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深みゆく秋・井伊谷にて(俳句&随筆)【2023年】

先日、10月中旬、浜松の井伊谷(イイノヤ)を再訪問しました。

・秋深み 金より重い 稲穂かな

今回は、「井伊谷城跡」のある山を登ってみました。
山頂までの道は、昆虫や小動物の楽園のようでした。至る所に蜘蛛神さまに見張られていました。

人間は、お邪魔させてもらっている気持ちで静かに歩いていかねばなりませんでした。
周囲の草むらからは、昼間でも秋虫たちの声が大きく聴こえてきました。

標高百十数メートルの、小高い山の頂上に到達すると、そこからは、周辺の山々や川、そして稲田や家並の景色を、はっきりと眺めることができました。
その地区全体を肉眼で見渡すにはちょうど良い高さと感じました。

お城があった頃は、敵が攻めてくるかを監視するにも重宝されただろうと推察されるのでした。

山頂からの景色に少し酔いしれた後、下山し、稲田の側まで行ってみました。
そこら辺りに広がっている田んぼの稲は、黄金色のように見えるほどに、十分に実っていました。
先月に訪問したときは、まだ葉色を残していたのですが。

少しづつ稲刈り🌾も始まっているようです。
実りの秋を実感できました。🙏😊

井伊谷川の側にある稲田


【了】



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