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「圧倒的な量の行動力」:51冊中ベストの本(2021年4月)‐蔵書2000冊超のボクの読書

2021年4月、まだ終わってませんが、ボクは51冊の本を読みました(聴く読書をしました)。読めずに途中挫折した本も何冊かはあります。ジャンルは、小説から実用書、健康系、自己啓発本までバラバラ。その中で、一番共感した、琴線に響いた書籍をご紹介します。

一番といいながら、実は2冊あります。全くジャンルが違いそうな2冊の本、表現方法は違いますが、著者の2名が大事にしている行動指針がほぼ同じでした。どんなことか想像してみて下さい。

ちなみに両書ともKindle Unlimited対象です。おそらく、今月だけ? 興味を持たれましたら、早めにお読になるのがいいと思います。



二人の著者に共通する点は?

「私の仕事術」の松本大さんは、ご存知の方も多いと思うのですが、マネックス証券の創業者/社長の方です。キャスターの大江麻理子さんの旦那さんでもあります。経歴の概要は、Wilipediaによると、

埼玉県浦和市出身。開成中学校・高等学校を経て、東京大学法学部卒業。ソロモン・ブラザーズ、ゴールドマン・サックスに勤務。債券トレード、デリバティブ取引などに従事したのち、マネックス証券を設立。マネックスの代表取締役や、マネックス・ビーンズ・ホールディングスおよびマネックス・ビーンズ証券の社長などを務めた。現在は、持ち株会社であるマネックスグループとその傘下のマネックス証券にて双方の代表取締役を務めており、あわせて社長および最高経営責任者を兼任する。また、東京証券取引所グループとその子会社の東京証券取引所の取締役も兼任している。なお、新生銀行やオリックス証券の取締役なども務めている。 

です。まー一言で言ってしまうと、エリート中のエリート。

一方「億を稼ぐ、積み上げ力」のマナブさんは、ブログ、Youtubeをはじめネットで影響力のある、いわゆる”インフレンサー”の方です。書籍の著者プロフィールには、

トップブロガー、アフィリエイター、YouTuber。
22歳の時、大学を1年休学し、フィリピンに留学。
大学卒業後、フィリピンのセブ島で就職するが、11か月で退職。フリーランスになる。その後、起業するも失敗に終わり、27歳の時、月収5万・貯金0に。どん底の状態からブログに心血を注ぎ、月収7桁を達成。
29歳には月収8桁を達成し、時間にもお金にもゆとりのある人生にシフト。
現在はバンコクを中心に南国でひきこもりつつ、ブログをはじめYouTube、Twitterなどで有益な情報を発信している。

と書かれています。

実業家とブロガー、全く共通点はなさそうです。でも、ちゃんと共通点はあるのです。

それは、お金持ちであるということ。自分の実力で短期間に金銭的成功を収められた方達です。

そんなお二人ですが、実施されているビジネスは異なれ、行動指針は同じでした。

共通の行動指針は?

正解は、「圧倒的な量の行動力」「継続力」です。

どちらかというと、松本大さんの著書の方が、行動指針として参考になる点は多かった印象です。マナブさんはまだお若いためか、淡々と自身の考えを語られるなかでも、理論よりも秘めた情熱、思いを感じられました。

ボクの読書メモから、「圧倒的な量の行動力」「継続力」をキーに、両書のポイントをピックアップしてみたいと思います。なお、ワンコの散歩をしながらの読書メモ部分もあるので、ボクの言葉になってしまっている点があります。予めご了承下さい。

まずは、「私の仕事術/松本大著」から。
(引用の最初の「」はの~ち注となります)

「圧倒的な量の行動力」
20分かけて調べ2秒で判断、その20分を短くすることによって多くの判断をすることができる。多くの判断をすることによってトライ&エラーを繰り返すことができる。それにより判断の確度が上がる。
「継続力」
いくら量をこなしたとしても、何の意味もない。そこで、「意味のある仕事」、出力を上げべきだ。そのために以下を意識する。
1. 正しい方向を見極める
ビジネスの世界では、どんなに些細な作業であっても、常に合目的であるかどうかが問われる
2. 自力をつける 
いつ絶好球が来ても、それを打ち返すことができるように、素振りを繰り返しておく
3. 回しきること
必要なときに最大限発揮できるようにする、仲間で助け合う、継続した安定出力を出す
「仕組み」
これらの継続する仕組みさえ揃っていれば、後は自分自身の力を磨いて頑張るだけです。継続すること、切磋琢磨することは、かならずしも楽なことでないかも知れません。それを苦しく感じさせないもの、さらには改善していく原動力となるのは好奇心です。最終的には好奇心が全てのカギだと思います。

「億を稼ぐ積み上げ力/マナブ著」

「圧倒的な量の行動力」
たくさん稼ぎたいなら、たくさん動くことです。
成功というのは、挑戦回数と成功率によって決まります。
数式で表すと、「成功=挑戦回数×成功率」です。この数式から、成功を重れたければ、挑戦回数か成功率を上げればよいことが分かります。
(中略)
成功率を高めるために、成功に必要な要因を精査し、成功率を高めていくというのは、効率がよくありません。
(中略)
では、何か合理的な行動なのか。それは、「挑戦回数を増やすこと」です。
「継続力」
僕はブログを「約1000日間」毎日更新しました。よく「スゴイですね」とか、「とても真似できません」と言われます。たしかに僕には継続力がありますが、それは別に、人並外れた才能を持っているとか、特別な技術を持っているということではありません。
実は、継続にはコツがあるのです。継続のコツは、いたってシンプル。
 ・朝起きたら、最初にやる
 ・終わるまで、他の事をしない
これだけです。
「継続力」
目標に向かって3年も継続すれば、ある程度の結果が出てきます。ところが、この3年の継続ができない人が、非常に多いのです。
「継続力」
Youtube「2年間は収入が0円でも、続けよう」と決めていました。
 ほとんどの人は、「え? 2年も無収入とか、無理でしょ」
と考えるでしょう。だからこそ、チャンスなのです。
 大半の人は、来月には収入になるような仕事をします。しかし本当に豊かになるためには、来月ではなく、来年の収入のために、今働く必要があるのです。
 大きな実を得たければ、種をまいた後、時間をかけて育てなければいけません。

圧倒的な量の行動力

マナブさんがいみじくも成功の数式を書いていました。
「成功=挑戦回数×成功率」です。

実は、これいろいろなことに当てはまります。ボクはこれよく使います。転職する際にも、片っ端からヘッドハンターに連絡をします。不動産の土地を探す際にも、片っ端から土地データを検索します。

こんなことを書いていて、気付いたのですが、何でもIT化されている時代となり、ITによる検索の優位性は薄れつつあります。AIや検索プログラムを開発してしまえば、誰でも簡単に検索できてしまうからです。

実際に、土地探しは、ほとんどの不動産屋も不動産投資家も、同じような条件で、同じようなサイトを検索しています。その中で競い合うためには、圧倒的な資金量や高速の検索技術がものをいいます。

そうなると、「圧倒的な量の行動力」が功を奏さなくなってしまいます。では、どうするか?

ITサイトがカバーできない領域を探します。

転職に関して言えば、中小企業に多いのですが、サイト掲載料を嫌がり、転職サイトに掲載しない会社もあります。また、ヘッドハンター十数社に求人依頼をしてみて気づくのですが、7-8割は同じでも、2-3割は特定のエージェントにしか情報が来ていない、なんていうのもザラにあります。

そう、IT全盛だと思われている現代においても、表に出ていない情報はちゃんとあります。量は少ないかもしれないのですが、それが自分にとって価値あるものであれば、そして、競合が見つけ出しにくいものであれば、積極的にそれを取りに行くべきです。

それを支えるのが「圧倒的な量の行動力」です。松本大さんが言われるように、「正しい方向を見極め」実施することは必要です。引用では取り上げませんでしたが、マナブさんも同様のことを書かれています。

いわゆる成功者は皆、「行動量」と「方向」はちゃんと意識して行っています。その点は、注意が必要です。

下記でも「努力するベクトルは意識する」と書きました。戦略や方向性を持たずに動きまくるのは愚かです。

圧倒的な量の行動力はラク

圧倒的な量の行動力を実施するのは、実はとてもラクです。

だって、他人を巻き込む必要なく、自分だけでやればいいのです。自分の中だけで自己完結できます。気を使う必要もないし。他力ではなく、自力。これほどコントロールをしやすいものはありません。

自分がやろうと思って、やればいいだけです。

意思が続かないのとかいろいろ言い訳が出てくるのは百も承知でいいます。しかし、他人説得するより、自分説得するほうがラクです。そして、圧倒的な量の行動力を継続すればいいだけなんで、シンプルです。

失敗もうまくいかないことも当然あります。でも、成功はあくまでも確率の問題と考えることができるので、効率的な方法で量をこなすだけです。

その間、なかなか成果が見えないかもしれません。しかし、マナブさんがYoutubeを始めたときのように、「2年間は収入が0円でもいい」ぐらいの覚悟があるといいのでしょうね。

その間の金銭的サポートをしてくれるのが、現在の仕事だったりします。またこのnoteを取り上げさせて下さい。ここでも関連することを触れていました。

次のビジネスの助走期間には、安定した一定収入を得られるビジネスとの並走が必要です。その発想こそが、現実的なポートフォリオワーカーの姿だと思います。

最後に

ボクは、「圧倒的な量の行動力」がとても好きです。理由は上に書いたように、自分で自分をコントロールできるからです。「努力」とか精神的な観点ではなく、説得のしやすさという「確率」の観点から行動力を捉えてみるといいと思います。他人を説得するより全然ラクで、手取り早くて、確実です。

一番効率がいいはずです。

念の為、Kindle Unlimitedのリンク貼っておきます。

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