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[HRパートナーが教える] カジュアル面談虎の巻!

突然ですが、カジュアル面談に対してこんな所感をお待ちの方はいらっしゃいませんか?

・実施するのが一般的だから何となく行っているけど、
 正直何を話せば良いかわからない…
・実施しているものの、求職者様の意向がUPせず選考に進んでくれない…

今回はそんなカジュアル面談の悩みをお持ちの方に向けて、カジュアル面談の極意をお伝えしたいと思います。

それでは早速説明いたします!

1. カジュアル面談実施の前に覚えておくべきこと

 1-1. カジュアル面談の歴史

「カジュアル面談」はいつ頃からトレンドになったのでしょうか。きっかけは2016年ごろWantedlyでの採用活動が台頭してきたタイミングに遡ります。
本格的に選考に入る前に、求職者様と企業様の相互理解の場として「カジュアル」に話す機会をつくることが中途採用のスタンダードとなりました。

一般的なカジュアル面談の定義

 1-2. カジュアル面談の重要性

当たり前ですが、カジュアル面談は「選考に進んでいただくための第一歩」です。カジュアル面談から1次選考までの遷移を考えると下の図のようにいくつもの分岐があります。

カジュアル面談でうまく自社のことを語ることができた上で、やっと「選考」に進んでいただけますね。

少し話は変わりますが、「1名入社決定するために必要なカジュアル面談数」の平均は32件(個人調べ)です。「多いな」と思われるかもしれませんが、下記の歩留まりをご覧いただけるとご納得いただけるかと思います。

1名入社決定するための歩留まり

🙆‍♀️ 32件よりも少ない数で採用できているな!
🙅‍♂️ もっと多くのカジュアル面談数をこなしているけど採用決定しないな・・

みなさんの企業の数値は上の図と比べていかがでしょうか?

仮に上記の歩留まりよりも高い遷移率だとしても、カジュアル面談をより良い場とし、1次選考への遷移率を高くしたいですよね。

※今回はカジュアル面談にフォーカスしています。そのため1次面接以降の歩留まりについては言及いたしませんのでご了承くださいませ。

 1-3. カジュアル面談のゴール

カジュアル面談のゴールは、「1次選考に進んでいただくこと」です。

ただ、何が何でも1次選考に進めなきゃ!・・と身構える必要はありません。あくまでもカジュアル面談は「相互理解の場」ですので、下記全てがゴールとなります。

・双方がマッチするのかどうか
・次回選考希望をいただく
・貴社のファンになってもらう

2. 事前準備

それではカジュアル面談を実施する「前」の事前準備についてお話しをしていきます。カジュアル面談に "何を話すか" ももちろん重要ですが、同じくらい事前準備も重要だとご認識ください。

 2-1. やるべきこと

下記はマストでやるべきことであるとご認識ください。

特に一番上の「カジュアル面談を志望しているか?」を確認することは重要です。これは実施されていない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もしかしたら求職者様はカジュアル面談前までに御社について調べていただき、御社へのご意向そして転職意欲が、高くなっているかもしれません。そのため事前準備ではもちろん、当日にも求職者様にヒアリングすることをおすすめします。

 2-2. カジュアル面談の担当者

カジュアル面談の担当アサインは熟考できておりますでしょうか?

人事や採用担当、代表が行っているケース。年齢や年次、バックグラウンドが近しい方をアサインするケース。様々あると思います。

カジュアル面談=「100% 惹きつけの場」である
と考えています。
※ このブログの中で1番お伝えしたいことと言っても過言ではありません。

自社のメンバーを想像してみてください。性格などから想像し、下図のどのタイプにカテゴライズできますでしょうか?

面談 / 面接におけるタイプ

上図のタイプを4象限にプロットすると… ↓

左上が「惹きつけ」=カジュアル面談に適したタイプです。

より詳しい内容は下記ブログにございますので、ご覧ください。

こう考えるとカジュアル面談において、考えるべきことはまだまだありますよね。次の章で「カジュアル面談」の内容についてみていきましょう。

3. カジュアル面談の内容設計

上記の流れでお話ししていただくことを推奨しています。全てお伝えしたいところですが、重要ポイントのみ抽出して記載していきます。

重要ポイント (1) 〜導入〜
重要であるものの案外見落とされやすいのが、「導入」の部分です。
 - スカウトをお送りした理由
 - スカウトに返信いただいた理由
是非忘れずにヒアリングしてみてください。ここで伺った内容を元に、どこを重点的に話していくべきか判断するのが好ましいです。

重要ポイント (2) 〜質疑応答〜
カジュアル面談において、質疑応答は非常に重要な場面です。なぜならば、質疑応答は、「惹きつけ」するための大チャンスだからです。求職者様からの質問は、求職者様の「興味 / 関心」が強いポイントです。そのため、自社説明を一方的にする内容より、質疑応答の時間のほうが求職者様を惹きつけしやすい傾向があります。

具体例を見ていきましょう。求職者様から「仕事内容を教えてください」と聞かれた時の回答として2つ事例を見比べてみましょう。

◆A社の回答
セールスですよ。
マーケがリード獲得するので、そのセールスを期待しています。

◆B社の回答
フィールドセールスをお任せしたいです。
現状、FSが3名、ISが2名、CSが3名在籍しているのですが、
FSでエンタープライズ向けの知見が弱く、その部分を全面的に
お任せしたいと思っています。また、当社製品は大手企業様の導入実績が多いので、提案しやすいかと。また、営業企画的なこともできれば携わっていただきたいです。現状、仕組みが整っておらずでして、提案資料の
刷新もしたいですね。
当社メンバーでマネージャークラスが1名しかおりませんので、
1on1ミーティングなどフォローアップもお願いできたら最高
です。

極端な例でしたが、A社の例のように質問に対して単純に質問に回答するだけではうまく魅力を伝えられません。前述した通り、質問する=求職者の方が興味を持っている内容であるため、いかにこのタイミングでぐっと惹きつけるかが重要です。

重要ポイント (3) 〜マッチしない人物像を伝える〜
改めてお伝えしますが、カジュアル面談は「相互理解の場」です。企業の良いところばかりを伝えるのは本質的ではありません。カジュアル面談時に自社で大事にしている価値感をお伝えし、こんな考えの方はマッチしないということをしっかりすり合わせると良いと思います。

カジュアル面談後の求職者様の反応によって、変えるべきアクションに関しては下記ブログでご紹介しています。

次の章では、話す際のテクニックについてお伝えしていきます。
ここからは上級編になります。

4. 魅力的に話すテクニック

魅力的に企業情報を伝える際に、こんなことで困っていませんか?

😞「自社の魅力はあるけれど、正直マンネリ化してるな…」
😭「これはどの会社でも言える魅力だな…」
🤔「会社の魅力を網羅的に伝えられているのかな」

これらの悩みを解決するために、魅力の「発掘」「言語化」「整理」することが大切です。

 4-1. 企業の魅力を伝える〜採用ブランディング〜

 4-2. 職種の魅力を伝える〜TIM〜

 4-3. 会社を魅力的に表現するテクニック10選

最後に

皆様、最後までご覧いただきありがとうございます。
今回はカジュアル面談の虎の巻として、準備や内容を詳しくお伝えしてきました。
カジュアル面談は「100% 惹きつけの場」だということだけでも覚えていただけますと嬉しいです!
また、採用担当者様だけではなくカジュアル面談を実施する方みなさんにもご理解いただければ、選考への歩留まりがより良い数値に変化するのではないでしょうか?
是非実践してみてください!


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