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数学検定を受検してよかったこと


2月に、数学検定準2級を受検しました。

認定NPO法人Kacotamでは、各種検定の団体受検を不定期に開催しており、2月には数学検定の団体受検がありました。

団体受検では、受検料が少しだけ安くなります。そんな団体受検を、ゆるきちで行いました。カコタムが関わる子どもに募集をかけ、希望者には対策講座も行うという、とてもよい企画でした。

この団体受検、子どもだけでなくメンバーもOKとのことだったので、僕も学び直しの意味も込めて、申し込みをしました。(もちろん、対策講座の事務局としてもちゃんと働かせていただきましたよ)


受検決意までの経緯

僕は生粋の文系で、まじめに数学を勉強したのは高校生以来なので、約10年ぶり。

もともとは数学検定にもあまり興味はなかったのですが、とある出来事をきっかけに、もっと数学ができるようになりたい!と思うようになり、ちょうど募集がかかっていた数学検定に勢いで申し込みました。

とはいえ、僕の数学レベルは中学生止まり。かろうじて平方根(ルート)の計算ができるかな、といったところでした。

そのため、腕試しに中3レベルである「3級」を受検しようかと思っていたのですが、某職員から「えー、なに甘いこと言ってんの、準2級にしなよ」と言われ、半ば強引に(笑)、高1レベルである準2級を受検することになりました。

その時点で受検まで約1か月半。高校レベルはほぼイチから学び直し。それでも、不合格前提で受検するのは嫌だったので、「じゃあそのかわり、子ども向けの対策講座の後に、大人メンバー向けの対策講座もやってくれ」とワガママを言ってみました。すると、ボランティア仲間の、通称「数学おにいさん」が、良いですよ、と快諾してくれました(感謝!)。

そんなこんなで、数学おにいさんに教わりながらの、数Ⅰ数Aの学び直し生活がスタートしたのでした。


受検して良かったこと

参考書を買って勉強をし、わからないところがあれば数学おにいさんを捕まえて教えてもらい(無理やり休日に、近所のイオンのカフェに呼び出したこともありましたが、いつも嫌な顔一つせずに丁寧に教えてくれました。ありがとう!)、あっという間に受験当日になりました。

応用問題が中心の二次試験が特に不安だったのですが、結果は、見事合格!二次試験は、なんと奇跡の満点合格でした!

ということで、合格体験談(=自慢)はさておき、受検して良かった!と思うポイントを、3つ、ご紹介したいと思います。

1つめは、自分に自信がついたこと。文系出身で数学が苦手だったことを、無意識のうちにコンプレックスに感じていたようで、それを払しょくすることができました! 自分も、ちゃんと勉強すれば少しは数学もいけるんだ、ということが実感でき、小さな成功体験となりました。

2つめは、学ぶ楽しさを再発見できたこと。大人になってから、新しいこと(学問)を学ぶ機会は久しくなかった気がします。勉強して、新しい知識を得て、解ける問題が増えていく快感を、久しぶりに思い出すことができました。この感覚は、人に勉強を教える活動をしている身としては、とても大事なものだったと思います!

3つめは、教え方を客観視できるようになったこと。今回の受検で、数学おにいさんをはじめ色々なボランティアメンバーに勉強を教わることができました。当団体のメンバーは本当に教えるのが上手な人たちが多く、それでいて教え方のアプローチは実に多様なので、そんな彼らから直接自分が数学を教わることで、「勉強の教え方」も学ぶことができました。ひるがえって、自分がふだん子どもたちに教える方法も客観視することにもつながったので、そういう意味でも、大きくレベルアップすることができたと思います。


そんなわけで、結果的に、数学検定を受検できて本当に良かった。是非みなさんも、数学が苦手とか、勉強が嫌いとか気にしないで、一度受けてみることをお勧めします。

カコタムに関わる人であれば、メンバーの特別講座を受けてみることも、強くお勧めします。数学おにいさんの教え方は、例題の示し方や、こちらの理解度に合わせた言葉の使い方など本当に上手で、色々なことを学べましたよ!


僕はといえば、味をしめてしまったので、コロちゃんの影響で自粛だった期間に、数学検定2級の参考書を買ってしまいましたとさ。




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