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【詩】 「静謐の風が鳴り響く街に」
「静謐の風が鳴り響く街に」
あそこも ここも
追われている人達
白煙の中 ポケットから
青い蝶が羽ばたく
悲しみの瞳に また
ひとつの影が堕ちた
赤く染まったシャツには
砂埃が群がり道に同化する
窓から見える月に反戦の声が
響けど収まらない怒号
赤い血を持った銃弾が
赤い血を持った子供を貫通し
赤い血を持った愛を壊す
これが日常になるなら
あらざる風景
小さくて良いから
揺れるライ
【詩】 蜂蜜煮込みレモン」
「蜂蜜煮込みレモン」
落ち着いた雰囲気で
アンティークな物に統一された
カフェでお薦めのスイーツに
載せてある
蜂蜜煮込みレモンは
甘過ぎ無い程度に
甘味があって
酸味もほんのり
果皮も柔らかで
ほど良い苦味が
なんとも美味しい
蜂蜜煮込みレモン
だけど
何か物足りない
あの暑い炎天下で
きみにもらった
はちみつレモンは
果皮は硬くて
とっても甘いのに
その甘味は
全て 酸味に持っていかれて
【詩】 「揺れるシャツの隙間から」
「揺れるシャツの隙間から」
季節はずれの蜻蛉が
水辺で羽根の手入れを
終えると
西風に乗って虹の中へ
青くなるには まだ暑さが
足りない空には薄白い雲が
漂っている
湿気でも空っ風でも無い空へ
森の中では小鳥のお喋りが
響き渡る賑やかなライブ
聴き入る中
かぶと虫も旅立ちの準備へ
ガラスの月が煌めいて
脆く儚い危なげな光
目を閉じて
リスキーな恋の予感が漂う中へ
ノアールから開放され
生
【詩】 「永久欠番のあなたへ」
「永久欠番のあなたへ」
誰でもないさ
そうさ
熱を捲って
すれ違いざまに
バターナイフを
取りに行けば
パジャマをひこずり
靴下を脱いでいる
着替えが好きなんだ
誰も聞いて無いのに
嬉しそうに選んでる
下着だけは着けてくれよな
慣れたもんだな
朝の身支度なんてのは
カレンダーを捲るような
もの なんだろう
非番だから
送ってもいいけど
もう少し
寝かせてくれよ
いいだろう ずっと
同じ
【詩】 「どこへ吹くのか気ままな風に憧れて」
「どこへ吹くのか気ままな風に憧れて」
そよ風に そよ風を
足しても そよ風なんだろうね
そよ風が そよ風を
追い越しても そよ風なんだってね
南風が 北風に
勝って威張ってるらしいよ
知ってるかい
わからず屋の涼風が
まだ 木陰で遊んでいるらしい
気づかなかっただろう
僕も 気ままな風だからさ
分かり合える
そよ風は気持ちが良いよな
#詩 #前橋ポエトリー
前橋ポエトリー・フェスティ
改名します 【tabino 】 です。 宜しくお願いします😊
ふとっ、思い立ち名前を変えます。新しい名前は、
【 tabino 】 です。
超有名なキャラクター名を使う事に疑問が湧いて来た事が発端です。でも慣れているので旧名の後半を使う事にし漢字?ひらがな?カタカナ?と考えていたのですが、どれも🤔でアルファベットにしました宜しくお願いします。
cofumiさんの「あなたの詩作品を読ませて」に参加します!
noteへの引用要領が、これで良いのか…試行錯誤しながらですが 良いと信じて投稿します!
最近もう暑いので 夏っぽい作品にしてみました。
「夏が見えた!」
開けっ放しの窓から
少し湿った風の便り
そろそろ準備をして
良いかもよ
街中ではパーカーから
肩を出して歩いている女子達
タイパ高いな
輝いてるよ
自転車を乗るきみ
必ず首を右に傾けて乗ってる
真剣な時だよね
順調だな
夏が見えて来る
【詩】 「motion picture」
写真が動いてるよ
どうなってるんだ
これが活動写真なんだと
シネマって言うのか
だけどさ
演じてくれる奴が
居なかったんだよ
でも
今じゃぁ大人気だ
誰もが出演したくて
汗かいてる
それが
映画って言うんだ
空も飛べるし
海にも深く潜れるし
宇宙にだって行ける
恋にも落ちれるし
愛にも溺れるさ
とっても
広くて掴みきれない
だから
きみが頑張ってる
それだって きっと
憧れの的にな