機材のイロハVol.3 ~小物系アイテムによるドラムの変化~【機材レビュー】
機材と言ってもひとえに太鼓やハードウェア系のみならず、「あったら便利だよね」みたいなアイテムも存在します。今回はその紹介を。
正直、小物系のアイテムたちは導入したとしても違いがわかりづらいなんてことが往々にしてあります。
でも使ったことがないものを見つけると好奇心から試したくなるのがドラマーとしての性(?)。
なんかね、これを使うと劇的に良くなる魔法のアイテムみたいに見えちゃうんだよなぁ。
個人差、個体差はあれど、僕自身が使ったことで得られた「ドラムの音の変化」をレポートしていきましょう📝。
①レゾリング
毛とか木屑が付いてしまっているのはしょうがない、ゴムだから。許して。
これの効果はというと、↓
が主なものかと。
まずこれを使った感想は、めちゃくちゃ効果実感できた、すごい。
・・・頭悪そうとか言うんじゃない。でも違いは面白いくらい明らか。
なぜ中低音域が豊かになるかと言うと、地面から浮かせることで鳴らした時の揺れが止まりづらくなるから。
しっかりと振動はスタンドにも伝わってるんだなぁと実感できて面白い。
基本的に足の下に付けることが多いけど、人によってはスネアスタンドのアーム部分に取り付ける人も。↓
摩天楼オペラの響さんはこの使い方してますね。個人的には足の下に敷いた方が効果は高いかなと。
また滑り止めとしての効果も抜群。これ使っとけば絶対ズレないと断言できる。
スタジオによってはバスドラが軽い素材(CANOPUSの刃とか)で踏むと前にズレたり、スネアが手前にズレてきたりすると言ったストレスをお手軽に解決。
②SnareWeight(スネアウェイト)
ドラマーなら1度は聞いたことのあるであろうSJCが出している商品です。
所謂レザーミュート。フープに噛ませて取り付けます。
この商品の特徴は↓
これなかなか画期的ですよねぇ。1つのミュートでも折りたたむことで調整出来るのがポイント高い。あとはジェルミュートみたいにベタつくこともないし。
「ショットするたびに浮き上がる」って初めて聞いた時は、そんなんで本当にミュート出来んのかよって思ってたけど、使ってみるとまぁしっかり抑えられること。
むしろ浮き上がることで鳴りが阻害されないのがプラスに働いている。
今年の7月あたりに調べた時は¥2,000くらいだったのに、リンク貼るためにサイト行ったら¥4,500くらいまで値上がりしてて引きました。
(まぁ僕のは頂き物なんですけどね。)
③ジェルミュート
結構すぐ汚くなりがち。まぁジェルですからね、しょうがない。
これの特徴はジェル特有の粘着性を活かしてボトムにも貼れること。ボトム貼れるの結構デカい。ボトムの余韻も結構強めに消す派の僕は重宝してます。取り外しも簡単。枚数も大きさも豊富のため様々な加減で試せるのが良いところ。うっかりスタジオや箱のタムに貼って忘れて帰らないように。
使用感としては、ヘッドにピッタリくっつく分SnareWeightよりミュートは強めかなぁ。
タムはジェルミュート1択だけど、スネアまたジェルミュートに戻そうかと考え中。
僕がガムテをミュートで使わない理由?
巻くのが面倒&手軽に位置の調整が出来ないから。
¥2,200…?
絶対にイケベなどの店頭で買いましょう。¥1,000しないので。
④テンションロック
これはTAMAが出してるテンションロックです。
用途はチューニングボルトに装着して演奏中のピッチダウンの防止。
これの良いところは、ロックをつけたままチューニングキーでボルトをいじれること。でも僕はやらない。ボルト回す時の感覚が狂うから。
”良いところ”とは。
使用感は
ズバリ実感なし。付けてても余裕でピッチ下がる(?)。
僕がパワーヒッターすぎるのか、取り付け方が良くないのか。
真相は神のみぞ知る。
⑤ハットクランプ
言わずと知れた最強便利グッズ。もはや語ることはない。
箱によって、スタジオによってはクランプのネジがバカになって、「演奏中勝手にクローズになる事件」で憤死したドラマーは数知れず。
使用感は・・・
あれ、別に音が変わるわけじゃないか。
ただの買って良かったもの紹介になってたや。
⑥???
・・・何ですかこれ。
またもや頂き物のため商品名わからず。
ハイハットのボトムに設置するフェルト的なものです。
これの特徴は、ハイハットの音量低減。ハット用のミュートの方が伝わりやすいか。
まずはこちらを。↓
いや結構暗いなこれ。見えてます?みなさん。
状態としては「平面にハットの出っ張りが接している」というもの。
お次はこちら。↓
お、さっきより見やすい。今度は「先ほどの写真の商品の窪みにハットの出っ張りがハマっている」状態。
伝わってるな、よし。
1枚目は平面対出っ張りだからバランス的には不安定。
つまり叩いた時の揺れが大きくなる状態。
揺れが大きくなるとそれに比例してハットが出す音も大きく、余韻も長くなります。
逆に2枚目は凹凸が噛み合っているため、叩いても揺れが小さくなる状態。
揺れが小さいということはハットの音も小さくなり、余韻も短くなると言うこと。
使用感は、音量云々より揺れが小さくなることでコントロールがしやすい印象。
理論上は先述の通り、音量も抑えられるはずだが音の面では余韻のカットの方が効果を実感出来ましたね。
以上、それぞれの使用感でした。
個人的に1番違いをはっきり感じたのはレゾリングでしたね。
気になった方は是非導入してお試しあれ🤲。
※補足として、レゾリングを使用する際はチューニングでしっかり音を整えてから使いましょう。
振動が開放的になるため、音がハンパないくらい暴れます(特にスネア)。
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