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聞き方に学ぶ

通っているリハビリの理学療法士さんとの会話で、最初は症状についてやリハビリ内容の説明等の会話から始まったのですが、当然会話に間が生まれる。なので、向こうはこちらの素性を聞いてくる。美容院みたいなもんだなと思いながら、仕事の話などをしながら楽しく会話していたら、ある間合いのときにこんな質問が。

「今、どなたとお住まいなんですか?」

あまり聞かれたことのない質問で、一瞬、んん??となったものの、夫と子ども2人ですと答えた。答えてから、はっっ!と気づいたのが、今の質問で結婚しているかどうか、子供がいるかどうかなど、その人を知るためのいろんな聞きにくいことが一度に片付いているではないか!
確かにどんな年齢の人でも誰と暮らしているかでだいたいのことがわかる上、人によっては誤解を生まぬよう自ら説明をする人もいるだろう。これは理学療法士マニュアルなのか、それともこのお兄さんが見つけた技なのか。そこに感心していたのでその後の質問は若干うわの空だったものの、お兄さんはこれから続くリハビリを考えると最初にある程度の情報を聞き出して、いい感じの会話ができるよう探っているのが伝わってくる。お気遣い、ありがとうございます。

ただ、こうしてウサツキが個人情報を話している間、この間までのウサツキのように首を牽引されているおじさん2人が、することもなくボーっと施術を受けてるベッドの近くにいるわけで。ウサツキは知っている。嫌でも目に入るし聞こえてくる。なんなら、ウサツキはガン見していた笑

お兄さん…、なんか恥ずかしいからプライベートな会話は極力なくていいです…。

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