試合良くない投球が続いていた中で、7回まで投げて試合を作ることが出来て良かった。少しホッとしています」

サンスポ 2024年5月6日 16:34配信の記事より一部抜粋。

 と胸を撫で下ろす右腕、開幕2戦目以来の勝ち星がすぐそこまで見えています。

 種市の降板後、ロッテは8回にも二死一、三塁のチャンスを作ると代打・山口航のタイムリー内野安打でさらに追加点、なおも二死一、二塁の場面で打席には。積極的にも初球打ちを敢行すると、打球はライトスタンドへ飛び込むダメ押しのスリーランに。この回4得点で8-0と大量リードします。
 9回は菊地吏が登板。先頭の中村剛にソロを許しましたが、後続を打ち取って試合終了。ロッテが12安打8得点で大勝しました。なお、この試合で西武・中村剛が史上47人目となるプロ通算350二塁打を記録しました。

勝利投手:種市篤暉(2勝3敗)
敗戦投手:髙橋光成(3敗)
本塁打
西武:中村剛也4号ソロ
ロッテ:ソト3号ツーラン
    岡大海1号スリーラン

投手リレー
西武:髙橋光-ヤン-増田達-中村祐
ロッテ:種市-澤村-菊地吏

ロッテ先発の種市。7回無失点の快投で2勝目を挙げました。
西武先発の髙橋光。自身の投球を風に操られてしまい、4回4失点でマウンドを降りました。
1回に先制ツーランを放ったロッテ・ソト。
4回に史上47人目となるプロ通算350二塁打を記録した西武・中村剛。

DeNA対ヤクルト戦

横浜スタジアム

18:00プレイボール

スコア DeNA6-5ヤクルト

スタメン
DeNA      ヤクルト
1 中 桑原将   1 中 西川遥
2 右 蝦名    2 右 丸山
3 一 佐野恵   3 一 J.オスナ
4 二 牧     4 三 村上宗
5 三 宮﨑    5 左 サンタナ
6 左 筒香    6 遊 長岡
7 捕 伊藤光   7 二 北村拓
8 遊 京田    8 捕 中村悠
9 投 ジャクソン 9 投 石川雅

 DeNAは中6日でジャクソン、ヤクルトは19日ぶりに石川雅が先発します。

 ヤクルトは2回表、2四球から一死一、二塁のチャンスを作ると、北村拓も四球を選び満塁に。ここで打席には中村悠が入りましたが、彼も四球を選びなんと押し出し。DeNA・ジャクソンの制球難につけ込みます。
 直後の2回裏に伊藤光のタイムリー京田の犠牲フライなどで一度逆転されましたが、3回表には二死一塁からサンタナのツーランで再逆転。2-3とヤクルトリードは変わりません。

 さらにヤクルトは7回、ヒットと四球から二死一、二塁の場面を作ると、村上宗が代わったばかりの3番手・石川達の初球を捉えタイムリー
 8回には二死二塁で塩見の放った打球がセンターの前へ落ちるタイムリーに。ダメ押しとも言える一打で2-5とDeNAを突き放します。

 しかし、ここからはDeNAのターンでした。3点ビハインドの8回裏、一死から蝦名がツーベースを放ってチャンスを作ると、佐野恵がライトへ鋭いタイムリーを放ち1点を返します。
 牧は三振に倒れましたが、宮﨑が四球を選び、ついに二死一、二塁で打席には6番、レフト、筒香嘉智。前の打席ではツーベースを放っており、後は仕留めるだけ。ファンからの声援が大きくなる中、初球。低めのストレートを一閃。高く上がった打球。そして、なんと右中間スタンドに着弾する逆転スリーランホームランになりました。

 「まだ点差があったので、強い打球を打つことを心掛けました。感触は入るかなと思いました」。

中日スポーツ 2024年5月6日 23:02配信の記事より一部抜粋。

 と振り返った筒香。待ち望んでいたファンの前で大正解を導きました。一気に6-5と逆転に成功したDeNAは、9回を森原で無失点に抑え試合終了。一気呵成の逆転劇でDeNAが勝利しました。

勝利投手:三嶋一輝(1勝)
敗戦投手:エスパーダ(1敗)
セーブ:森原康平(7S)
本塁打
ヤクルト:サンタナ3号ツーラン
DeNA:筒香嘉智1号スリーラン

投手リレー
ヤクルト:石川雅-丸山翔-星-エスパーダ
DeNA:ジャクソン-徳山-石川達-三嶋-森原

DeNA先発のジャクソン。被安打1ながら押し出し含む6四球を与えてしまい、3失点で降板しました。
ヤクルト先発の石川雅。5回2失点と好投をみせ、二十三年連続勝利はお預けとなりました。
2回に逆転タイムリーを放ったDeNA・伊藤光。
3回に一時逆転のツーランを放ったヤクルト・サンタナ。
8回に復帰後初ホームランとなる逆転スリーランを放ったDeNA・筒香。
久しぶりのハマの夜空に一本指を突き上げるDeNA・筒香。

中日対巨人戦

バンテリンドーム ナゴヤ

18:00プレイボール

スコア 中日2-0巨人

スタメン
中日      巨人
1 左 福永裕 1 左 丸
2 遊 村松  2 中 佐々木俊
3 三 石川昂 3 二 吉川尚
4 右 細川成 4 一 岡本和
5 一 中田翔 5 右 萩尾
6 二 山本泰 6 遊 門脇
7 捕 宇佐見 7 捕 小林誠
8 中 尾田  8 三 中山礼
9 投 梅津  9 投 横川

 中日、巨人共に中8日で梅津、横川が先発します。

 1回裏、中日は先頭の福永裕が四球を選ぶと、二死一塁となって打席には細川成。その3球目、真ん中に入ってきたフォークを弾き返した打球はレフトを襲い、先制のタイムリーツーベースとしました。
 さらに細川成は止まらず、3回にチームが二死から連続ヒットで一、三塁にランナーを置くと、この機会もしっかり活かしレフトへのタイムリーとしました。2本のタイムリーを放った細川成は、この試合1本目のタイムリーに対し

 「打ったボールはフォークだと思います。浮いてきたボールをしっかり振り抜くことができました。(一塁走者の)福永さんがよく走ってくれたので感謝しています」

東スポWEB  2024年5月6日 22:32配信の記事より一部抜粋。

 とコメント。中日の若き主砲は勝負強さも手に入れています。

 2点の援護をもらった中日・梅津は好投を披露。序盤はなかなか制球が定まらず四球も出しましたが、3回には一死一塁から併殺を打たせるなどピンチの芽は早めに摘み取ります。
 4、5回は三者凡退に打ち取り、6回に先頭の増田大を打ち取ったところで降板。5回3分の1を投げ1安打、4奪三振、2四球、無失点という内容でした。

 梅津の降板後は齋藤綱が上がって6回を締めると、7回からは1イニング継投を始めた中日。
 2-0と2点リードのまま迎えた9回表にはR.マルティネスが登板します。二死から岡本和にツーベースを許した右腕でしたが、最後は萩尾をライトフライに打ち取りゲームセット。中日が細川成の2本のタイムリーで完封勝利しました。

勝利投手:梅津晃大(1勝3敗)
敗戦投手:横川凱(1勝1敗)
セーブ:R.マルティネス(10S)

投手リレー
巨人:横川-京本-船迫-泉
中日:梅津-齋藤綱-清水達-松山晋-R.マルティネス

中日先発の梅津。6回途中無失点で降板し、お父さんの誕生日に今季初勝利をあげました。
巨人先発の横川。ピンチで細川成に2度痛打を許し、4回2失点で黒星を喫しました。
この日2本のタイムリーを放った中日・細川成。

楽天対オリックス戦

楽天モバイルパーク宮城

18:00プレイボール

スコア 楽天2-4オリックス

スタメン
楽天        オリックス
1 右 小郷    1 中 福田周
2 遊 村林    2 二 西野真
3 三 浅村    3 遊 紅林
4 左 島内宏   4 指 森友
5 一 阿部寿   5 一 セデーニョ
6 指 伊藤裕   6 左 西川龍
7 中 辰己    7 三 宗
8 捕 太田光   8 捕 若月
9 二 小深田大翔 9 右 来田
  投 荘司      投 曽谷

 楽天、オリックス共に中6日で荘司、曽谷が先発します。

 序盤3イニングスは両チーム共にチャンスこそはあったもののそれを活かしきれず、0-0で終了します。均衡が破れたのは4回表。オリックスはエラーとヒットで二死二、三塁の好機を作ると、打席にはセデーニョ。その2球目でした。甘い球を見逃さずフルスイングすると、打球は文句なしのスリーラン。破壊力満点の一撃で3点を先取します。
 オリックスは5回にも二死二塁の得点機を作ると福田周のタイムリースリーベースによって追加点。0-4とします。

 我慢の無失点投球が続いていたものの、ついに援護点がもらえたオリックス・曽谷は熱投を披露します。援護をもらって以降の5回には驚異の三者連続奪三振を達成すると、6、7回は連続三者凡退に抑えます。
 8回にヒット、エンタイトルツーベースで二死二、三塁のピンチを招いたところで残念ながら降板。後続がそのランナーを返してしまい失点が自分に降りかかりましたが、7回3分の2を106球投げ、5安打、8奪三振、1四球、2失点という好内容。降板後に右腕は

 「100球を投げたことはすごくでかいと思いますし、これからももっと投げないといけないと思うので、しっかり投げていきたいと思います」

日刊スポーツ 2024年5月7日 5:00配信の記事より一部抜粋。

 と胸を張りました。

 曽谷の後を受けた吉田輝は浅村に四球を与えると、島内宏と退治したのは3番手・富山。しかし富山も粘りきれず、島内宏に2点タイムリーを許しました。なおも二死一、三塁の窮地と窮地は続きましたが、代打・鈴木大の前に立ちはだかるはルーキー・古田島。見事2球目を打たせてショートライナーに打ち取り、窮地を脱しました。
 2-4で迎えた9回裏はマチャドが登板。安定感抜群の三者凡退締めを見せ、オリックスが逃げ切りました。

勝利投手:曽谷龍平(2勝1敗)
敗戦投手:荘司康誠(1勝2敗)
セーブ:マチャド(1勝2S)
本塁打
オリックス:セデーニョ6号スリーラン

投手リレー
オリックス:曽谷-吉田輝-富山-古田島-マチャド
楽天:荘司-松田-宋家豪

楽天先発の荘司。セデーニョに痛恨の一撃を浴び、5回4失点でマウンドを降りました。
オリックス先発の曽谷。100球を超える熱投を見せ、2勝目を挙げました。
4回に先制のスリーランを放ったオリックス・セデーニョ。

ソフトバンク対日本ハム戦

みずほPayPayドーム福岡

18:00プレイボール

スコア ソフトバンク9-4日本ハム

スタメン
ソフトバンク  日本ハム
1 中 川村  1 三 郡司
2 遊 川瀬晃 2 右 今川
3 右 柳田  3 捕 田宮
4 指 山川  4 一 A.マルティネス
5 左 近藤健 5 左 野村佑
6 一 中村晃 6 二 上川畑
7 三 栗原  7 中 松本剛
8 捕 甲斐  8 指 レイエス
9 二 三森  9 遊 水野
  投 和田毅   投 北山

 ソフトバンクは和田毅が今季初先発、日本ハムは中6日で北山が先発します。

 "鷹の軍師"が絶好調でした。試合はソフトバンクが1回に先制、直後の2回表に日本ハムが3点を取り逆転、1-3というスコアで2回裏を迎えます。すると先頭の栗原がツーベースでチャンスメーク。
 一死三塁となって三森に打順が回ると、5球目を捉えた打球がセンターへのタイムリーに。この一打で1点差に迫ります。

 2-3の3回裏には山川にツーランが飛び出しソフトバンクが逆転しますが、4回表の郡司の犠牲フライによって4-4の同点に。
 すると4回裏。先頭の甲斐が選ぶと、ここで三森。その4球目、低めの打球を弾き返すと、低弾道高スピンとなりライトスタンドに突き刺さる勝ち越しツーランになりました。

 5回にも8-4の4点リード、なおも二死二塁と得点圏にランナーがいる打席に入ると、9球目をレフトへのタイムリーとしこれで3安打目。結果的に4打数3安打4打点1本塁打の大活躍を見せた三森は、

 「バッティングの感触は悪い感じがしない。しっかりと自信を持って打席に立てている」

西スポWEB  2024年5月6日 23:32配信の記事より一部抜粋。

 とコメント。負傷離脱からの復帰早々大暴れを見せています。
 この日は打線が爆発しており、三森の他にも山川が1試合2ホーマー、柳田、近藤健、栗原がマルチヒットの活躍。最終的には9-4の5点リードで9回表を迎えると、最後のマウンドには長谷川威。古巣を相手にわずか7球で三者凡退に締め、ソフトバンクが11安打9得点で快勝しました。

勝利投手:和田毅(1勝)
敗戦投手:北山亘基(2勝1敗)
本塁打
ソフトバンク:山川穂高7号ツーラン
       三森大貴1号ツーラン
       山川穂高8号ソロ

投手リレー
日本ハム:北山-北浦-矢澤-生田目-マーフィー
ソフトバンク:和田毅-杉山-又吉-ヘルナンデス-長谷川威

ソフトバンク先発の和田毅。5回4失点とまずまずの内容でしたが、味方の大量援護により今季初勝利を挙げました。
日本ハム先発の北山。序盤からメッタ打ちに遭い、3回3分の0を投げ6失点でKOされました。
2回にタイムリーを放った日本ハム・郡司。
3回に一時逆転のツーランを放ち、お決まりのポーズを決めるソフトバンク・山川。
4回に決勝打となる勝ち越しツーランを放つなど3安打4打点の大暴れだったソフトバンク・三森。

まとめ

 ついにゴールデンウィークが終わりましたね。それにしても、筒香選手のホームランは何度見ても凄いですね。筆者は試合が終わった後しばらく号泣していました(笑)。
 明日からはまた変則日程が始まり、休養日が火曜のチームや水曜のチームなんかも現れてきます。ここでローテを再編するのか、はたまた登板間隔をあけながらローテ通り先発させていくのか、各チームの動向が気になります。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典・画像引用元

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