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刺激が欲しくてたまらんの♪

なんで3回も見るハメになったのか、わからない。今日、気がついたら、映画館に向かうバスに乗っていて、着いたのが上映10分前で、慌ててしまったくらい。それだけ今日も見逃したくなかったらしい。

それでも内容を完全に理解したとは言いがたい。大幅にわからない、が正直な感想。人間関係やそれぞれの立場、ストーリーの大筋を、ようやく把握できたくらい。だから、序盤の眞人が青鷺を木刀で打ちのめそうとして見事に負かされたあとの、大量の蛙が眞人を覆ったシーンの意味がわからなかった。終盤に出てくるペリカンとインコの存在は何の比喩なのか、やっぱりわからなかった。眞人が自分で頭を石で傷つけた意味も前回と同じく謎で。

友人が語っていたラストの積み木のところは、あれはこのくそったれなこの世界を表現しているのだなっていうのを納得したわけだが、でも自分でそう理解したかったという思いは拭えない、負け惜しみ。まあ、わからないはわからないままだったが、わかることも増えたのは確かで、そのせいで観賞後の興奮が薄れたのは事実。次は少なくとも半月は空けて観た方が楽しめると感じた。この映画は《わからない》から魅力的なのでは? ってことを、理解した。都合が良いことにわたしは忘れっぽい人間だ。ある程度、間を空けたらストーリーすらも忘れるから、また刺激的に観られると思うんだよね。

ところでヒミの声があいみょんだってことを知ったのは関係なく、いい声優さんだな、ジブリらしいなって、J-POPもジブリ映画もあまり触れてないっていうのに思うなんて都合いいヤツだなあ。

話は戻って。前回、「次観るときは、タイトルの意味を考えながら観たい」とnoteにも書いたんだけど、ほぼ意識しないで観てしまった。で、今考えるに、1回目の時と一緒で、「表現活動、自分のやりたいようにやろうよ」ってことを宮崎駿監督は言いたかったのではっていうのを改めて感じた。あとは「人類破滅の未来はすぐそこだけど、君はどうする?」って言ってたのかなあ。まあ、どっちでも「わたしは書くことを諦めずにやろう」っていうanswerになるわけだけど。

果たして4回目はあるのかわからんが、きっと、映画館に足を運ぶだろうな。わからないといいつつ、なんかわかっちゃった気分もあるので、もっと初回のような「なんじゃ、このわけわからん映画は!」というインパクトを次回以降に求めます。

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