【なかがわよしのの61曲カヴァー企画】「FLOATIN’」舐達麻

ハンシャ人の女だっていうきよみにアフロは恋をしてしまって、明日、初デートっていう段階で事情を話された。「今ならまだ引き返せるよ」と言われ、逆に火が点いた。白昼堂々、繁華街のアーケードにふたりで繰り出して、速攻、ハンシャ人の子分がやって来て、アフロは脅された。「こえ~よ」と輩が立ち去った後、半泣きしたが「もう帰ろう」と言うきよみの言葉に頷く気にはならなかった。「事務所って100均あったテナントの2階だよね?」と言い放ち、きよみが止めるのも聞かず、虎穴に向かった。

ドアを開けるなり、ハンシャ人の子分たちがつかかって来たが、親分の一言で血気盛んな子分たちが黙ったので、本当にゾッとした。それから短刀と100万円の札束を目の前に差し出され「どっちか選べ」と言われて短刀を選んだら「いつでもわしを刺しに来いよ」と笑顔で凄まれてちびった。ついでに札束までくれたのだが、秒でそれを投げ返していた自分に心の底からゾッとした。

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