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ドラム×馬術=?

いきなり結論から言うと、馬術で得たスキルがドラムに転用できたケースが非常に多い、です。


どうも、元馬乗り系ドラマーのナカジマです。
改めて説明すると、僕は小4から大2の春先くらいの約11年間の馬術(乗馬)歴があるんです。
基本的に障害飛越専門、というか障害以外やっていなかったんですけどね。

今回はドラム演奏力を高めていく上で、役に立った馬乗りスキルを3つにまとめてみました。それでは↓🏃‍♂️




・騎座

何やそれと言いたい気持ちはわかります。
ここでは騎座=椅子の座り方の1つの方法と考えてもらって大丈夫です。

馬術用語ですね。↓

椅子に座ることを騎座と表現しているところにもちゃんと理由があります。
個人的に”座り”は背もたれに体重を預けるなどしてリラックスしている状態。
”騎座”は外部依存せずに自分で良い姿勢を保って座っている状態という意識。

ドラムにおいてもこの騎座の考え方は非常に効果的なんです。

特に”騎座”で椅子に座る時に意識するべきポイントは、坐骨で座ることです。
尾骶骨じゃなくて”坐骨”、ね。

坐骨の位置の見つけ方
→尻を後ろに突き出しながら尻触ると、脂肪の下に硬い丸っこいものが見つかるはず。それが坐骨です。

なぜ座り方を意識しないといけないかと言うと、基本的にドラマーは尻(座面)だけで自分の全体重を支える必要があるわけです。

それが出来ないと、キックを踏む度に体がぐらつくことになります。
演奏中ずっと体が不安定でぐらついていたら、めちゃくちゃやりづらくないですか?
ましてやそんな状態でツインペダルを操るなんて夢のまた夢。

坐骨で座って”両足を浮かせられる”ポイントを見つけましょう。


過去に書いたこちらのnoteも一緒に是非。↓



・姿勢

良い姿勢は坐骨で座れないと実現不可能。
姿勢の入れ替えの円滑さは坐骨で座れないと難しい。

可能な限り演奏中は特別な奏法をしない限り、良い姿勢を継続させることが大事だと思っています。

”良い姿勢”と言っても特別なものではなく、肩首周りの力を緩めて、脳天から糸で吊るされているイメージで背筋を伸ばして座る、という意識で大丈夫です。


姿勢を良くすべき理由は2点。
・悪い姿勢で継続するとそれ特有の変な癖が身についてしまうから
・体の節々にダメージが蓄積されて怪我に繋がる可能性が上がるから

”良い姿勢”と言われているくらいだから、ちゃんとそれ相応の理由が存在するんですよ。


・鞭打(べんだ)

これは別に馬乗りスキルってわけではないか…笑
馬に乗る上で鞭を使う機会は往々にしてやってきます。
たまに人に対して使ってミミズ腫れになったりもしましたが。

要は、鞭のようなしなるショットを人間の体で応用してドラムプレイに取り入れようってことです。
これが出来るとほとんどスティックを握らずとも爆音を鳴らせる&機材消耗を遅らせる(機材に優しい)ショットが出来るようになります。

まぁ刃牙でも鞭打はピクルが悶絶するくらいの技ですからね。そりゃ最強よ。


鞭打をする際のポイントは、肩から上げて肩から落とすこと。肘先だけで動かしませんよってことです。

もちろんテンポが上がれば大振りでは間に合わなくなってくるのでそれに応じて振り幅は小さくなりますが、大元の考え方は変わりません。

肩からの動作で腕全体を波打たせる。
この意識で僕は約半年間スティック1本も折らなくなりました

※折らなくても”消耗”はもちろんするのでそこは勘違いのなきよう。




今回は以上!
まさか過去馬に乗っていた経験がこんなところで繋がるなんて思ってもいませんでしたね😹。
おかげさまでインプット、アウトプットが円滑に出来ました。

それではまた👋。

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