見出し画像

2023年にSNS上で注目された企業と採用広報まとめ【THINK for HR NEWS】

SNSデータ起点で企業の採用広報の戦略立案や実行などのサポートを行うNo Companyでは、「企業」や「社員」のことについて書かれた記事が、X(旧Twitter)・Facebook上でどれほど注目されているかを毎月調査しています。

今回のコンテンツは「2023年の1年間でSNS上で注目を集めていた企業・採用広報まとめ」として、エンゲージメント記事(※1)が多い企業やその企業の採用広報事例などを紹介していきます!

(※1)エンゲージメント
X(旧Twitter)・Facebookにおける「いいね」「リツイート」「シェア」「コメント」などの総アクション数。数が多いほど、多くのユーザーに、SNS上で言及されている・注目されていると定義しています。また、この数値はポジティブに語られているもの、ネガティブに語られているもの、両方を含んでいます。

調査概要

データ取得期間:2023年1月1日~2023年11月31日
No Company独自のSNSデータベース(※2)を用いて調査。
調査対象:採用・キャリア関連の発信を行っているメディア(※3)を含む100エンゲージメント以上(※4)の記事
調査方法:各記事のエンゲージメント量を企業ごとに合算して発表。

(※2)デジタル・SNS上のエンゲージメント(「いいね」や「コメント」などのアクション)データを定性、定量の両面で収集、分析可能。国内のWEBメディア、採用・キャリア関連メディア、SNS(Facebook , X)上の投稿データを“エンゲージメント視点” で分析

(※3)ワンキャリア、FastGrow、note、外資就活、エンカレッジ、就活応援ニュースゼミ、jobpicks、キャリアハック、キャリアパーク、IXキャリアコンパス、Forbes CAREER、日経ウーマンキャリア、タレントブック、ビジネスインサイダー、20’s type、Woman type、キャリタス就活、Techable等を含む採用関連メディア、日本経済新聞、Yahoo!ニュース等のメディア

(※4)エンゲージメント量の参考値
媒体力が高いとされているYahoo!ニュースの1コンテンツあたりの平均エンゲージメント数:約200エンゲージメント
採用領域においては、100エンゲージメントを目安に特筆すべき記事・文脈として抽出。

エンゲージメント記事が多い会社まとめ

調査期間の中で、100エンゲージメント以上を獲得した記事が3記事以上の企業は下記の14社となりました。

【10記事以上】

フォースタートアップス株式会社 (14記事:平均432ENG)
株式会社LayerX(14記事:平均170ENG)
カバー株式会社
 (10記事:平均3,167ENG)

【5記事以上】

株式会社ログラス
( 6記事:平均18,736ENG)

【4記事】

株式会社スイッチサイエンス(平均161ENG)
株式会社ワンキャリア( 平均126ENG)

【3記事】

株式会社オリィ研究所(平均957ENG)
合同会社エンジニアリングマネージメント(平均777ENG)
株式会社マネーフォワード(平均290ENG)
株式会社タイミー(平均267ENG)
株式会社ミラティブ(平均247ENG) 
SHE株式会社(平均218ENG)
株式会社ヤマップ(平均210ENG)
freee株式会社(平均141ENG)

TOP3社の採用広報事例と傾向をご紹介

フォースタートアップス株式会社

・「私には覚悟がある」 意志を持った仕事ができるようになったのは ”転職”という経験が教えてくれた すべては繋がっている | for Startups, Inc. (599ENG)

・社会人1年目のリスタート。後悔は微塵もない。もがいて苦しんだ先に得た自信 | 私がfor Startupsに入社した理由 (259ENG)

・大手からの挑戦。意識の変革を経て、市場に向き合い続ける黒子役 | 私がfor Startupsに入社した理由 (390ENG)

考察
「社員一人ひとり」にフォーカスした紹介記事を載せているのがfor Startupsの特徴です。for Startupsに入社を決めたきっかけや理由を原体験とあわせて紹介しています。社員さんそれぞれを深く掘り下げ、マインドや信念、働き方などを伝えることが、「for Startupsで働く人」「会社の色(雰囲気)」の解像度を上げることに繋がり、多くの注目を浴びたのではないでしょうか。

株式会社LayerX

・「挑戦を応援する」だったら挑戦しずらいけど、「NoじゃなきゃGo」があるから入社1ヶ月でも挑戦できた話(LayerX入社エントリー)|maro /ホンマカズシロ|note (172ENG)

・LayerXに新卒で働く価値〜実際に4年間働いてみて〜|Eisuke Tamoto|note (218ENG)

・LayerXは入社前からフィードバック文化が滲み出ていた|ピーナッツ安井 |Shunya Yasui|note (157ENG)

考察
note上で、会社のカルチャーを「人事」と「採用候補者・新入社員」の2つの視点から紹介しているのがLayerXの特徴です。前者では、LayerXが提供できる成長や裁量権、社員さん同士の関わり合いを会社の行動指針とあわせて紹介。後者では、LayerXの価値観や企業文化を選考過程や入社後どのような場面で感じたのかを、各々の個人アカウントで発信しています。
会社として大事にしているカルチャーが適切に採用候補者や新入社員にも浸透していることが、2軸のコンテンツから見て取れることが印象的です。自社のカルチャーを一方的に訴求するだけではなく、組織内の反応や採用候補者の声もあわせて訴求することで、より共感性を高められるのではないでしょうか。

カバー株式会社

・ゲームチェンジの匂いからグローバルビジネスは生まれる。カバーCEO谷郷元昭が語る事業家目線のバーチャル空間|就活サイト【ONE CAREER】 (4822ENG)

・カバー入社後の環境は? メタバース事業本部に直撃!|カバー株式会社 公式note|note (2654ENG)

・世界が愛するカルチャーをつくる人材を。カバー採用チームインタビュー|カバー株式会社 公式note|note (2094ENG)

考察
代表取締役や各部門の社員さんのインタビューなど社内を巻き込んだ採用広報を実施しているのが、カバーの特徴です。12もの本部がある中で、それぞれの部門で取り組んでいる業務の領域や働き方(働きがい)、チームの雰囲気を人事+各部門の複数の社員さんの会話を通して紹介されています。
オンライン上では採用候補者や学生に伝わりづらい「社内の雰囲気・空気感」がチーム単位で伝わってくることが、多くの共感に繋がっているのではないでしょうか。平均エンゲージメント数も3000ENGを上回る注目度となっており、「働く場所」としての認知・興味に課題を感じている採用担当者にとって、とても参考になる内容だと思います。

【おまけ】1月~12月で最もエンゲージメント数が多い記事5選

任天堂株式会社|Business Journal:3,214ENG(8月)
「任天堂、驚異の新入社員定着率『ほぼ100%』…なぜ社員が辞めないのか」

株式会社CHIMNEY TOWN|note:2,156ENG(11月)
「今期、インターン生採用をやめてみます」

株式会社ドズル|note:1,823ENG(4月)
「ドズル密着72時間~インターン生から見たドズル社とは~ :『株式会社ドズル』インターン生ちーたん<前編>」

株式会社スープストックトーキョー|Agenda note:1211ENG(8月)
「スープストックトーキョー取締役に工藤萌氏が就任、『離乳食炎上』対応に関わり転職を決意」

株式会社Wonder Camel|FastGrow:1,029ENG(2月)
「TAMからの逆算」だけが、社会課題解決じゃない──創業2期目で売上5億円・元BCGのWonder Camel和田が描く、“ゴールを定めない起業・経営術”

お知らせ

■弊社サービスに関するお問い合わせについて

No Companyは「THINK for HR調査」によるデジタル・SNSデータ分析と、顧客の採用課題や目的、施策状況等のヒアリングをもとに、独自の採用マーケティング戦略を立て、ターゲット人材に選ばれるためのコミュニケーション施策を実行します。戦略策定~施策実行・PDCAまで一気通貫で全体を俯瞰した視点を持ったパートナーとなり、採用プロジェクトに長く並走できることが特徴です。
事例インタビュー記事はこちらからご確認いただけます。

「THINK for HR調査」の詳細や採用マーケティングの具体的なソリューション・実績について知りたい方は、下記URLよりお気軽にお問い合わせ下さい!

https://to.no-company.co.jp/l/1017452/2023-02-28/fvy

この記事が参加している募集

採用の仕事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?