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サッカーに正解はない。


Holaスペインバスクでプロを目指すサッカー選手
中川海です。


近年、サッカーを分析するシステムの進化により
正解がないと言われるサッカーにも正解のようなものができてきたように感じます。

僕自身、常にサッカーをもっと理解したいと思い日々サッカーのことを考えているので

noteサークルのスペインサッカー研究所や、SNSに載っている解説動画、実際にスペインで何年もサッカーの現場に立つ方々と話したりと
様々な方法で情報を得て学んでいます。


しかし、サッカーを学び、正解に近いものを知るということは
時にサッカーの良さを失っていると感じることがあります。

(誰も思いつかないようなプレーやファンタジスタと呼ばれる選手の減少など)

しかし、それはサッカーを学ぶことが悪いのではなく

僕自身の解釈の問題でした。


学びとは自分の身体が覚えている状態


僕は以前、アスレティック・ビルバオの育成を指導しているスペイン人とお話をする機会がありました。

その時にこんな質問をしました。

『サッカーを学んでいく段階で自分が下手になったと感じる時がある。それは何故だと思いますか?』

すると返ってきた答えは

『それは学びではなく勉強をしている段階だから。勉強というのは知識を頭に入れること。
学びというのは頭ではなく自分自身の身体が覚えるということ。
常に展開が変わるサッカーの中で頭で考えている間にもう次の展開になっている。
学びというのは身体が無意識化で動くようになっている状態。
だから、今やっていることをとにかく継続して身体が覚えるまでやり続けることが大事だと思う』

とのことでした。

サッカーに正解はない。


月日は経ち、次はそのスペイン人の指導を受ける機会がありました。

そのスペイン人は練習中とにかく選手に意見を求めます。

今何が見えている?
どこが空いている?
相手のプレスはどう?
今どこに立つべき?

そしてほとんどの答えに対して

『その考えもあるね』と言います。

また、口癖のように言うのが

『とにかく試してみろ』です。

サッカーに正解はないのだからまずはやってみることが大事なんだと。

そこで上手くいったのなら何故上手くいったのか

上手くいかなかったなら何を改善するべきか

を考えることが大事なんだと教えてくれました。

ここに書いているのは言われたことの一部に過ぎませんが、

・まず試してみる。
・上手くいった、いかなかった原因を探る。
・同じミスは繰り返さない。
・常に学び続ける。

ことが大事なのだと思います。


最適解を知る。


ここまで近年のサッカーは正解に近いものが分かってきているだとか、

サッカーに正解はないとか書いてきましたが

最後に現時点での僕の考えをまとめると

これからもサッカーに正解というものは見つからないと思います。

しかし、最適解というものはあり

それを知ることが、サッカーを理解することに繋がると思います。

また、自由な発想というものもサッカーを理解しているからこそできることだと思います。

なので育成の段階で
とにかく色々なプレーを試して
成功や失敗を通してサッカーを学ぶことが大事だと思います。


では、育成の段階でそこまで考えずに
ここまでサッカーをしてきた自分はどうしていくのか、

それについての考えと現在やっていることを
次回のnoteで書いていこうと思います。


ではまた、Hasta luego👋

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