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断捨離



ワタシは片付けられない女。でした。

キャリアウーマンと自負していた去年まで
掃除する気持ちにすらならないまま
過ごしていました。(最悪)

とはいえ
ゴミ屋敷ではないのですが
見える所だけキレイにするのが掃除。
見えないところをあえてこしらえてしまってる
ズボラな主婦でありお母ちゃん。

それがここにきて仕事がなくなり
専業主婦になって
一番始めに試みたことが
「掃除」と「断捨離」でした。

これまで掃除は掃除機とぞうきんが存在してくれてたから
それなりに付き合えたけど
断捨離はどうしても時間がかかるし
あえて避けてきたわけで・・・
モノに溢れかえっていたこの家をガン見したら
とんでもないことに面食らうという。

ワタシは、そして家族は、子供たちは
こんな無駄なものに囲まれて暮らしていたのかと
思い知らされ途方に暮れるという
自分の愚かさにしばらく落ち込みました。ハイ。

ワタシはマジで片づけられないオンナなんだなぁって
この歳になって突き付けられた現実。

だからこそ本気で「断捨離」することを決意した
失業後の自分。

ゴミと共存していたこと。

「断捨離」はこれからの未来の自分のスタートを作るため。

YouTubeも断捨離の話しは溢れ返っている。
単に部屋を綺麗にするためじゃない。
無駄な思いを捨てるための行動ということ。

ここにきて自分探し
第二の人生を送るために
よりいい土壌を作るには手っ取り早く得られる
スタートラインを探していた時に
「断捨離」が舞い込んできた。

そういえば一足先に
ゴミ屋敷代表選手のような
都内に住む息子がこの断捨離を試みていた。
ゴミ箱の存在を知らないのか?( ̄▽ ̄;)
という息子だったはずが
スッキリな部屋に様変わりしていたことに
「やっと色気が出て彼女でも作る気になったか?」
なんて幼稚な考えをしてしまったワタシは
実は全く違う感覚で息子が断捨離をしていたことに
今頃気づく。

彼女が出来たとか欲しいからとか
そういう次元の話ではない息子の気持ち。
単純にエロバカな母親なワタシ。
ハズっ。

ようやく断捨離にたどり着いた現時点に
ハッとさせられたのは言うまでもなく
息子の方が先に気づいていた感覚。
要らないものは捨てる発想。
それが自分自身にスペースを与えてくれる行為だと。

家を見回せばゴミ候補、断捨離候補のモノが
手招きしてた。

ワタシは要らないものとずっと共存していたことに
これは本腰入れて断捨離しようと決意した。

どれだけあるんよ?不要なもの。

出る出る。
三日間便秘だったお通じが出たかのように。

ゴミ処理場に直接出向いて何度も粗大ごみも。
あれもこれもといつか使うかも?という
絶対使わないもの(笑)
思い出だからと振り返りもしないのに
捨てられなかったもの。

思い出なんて思い出せばいい(笑)

ゴミ処理場には何往復したんだろう。
職員さんに丁重にお礼を言って手伝ってもらって
焼却炉に投げ込んだときの
あのスッキリ感は・・・
明らかに今まで自分の中にあった不要なものも
もれなく一緒に捨てたんだなぁと感じた。

思い、気持ち、思考の中で
要らないものが実は沢山あることに
人は気づけないまま
捨てられないまま
現実を作ってしまってる。

本当は要らないものなんだよっていう
そのことが分かっているのに捨てられない。
わざと隠して捨てられないようにしてしまってる。
そんなことを重ねて
断捨離は続いた。

おかげさまで何もなくなりました。

でも生活は快適になって
部屋も広くなって
あんなに惜しんでためらったものも
お別れしたらなんてことはない。
苦しくない。

だとしたら
もっと捨てるものはあるんだろうなって。
そう
自分の中で。

スッキリするっていう感覚って
実はとても可能性を秘めていることに
断捨離で気づいた。

何か見えなかったものが見える。
そう、
床の面積が広くなっただけでも(^▽^;)



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