見出し画像

【詩作】三丁目のじいさん

鈴木のびで です。
とかく人は歳を重ねると「昔は良かった・・・」と過去の思い出にすがってしまう生き物のようです。
でも、もしかしたらそんな思い出を上書きするするような素敵な出来事が明日あるかもしれませんよ。
それでは どうぞ

「三丁目のじいさん」

三丁目のじいさんは
昔話に溺れる毎日
最近の若い奴らは
なってないよと嘆きの毎日

三丁目のじいさんの
口癖ならば「昔は良かった」
挨拶もできぬ奴らに
何ができる?とポツリとつぶやく

もうまるで何もかも
知り尽くしたように
過ぎ去った昨日しか話してくれない

三丁目のじいさんは
夢を犠牲に生きてきたせいか
手に入れた暇と自由を
使いこなせず 昨日にすがった・・・

今からじゃ夢なんて
かなうはずないと
戻れない思い出に悲しく甘える

三丁目のじいさんは
もうまるで何もかも
知り尽くしたように
過ぎ去った昨日しか話してくれない

四丁目のばあさんは
インスタ 始めたってさ!


以上、鈴木のびで 「三丁目のじいさん」でした。
貴重なお時間拝借、ありがとうございました。
この作品の使用、転載などについてはお問い合わせいただければ幸いです。

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?