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「好き」を極めた先に何があるのか?

専門性を持つという働き方


今年最も繰り返し読んだ本。
国分峰樹さんの「替えがきかない人材になるための専門性の身につけ方」

多くの書店で、長いこと平積みになっている話題の本です。

専門性を身に着けて、
自分という人材の価値を上げるための行動をする。

これが、これからの人生において最強。
意識と行動が変わった、わたしにとって今年のベストブックでした。

本書のまえがきの一部を抜粋しますと、


これからの時代に活躍するビジネスパーソンは、個性的な「専門性」が決め手になる。
専門性という武器を持っていないビジネスパーソンは、会社での居場所や存在価値がどんどんなくなっていく。

国分峰樹「替えがきかない人材になるための専門性の身につけ方」
フォレスト出版

自分がいままで仕事で培ってきた基本的な技術。
これにプラスして、自分の専門性を身につけることが、
これから社会で生き残っていくためには大切だと、

本書では書かれています。

そして、その専門性の対象は、やる意味があるか、役に立つかどうか。
ではなく、自分が面白いと感じたもの。
さらに、そこから掘り下げていく方法なども詳細に書かれています。

わたしの場合は、映像関係なので、基本的な技術とは、
取材力や編集力などにあたります。

確かに、映像関係も、
基本的な技術力はパソコンやスマホさえ扱えれば、
誰でも身に着けられるものです。
現に、You Tubeの編集はアプリで誰でもできますし、
AIが自動にやってくれるものまで登場しました。

職業で映像を作っていなくても、
誰でもメディアになれる時代になって、
どんどん技術力も一般化してきています。

そんな業界で生きていく上で、
私自身、先行きに不安を感じていたからこそ、
この本が響いたのだと思います。

基本的な技術力を持った上で、
そこから、替えがきかない人材になるためには、
知的探究心を持って、
自分らしさと掛け合わせることが大切になってくるのでしょう。

替えがきかない人材になるために、行動しなくては・・・。

キャスティングは専門性を重視

番組制作で、タレントさんや芸人さんのキャスティングをするとき、
タレントさんのプロフィール欄に書かれている
趣味の欄を重視することも多くなりました。

さらに、SNSでの発信内容や、経歴、資格などから、
テーマに沿った方を検索。

最近は、ニッチなテーマの番組も増えてきたので、
その内容に興味を持ち合わせている方との仕事は、
お互いスムーズに進みます。

特に、芸人さんたちの、趣味の幅の広さには驚きますよね。
キャンプ芸人や、甲子園大好き芸人など、
ニッチな趣味をお持ちの方は、
You Tubeでの専門チャンネルでの活躍されていて、
〇〇芸人。として認識している人も多いのではないでしょうか。

専門性や趣味を愛して、極めて行くことが、
自分らしい仕事や、生活に直結していく時代になってきたんだなと、
わくわく半分、不安な気持ち半分です。

自分が探求したいものってなんだろう?

先述の、不安半分な気持ちとは、
いざ、自分が探求し始めた物事が、
「役に立つかどうか。」
という損得勘定のもと、自分が探求しだしていないだろうか?

なんていう不安になったりするんです。

専門性を言語化していなかったときは、
気楽に楽しんでいたことが、
専門性を探求する。
というお題目のもとに、いつの間にか損得勘定の行動になってやしないか?
探求して、のめりこめるのだろうか。

・・・なんて、考えだしたらきりがないのだけど。

とりあえず、
わたしは興味がある方向に、スコップを持って穴を掘り出しました。
というより、
もともと掘ってあった穴を、意識的に深く掘り出した。
というのが正解かもしれません。

ちなみに、深く掘り出した分野は、経済とお金。
もともと、ビジネス番組を長く担当していたというのもあり、
女性の目線から、経済とお金。
もっと探求してみたくなったんです。

掘り進む先に何があるのかはわからないけど、
来年はもっと新しい場所に行き着いていたらいいなと思いながら、
自分にしかできない仕事を作り出すために。



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