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あの技術は結局どうなった?『空飛ぶクルマ』編

AI技術・VR・メタバースなどなど、技術的な革新が取り上げられる中、
最も死ぬまでに見てみたいのは「空飛ぶクルマ」ではないだろうか。

今まで四輪で街中を走っていたものが、宙に舞い上がり、空の彼方に消えていく。ドラえもんが生まれた22世紀の世界が現実に。

どの場面を想像しても非現実的に思えてしまう。


思えばどんなSFも近未来を描く際は「空飛ぶクルマ」を登場させている。『Back to the Future』のような代表的な映画に限らず、他にも『Star wars』や『Blade Runner』などなど…多分挙げ出したらキリがない。

これらの映画はいずれも公開が70年代~80年代ごろ。
そうなると、この世にいる全人類が「空飛ぶクルマ」= 近未来と子供の頃に刷り込まれていると言っても過言ではない。


さて、本題に戻ろう。
昨今ニュースでは「空飛ぶクルマ」が試験運転、特別公開、特許取得…とニュースで度々話題になるが、

結局いつ実用化されるんじゃい!!!!!

というのがこのnoteのテーマである。


空飛ぶクルマに限らず、最近のテクノロジー系のニュースは期待だけ膨らませといて普及しないのオンパレードだと思っている。

リニアモーターカーなんてねぇ?僕が小さい時の図鑑に載ってたのにまだできていませんから… (第一、デザインがもう古いでしょ)


ってことで我々の世界をカッチョ良く変えてくれるであろうテクノロジーの課題や現状についてこのnoteに記していく。


大きなアップデートがあれば随時更新していきたいし、特に関心がある空飛ぶクルマを第一弾としてシリーズ化してく。


最近の「空飛ぶクルマ」ブームの発端は?

実現が困難なテクノロジーは往々にしてブームが何回も訪れる。
最たる例はAI市場で、1950年代の第一次ブームに始まり、昨今の動きは第三次ブームと呼ばれている。

空飛ぶクルマの場合、最近のブームはいつなのか?

火付け役となったのはUberが発表した1枚のホワイトペーパーと言われている。 ↓https://evtol.news/__media/PDFs/UberElevateWhitePaperOct2016.pdf

「もしも2時間のドライブが、15分になったら?」と誰もが憧れる未来のイントロに始まり、実現に向けた課題や車体のデザインまでも詳細に記載されています。

ただ皮肉なことに、契機となったUberはこの事業をJoby Aviationに売却することに…
いかに既存事業と両立しながら新規事業を育てるのが難しいかの学びになりますね。(詳しくは『両利きの経営』を参照されたし)

車というよりはドローン?空飛ぶ車の鍵となる「eVTOL」とは

空飛ぶ車を語る上で外せないのが「eVTOL」という用語。
eVTOLは「Electric Vertical Take-Off and Landing」の略で、日本語に直訳すると「電動垂直離着陸機」。

そう、「垂直」に飛ぶのである。

この点で、我々が想像している車よりもドローンやヘリコプターの方がイメージと近い。

見てわかる通り回転する部品であるローターがいくつも付いており、これらはマルチコプターと呼ばれる。

このプロペラの数が多いほど、風の影響をうけにくく、安定した飛行が可能になる といわれている。

そして機体の下の部分を見てもわかる通り、公道を走るための四輪が付いていない。

じゃあ、私たちが想像するクルマは実現しないのか…


否!!

スロバキアの企業が(限りなく私の理想に近い)空飛ぶクルマを開発していた。

さらに、先日の東京モーターショーでは有力候補のトヨタ、ホンダと共にスバルが空飛ぶクルマを披露!

機体については、「ボディデザインには、自動車メーカーとしての形を取り入れました。というのも、現在各社が開発している空飛ぶクルマや、軍用として扱われるグローバルホークやシーガーディアンなどの大型ドローンは、自動車メーカーが造るモノとはかけ離れてしまっています。そこで、スバルでは、自動車の形状を可能な限り残すというコンセプトで開発しました。

https://drone-journal.impress.co.jp/docs/event/1185603.html

まさに僕が感じていた違和感に応えるように開発をしてくれていた。

(それより極秘に開発ってカッコよすぎだろ、、、下町ロケットとかでしか聞いたことない)


最後に

本日はここまで!
次回は空飛ぶクルマの業界地図と実現を妨げる課題について解説していきます。お楽しみに〜




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