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パキスタンの玉ねぎ

パキスタン料理に欠かせない玉ねぎ、もちろん世界中の台所に欠かせない食材である玉ねぎは、世界貿易において重要な役割を果たしています。パキスタンの玉ねぎ生産量は世界第5位で、毎年200万トン近くを生産しています。今回はパキスタンの玉ねぎについて記事を書きます。

パキスタンの玉ねぎ

玉ねぎはパキスタンで収穫される最大の作物のひとつであり、国内市場と国際市場の両方で非常に高い需要があります。パキスタンの玉ねぎの主な輸出先は、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、カタールなど中東の近隣諸国、それからスリランカ、マレーシアです。

玉ねぎの収穫

パキスタンはさまざまな玉ねぎの品種を生産しています。主な生産地は、シンド州、バローチスターン州、パンジャーブ州です。パキスタンの玉ねぎは品種に応じて、白色から深い赤色、茶色までさまざまな色を呈しており、パキスタン料理の深みのある美味しさを作り出します。

八百屋さん

赤玉ねぎ:この品種は深い赤色としっかりとした風味が特徴です。赤玉ねぎは、その辛味で広く人気があり、多くの南アジア料理の定番の食材です。ソテーすると黄金色になり、甘みが増します。

赤玉ねぎ

白玉ねぎ:この品種はマイルドな風味とシャキシャキした食感で知られています。 サラダや、玉ねぎのほのかな風味が求められる料理によく使われます。

白玉ねぎ

パキスタンは玉ねぎの重要な輸出国である一方で、玉ねぎの輸入国でもあります。インドは堅調な玉ねぎ市場を持つ隣国であり、パキスタンにとって玉ねぎの重要な貿易相手国となっています。パキスタンの玉ねぎの主な輸入元は、アフガニスタン、イラン、インドです。

色々な玉ねぎ

パキスタンの玉ねぎは強くて刺激的な風味があり、パキスタン料理の大胆な味をより一層引き立てます。玉ねぎはパキスタン料理には欠かせません。カレーのグレイビーはもちろんのこと、スープ、玉ねぎの天ぷら、玉ねぎのサラダ、付け合わせのフライドオニオンなど多種多様な食べられ方があります。

玉ねぎのパコラ(天ぷら)
玉ねぎのサラダ
フライドオニオン

玉ねぎは、疲労回復、鎮静、不眠症改善、食欲増進、便秘予防、動脈硬化予防などさまざまな効用があるとされます。血行を良くして身体を温める働きも期待できます。また、玉ねぎを毎日食べることは、現代社会の健康生活に欠かせない効果があり、血糖値を下げ、糖尿病の予防になると言われています。