自己注射を乗り越える[トレーニング編]
体外受精の治療には、もれなく卵巣刺激や早発排卵防止のための自己注射がついてくる。血液検査やワクチン接種など注射をする機会は幼少期から度々訪れるが、世の中にはそれが「平気な人」と「苦手な人」に分かれると思う。
注射の記憶でよく覚えているのは、小学生の頃に学校で受けたワクチンの集団接種。当時同じクラスにA君という注射が大の苦手な男の子がいた。ワクチン接種の日になるとA君は保健室に並ぶ前からぐずりだし、注射器を持った先生の前に座るころには泣くわ叫ぶわの大騒ぎ。これはあくまでも噂だ