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悔しさじゃなく、楽しさを忘れずにいきたい

ここ最近、僕個人的な行動の原動力は主に「悔しい」というある種のネガティブな負の感情であることが多かったです。今でもそう。年が1個しか変わらないのに相手は自分より20歩先のステージにいる。なぜここまで差が開いているのか。

そんな動かし方をしていたらここ最近、いよいよ本格的にドラムに対する、バンドに対する熱量を保てなくなってしまっていました。そうなるのももはや必然。だってずっと劣等感を抱き続けているようなもんだから、そりゃあ辞めたくなるでしょうよ。

そんな精神状態で先週の水曜日、個人練習をしにスタジオへ。いつも通りセッティングしてチューニングして。準備が終わり、自分のスネアを1発鳴らす。そこであることを思う。


「俺めちゃくちゃいい音鳴らせるじゃん」


そのままセット全体で簡単なビート、フィルを叩く。次にはこう思う。


「俺チューニング上手くなったなぁ」
「一瞬触れただけでここまでシンバルは大きい音出るんだ」
「(波形見ながら)16分の感覚が前とは比べ物にならんくらい身についたなぁ」


この日のスタジオで、継続していく上で大事な「楽しい」って感覚を思い出すことができました

やっぱり基礎練習みたいな地味なことって、”蓄積量”が相当影響するものだと思うんですよね。だからなるべく毎日触って感覚を磨き続ける必要があるわけです。チューニングだってそう。「いい音が出せる」ようになるだけで説得力は段違いになる

でも基礎練自体は地味なこと、単調なことの繰り返しだし、なんなら成長が実感しづらいってところが結構メンタルにくるんですわ。成長が実感しづらいから現在のやり方で合っているのかもわからなくなってくるし、やればやるほど欠点や粗が浮き彫りになってくる。まじでゲシュタルト崩壊するし、己との徹底抗戦。”練習”ってより”修行”なんだな、もはや

そんな状態の最中で、先述したような「小さな進歩」を発見できたことは、非常に大きな収穫になりましたね。前進が確認できた。




この「楽しさ」に気づけたことで、いかに以前までの自分が”無駄に”ストイックだったのかを痛感しました。0か100かでホントバランス悪いんだよなぁ。笑 そら楽しんで打ち込める人の方が強いに決まってる。あとメリハリね。毎日考え込んでるからメンタルも休まらない。ここもバランス悪いんさ。

「悔しさ」と時々の「楽しさ」と上手く折り合いつけながらまた走り出していこうと思います。


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