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君がやっているのは”馬術”じゃなく”乗馬”だ

今回タイトルになっている言葉は、学生時代に教わっていた馬術の師匠から言われたものです。

これ言われた時結構しんどかったなぁ。

何がしんどかったかと言うと、自分の中ではちゃんと”馬術”をやっていると思って向き合っていたのに、師匠からは所詮”乗馬”レベルの解像度にしか到達していなかったということ。
自分の技量が想像を遥かに下回っていることをはっきり認識させられた出来事でした。


そんなことよりサムネ誰だよ。

それのせいで話が入ってこないこんにちは。サムネは高3の時の筆者本人です。

サムネ思い出話をすると、この日は僕とポッキー(人参)ゲームしている馬が他の乗馬クラブに移動してしまう最終日でした。名前は「マイネルゴーシュ」。
時期は6月あたり、受験シーズンへ突入するにあたってしばらく馬には乗っていませんでしたが、旅立ちの情報を聞いて「この日は何としてでも見送ってやるんだ」と勉強放って顔を合わせに向かいました。

この子は僕の馬乗り人生において、初めて「試合で優勝」という貴重な体験をさせてくれた大切な相棒です。

実はこの時、受験シーズンに加えて骨折もしていたんですが

大切な相棒と別れに骨折なんぞ関係あるか。

と言って気合いで向かって見送ってきました。




話を戻して…

タイトルの言葉を言われた時、ネガティブな意味で心を大きく揺さぶられたことを鮮明に覚えています。人格を全面否定された感覚というか。

タイトルをより噛み砕いて説明すると、

”サッカー”?蹴鞠”とか”玉転がし”じゃなくて?

みたいなニュアンスです。
その程度でよく”馬術”なんて名乗れたなと。

いかがでしょう。この言葉の辛辣さと言われた時の感情が伝わりましたか?


辛辣な一方で、この言葉のいい転用先があります。

・趣味を仕事にしたい
・個人事業を大きくしたい
・芸能活動で成功したい

こういった所謂エンタメ系、ベンチャー系の道に進もうとしている人にとって、いい原動力になるのではないかなと考えています。
気分が弛んできた時に「イラストレーター?落書きじゃなくて?」と言い聞かせるみたいな。

現に僕もそうやって気合いを入れる時も全然あります。果たしてこのやり方が合っているのかは分かりませんが。




書きながら頭の中が整理されてきたんですが、この言葉の真意って

その道を究めることの難しさを教えてくれた師匠なりの優しさだったりする?

深読みかなぁ。でもこの言葉のおかげで学生時代より慢心することが相当減り、より慎ましく向き合えるようになったのは確か。

ドラム?音色?リズム?
”騒音”にしか聞こえませんが???


うーん、辛辣。

これからも「君がやっているのは”馬術”じゃなく”乗馬”だ」の言葉を刻みながら日々努めて参ります。

浮き足立ちを徹底的に撃ち落とす。

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