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世界で注目される不老研究ビジネス

もはや、人類は不老の時代を迎えるのかもしれない。不死は難しくても、不老の時代が迫っている。これはいくつもの研究により、人間が老化をせず死ぬまで若い状態を維持できる可能性が高まってきているのだ。非臨床試験では、すでにマウスが若返りできることが証明されており、現在老化治療薬の臨床試験が世界中で行われている。早ければ10年以内に若返りができる未来が実現できる可能性がある。そんな中、世界の有名な投資家はこの不老ビジネスに多額の資金を投入している。それに伴って優秀な人材も老化治療という分野に進出するようになっている。

ジェフ・ベゾス

Amazonの創業者であり、世界で最も稼ぐ男、ジェフベゾスはアルトス・ラボに出資をしたと2021年に報じられている。アルトス・ラボは2021年に設立されたベンチャー企業で、生物学的なリプログラミング技術、つまり不老を研究している。豊富な資金力を手にし、著名人とのつながりも強いアルトス・ラボは不老研究に全力で取り組んでおり、投資家の熱い視線が送られている。

Google

Google社とアメリカの製薬会社であるアッヴィは共同で2016年にカリコと呼ばれる、不老不死研究施設を建てた。その投資総額はなんと15億ドルというもので、当時の世界を驚かせた。研究の内容はすべて非公表であり、どんな状況にあるのかもわからないが、研究者を集めて、日々実験を行っているという。もしかしたらある日突然衝撃的な新薬を発表するのかもしれない。

ザッカーバーグ

facebookのザッカーバーグ氏も上記の企業と同じく多額の資金を不老研究に投資しているという。この流れはアメリカで特に顕著で、IT業界の大手企業の創業者たちは、ほとんどが大学や創薬ベンチャーに多額の資金提供をしているのだ。莫大な資金を得た研究機関は研究に集中することができ、研究に必要な費用も気にすることがなくなったという。

ピーター・ティール

伝説の起業家にして投資家と呼ばれる彼はおそらく最も成功を収めた投資家の一人。彼は死に対して戦うと宣言しており、簡単にあきらめるべきではないと主張する。彼の狙いは不老不死かもしれない。資産が22億ドルにのぼると言われるティールはシリコンバレーの王侯貴族で、エリートが居並ぶこの世界でも傑出した存在。さまざまなベンチャーキャピタルファンドと非営利のティール財団を通して、「不死プロジェクト」に巨額の資金をつぎ込んでいる。

11歳の神童

ベルギーのオーステンデ出身のローラン・シモンズさんは11歳でアントワープ大学にて物理学の学士号を取得し、卒業を果たした。彼は85%という驚異的な成績で卒業したこと。しかも通常、学士号課程には3年が必要なところ、彼ははわずか1年で修了したのだ。ローランさんが物理学の道に進んだのは、なんと「不死」を実現するためだという。特に関心があるのが人工臓器で身体のできるだけ多くの部分を、人工臓器で置き換えられるようにすることを夢見ている。




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