Master of Challenge

レジスタリーグMCからのエンタメ学院卒業ライブMCだった。レジスタリーグは新学期、エンタメ学院は卒業式、真逆の雰囲気こそあれ、なんにしても堂々たる大先輩という役目のハシゴだった。
フレッシュ、未来、きらめきを浴びまくってヘトヘトだった。エンタメ学院には普通に得体の知れない30歳オーバーも混ざっていたけれども(それはそれでめっちゃ面白かった)、魂が煌めいているという点では20歳やそこらとさほど変わらなかった。や、さすがに同い年やそこらのオールドルーキーをそこらの若者と同様に上から目線で真っさらに可愛がるほどの胆力はなかったが、シンプルに人生の動きを感じるチャレンジ、ひとえに尊敬する。すごいと思う。いわゆる「敷かれたレールへの反発」という概念は、こういうオールドチャレンジに対して強く感じる。僕は大学お笑い情熱レールに従って進んでしまった。もうこのまま突っ走るしかない。

ただ単にMCを二つ捌いた疲れにあらず、ひたすらに未来、キラキラを浴び続けるとこうも食らうものか。上から、偉そうに「良いねえ」とか「ちゃんとしろ!」とかほざいたものの、それはそれとして自分もぐんぐんぐんぐん上がっていかないと行けない。



こういうライブのMC、バンバンやりたい、未来を支えることの一端を担いたい、みたいな気持ちが結構ある。かなりある。全くない人と比べたらかなり結構、いっぱいある。

ただぐっっと俯瞰で見たならば、そんな暇なくない?自分自身をひたすら主人公として走り続ける、それ以外の時間って基本的にはあっちゃいけないんじゃない?みたいな後ろめたい気持ちもある。
まあまあ、MC側に立つことで見えてくることがあって、それを自身が回される立場になった時に活かせば良いんじゃない?みたいな、そういう合理性ももちろんあるんだけれども、そういうんじゃなしに、ハート、ガッツの部分で、上から煌めきを眺めたいという願望がある。そしてそういうハート、ガッツが、いたく凹んだ夜とかに途端にしょうもなく見えることがある。


今日はちっとも凹んでないし、都合4時間くらい袖にいて、ともかく面白くて爆ウケしているネタを見たり、ともかく面白いのになんか帳尻が合ってなくてあんまりウケてないネタを見たり、はちゃめちゃにひどくてひどいネタをぶつくさ言いながら見たり、そんなんが全部良かった。疲れたけど。楽しかった。


自分にも、ひたすらに未来しかあらず、キラキラをただ懸命にぶつけている時期があった。そこにあったのかどうかも定かではないチャンスを静かに見送って、今は大人と、フレッシュのハイブリッドな自分を懸命にぶつけている。
日々違う立場でガチャガチャやっていくうちに深まっていく深み、そういうもんもあるかもしれない。なきゃ困る。どんどんどんどん魅力的に、面白くなっていっている。そろそろ結実する。毎度毎度飽きもせず、新鮮に言う。これからの自分にワクワクしている。たくさん優勝する。

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