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敵は、”満腹中枢”にあり。

人間が”美味い”と感じるものは、もれなく体に悪いものが多い。美味いから食いたい。でも食べ過ぎると体を壊し、最悪失明したり切断したり、一生投薬生活する羽目になる。


なんだよそれ、欠陥じゃないか。

と憤慨しそうな皆さん、こんにちは。でもこれは仕方のないこと。


人間が特に欲するものと言えば糖質と脂質。悪魔的ですね。現代において、人によっては忌み嫌う存在となっているこの2つ。なぜ異常なほどに”美味い”と感じてしまうのか。

原始時代に遡ると、人類は常に飢餓と隣り合わせで食糧確保に必死でした。ということは、1回の食事でなるべく体内にエネルギーを蓄えておく必要がある。そのエネルギー源として都合が良かったのが糖質と脂質。つまりこの2種類の栄養素は、自分たちが存続していくためにも積極的に摂取していきたい。だから、摂取すると脳から快楽物質が放出されて”美味い”と感じるわけです。

糖質は瞬発的な、脂質は持続的なガソリンの役割を担っています。糖質なら筋肉や肝臓にグリコーゲンとして、脂質なら内臓脂肪や皮下脂肪として貯蔵されていきます。

以上を踏まえると、生活習慣病と呼ばれるある種の”贅沢病”が現代に横行するのも納得ですよね。

人間、血糖値を上げるホルモンは成長ホルモン、副腎皮質ホルモン(コルチゾール・アルドステロン)、副腎髄質ホルモン(カテコールアミン)、甲状腺ホルモン、グルカゴン、ソマトスタチンなど複数存在しますが、血糖値を下げるホルモンはインスリン”しか”ないんですよ?祖先は血糖値を下げる優先度は低かったですからね。次の食事がいつになるかわからなかったので。


血糖値を下げるホルモンはインスリンしかない。

そりゃあ糖尿患者も出てくるわ。副腎疲労待ったなし。


まぁ人体という国家では、脳さんによる独裁体制が敷かれているから抗うのも難しいんですけどね。もっと民主的になってくれ。




・・・で、ここから本題を書き始めます()。


脱線が酷いですね今回は。脱線だけで790文字ですって。原稿用紙約2枚分・・・笑

はい、気を取り直して参りましょう。


今回タイトルに取り上げた満腹中枢。ポイントはこれをいかに制御できるかといったところ。

当たり前なことなんですが、たくさん食べた後ってえげつない眠気が襲ってくるじゃないですか。この眠気のせいで、ここ最近はやりたいことに全然集中することができない日々が多発してしまっていました。早急に状況を改善する必要があると考えた結果、答えは非常に安産。


食事を分割して取ればいいじゃない。


筋トレ全盛期に実施していたこの食事法に回帰したわけです。

そもそもなぜ筋トレ全盛期に分割食事法を実施していたかというと、↓
・脂肪に回される栄養素を削減するため
・筋肥大の効率を上げるため
・血糖値を安定化させて空腹感を軽減させるため

といった理由から。1回の食事で腹5,6分くらいの量。


結果としてこのやり方が効果覿面。

分割食事法を実施する上での最重要事項は、食欲を完全に満たさないこと。ハングリー精神に便乗するみたいなイメージ。血糖値の急激な変化を均すことで集中できる状態を長く維持するって感じの方がより的確な表現かな。いやね、思っているよりハングリー精神、”満たされない”状態って馬鹿にできないんよ。

注意点としては、過度な食事制限はもちろんNGです。ただのエネルギー不足でむしろ生産性落ちます。満たさなきゃいいってわけでもないですからね?




いかがでしたか?分割食事法。集中力の制御だけでなく、ダイエットや体型の維持にも貢献できるので是非実践してみてください。

ぶっちゃけ眠気問題は、探せば他の原因もたくさん該当するとは思います。睡眠の質とかね?

でも眠気以前に、満腹状態によるやる気の低下の凄まじさを痛感できたのはいい収穫だったのかもしれないですね。気合いで解決できる状態ですらなかったので。笑

さて、noteも書き終わったことですし、僕はご飯を食べて次に備えます。
米100g、鶏胸肉130g、納豆1パック、キムチ70g、全卵2個。

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