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福音の手紙⑩「祈るとなぜいやされるのか」

※「福音の手紙」は私がキリストを信じた後、最初に分かち合ってもらったメッセージです。信仰の足あととして書くことにしました。バックナンバーはこちらです↓

"そこで、イエスはみことばをもって霊どもを追い出し、また病気の人々をみないやされた。
これは、預言者イザヤを通して言われた事が成就するためであった。「彼が私たちのわずらいを身に引き受け、私たちの病を背負った。」"
マタイの福音書 8章16~17節

キリストを知らない人でも祈り、病が癒されることがあります。

イエス様とその弟子も、病める人々のために祈りました。そして人々が神を信じ、いやされていきました。

救われた人の祈りといやしは、何が異なるのでしょうか。共に確かめていければと思います。

1.聖書にはいやしの約束があります。

"しかし、彼は、私たちのそむきの罪のために刺し通され、私たちの咎のために砕かれた。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、彼の打ち傷によって、私たちはいやされた。"
イザヤ書 53章5節

聖書には、やがて来られるキリストがいやしの働きをする事が複数回、預言されています。

実際にイエスがキリストとして来られ、これまで見てきたように[真の王・預言者・大祭司]の働きをされました。

"イエスは、酸いぶどう酒を受けられると、「完了した」と言われた。そして、頭をたれて、霊をお渡しになった。"
ヨハネの福音書 19章30節

十字架の上で「完了した」と言われたイエス様。そこで終わったのが[悪魔(サタン)・罪・地獄]の問題です。

キリストのいやしは、この事が根底にあります。ただ奇跡が起こり、病が治ることではない大きな御業(みわざ)なのです。

2.まず、病の原因を、診断しなければなりません。

"このような者をサタンに引き渡したのです。それは彼の肉が滅ぼされるためですが、それによって彼の霊が主の日に救われるためです。"
コリント人への手紙 第一 5章5節

人の病には原因があります。まず、過労や老化、それから例えば薄着で風邪を引いた、などのような場合。

これは、人の創造の原理によるものです。一方で、聖書だけが明らかにしている罪から来る病があります。

人の根本は神様に背いています(原罪)。キリストを信じる事で原罪は赦されますが、神様に背く性質は残っています。
(エペソ4:27)

"それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。あなたの神、主であるわたしは、ねたむ神、わたしを憎む者には、父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、"
出エジプト記 20章5節

神様を礼拝するために創られた人が、違うものを称え、拝んでしまうと(偶像崇拝)その魂、心、身体にゆがみが生じます。

聖書ではそのような生活の中にいる人間が、サタンの手下である悪霊につかれている事が多数記録されています。
(マルコ5:3-15、9:17)

深刻なのは、たとえそれが自分の咎(とが)でなくとも、その先祖・家系の偶像崇拝が自分にも影響するということです。

"また、その啓示があまりにもすばらしいからです。そのために私は、高ぶることのないようにと、肉体に一つのとげを与えられました。それは私が高ぶることのないように、私を打つための、サタンの使いです。"
コリント人への手紙 第二 12章7節

また一方で、神様のご計画による病というものがあります。

特別に大きな恵みを受けた弟子パウロは、ごう慢(不信仰)にならないため、神様が許された病が常にあったと書かれています。

パウロには病こそが神との関係のため、最適な状態でした。私たちも祈りで、いやし以前に神様の御心を尋ねる事が大事です。

3.間違った治療法はもっと悪い結果を招きます。

"また、もしわたしがベルゼブルによって悪霊どもを追い出しているのなら、あなたがたの子らはだれによって追い出すのですか。だから、あなたがたの子らが、あなたがたをさばく人となるのです。"
マタイの福音書 12章27節

医学は否定するものでなく、重要です。しかし霊的な事が根本に影響する病には、キリストによる根本のいやしが必要です。

スピリチュアル系など、キリストではないが霊的な治療もあります。一時的に良くなる可能性も確かにあります。

ただ、人の創造の原理からすると恐ろしいことです。神様との関係回復、その中でいやされる事が神様の望みです。
(マタイ12:44-45)

4.正しいいやしの順序を知らなければなりません。

"愛する者よ。あなたが、たましいに幸いを得ているようにすべての点でも幸いを得、また健康であるように祈ります。"
ヨハネの手紙 第三 1章2節

まず私たちは「たましい」からいやされることが大事です。

表面的な病状の有無に関わらず、私たちは原罪によって根本的な部分が病んだ状態で生まれてくるからです。

神様は私たちに、本来あるべき人のすがたの回復を望んでおられます。
(創世記1:27)

"強い人の家に入って家財を奪い取ろうとするなら、まずその人を縛ってしまわないで、どうしてそのようなことができましょうか。そのようにして初めて、その家を略奪することもできるのです。"
マタイの福音書 12章29節

医学も神様の計画と許しの中で出来たものなので当然重要です。しかし、まず人の根本部分のいやしが必要です。

例えば、ある人の父親がDVを振るっていたとします。そのため心に病があり、身体に傷があったとしたらどうでしょうか。

私たちの父親は悪魔でした。まず悪魔から離れ、まことの父である神様との関係を回復していく事が、聖書的ないやしです。
(ヨハネ8:44)

5.いやしの後も重要です。

"あなたがたのうちに苦しんでいる人がいますか。その人は祈りなさい。喜んでいる人がいますか。その人は賛美しなさい。"
ヤコブの手紙 5章13節

神様の目的は全世界にキリストが述べ伝えられることです。弟子による病のいやしを通して、福音が伝わっていきます。

神様の時刻表が来るまで続く病もあります。地上の生涯の間、自他の病との付き合いが常にあります。

祈りの中で生き、神様の秩序と計画を味わい、治療を超えたまことのいやしを発見しともに味わっていけたらと思います。

ここまで読んでくれた方へ

全10回の「福音の手紙」読んでいただいたことに感謝します。

途中から読まれている方がいたら、ぜひ未読の回も読んでいただきたいです。

また「はじめに読んでほしいメッセージ」では1番大事な「福音」を伝えています。未読の方はこちらも読んでください✨

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