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【詩作】最低賃金

鈴木のびで です。
絶望の今日、やりきれない現実に消えてしまいたい心うらはら、消えきれない未練、微かに見えた光「せめてもう一度」
それでは どうぞ

「最低賃金」

お願いがある
俺なら死んだことにしてくれないか・・・
今朝の新聞
身元不明の溺死体
そいつが俺でもいいだろう?

俺の値段は最低賃金
交換はきくはずだから

頼りない右肩に
座った悪魔が囁く
「バックレちまおうぜ」

俺の値段は最低賃金
人生を切り売りしてる

便りない故郷に
残した天使の面影
「せめてもう一度・・・」

お願いがある
俺なら死んだことにしてくれないか・・・
お願いがある
俺なら死んだことにしてくれないか・・・

何処かで会っても
見て見ぬふりで通り過ぎてくれ・・・


以上、鈴木のびで 「最低賃金」でした。
貴重なお時間拝借、ありがとうございました。
この作品の使用、転載などについてはお問い合わせいただければ幸いです。

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