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箱根アートの旅:1日目

週末を使って一泊二日で箱根に行きました。
目的はポーラ美術館の「モネからリヒターへ」展。
ついでに他の美術館も観に行こう!ということで、なかなかの強行スケジュールであちこちの美術館も制覇しました。
友人が車を出してくれたからこそ成し得た偉業(?)、友人には感謝しかないです。

まずは1日目(土曜日)に行った美術館と、その感想です。

ポーラ美術館

東京から車で箱根に着いたのはお昼頃。
最初に向かったのは今回の1番の目的、ポーラ美術館でした。

森の中でガラス張りの美術館は、この緑の美しい時期に、自然をたっぷり堪能しながら入っていけるという、なんとも素敵な建築でした。

お目当ての展覧会「ポーラ美術館開館20周年記念展 モネからリヒターへ ― 新収蔵作品を中心に」は、タイトルが示す通り、新収蔵作品のおひろめの意味合いが強い展覧会で、「光」がテーマとなっていました。

個人的にポーラ美術館というと印象派のイメージが強いのですが、さすがと言うくらい素敵な印象派の作品ばかりで、元々のコレクションがメインとなる第一部だけで充分堪能できました。

第二部の新収蔵作品の中では、特にアニッシュ・カプーアと杉本博司の作品がすごく好きでした。
どちらも、色が持つ純粋的な美しさを感じました。

因みに、写真撮影OKな作品も結構たくさんありました。

箱根ガラスの森美術館

次に向かったのが箱根ガラスの森美術館。
館内のショップ・レストランなどで使える2000円分の利用券付チケットが3000円で買えるということだったので(6/30まで)、通常のチケットが1800円と考えると買いでしょう、ということでそちらにしました。

中に入るとバラが咲き誇る庭に、向こうには大涌谷の煙が棚引く様子が見えるという絶景でした!

思わず、ガラスそっちのけでバラたちを堪能しまくるはめに。
因みに紫陽花もありましたが、まだ満開にはなってなかったです。

ひとしきり散策後、「そろそろガラス見ようかね」という屋内の展示の方へ。
そこには匠の技が為せる、美しいガラス作品の数々が。

主にヴェネツィアン・グラスの展示となっていて、奥に進むと現代ガラスもありました。

こういうガラスを集めた場所に行くと、ついつい「地震起きたら大変だな…」と思ってしまいますが、そんなの余計なお世話と言わんばかりに立派なシャンデリアもありました。

2000円はというと、ミュージアムショップでのアクセサリーとカフェでのジェラートにあっさりと消えました。

彫刻の森美術館

17時閉館の彫刻の森に着いたのが16時。
1時間しかなくてもったいない気もしないでもなかったですが、日曜日は天気が危ういとの天気予報だったので、頑張って歩こう!ということで行きました。

その割に入口で地図をもらうことなく飛び込んだ私たち…
お目当てはヘンリームーアとイサムノグチだったのですが、イサムノグチには出会えませんでした…この無計画さよ…
ま、ヘンリームーアには出会えたので良しとしましょう。

見出し画像にも使った《幸せをよぶシンフォニー彫刻》は、彫刻の森美術館の大人気スポットと言っていいくらい、”彫刻の森美術館”で検索すると必ず出てきます。
実際に行ってみると納得。
ステンドグラスの塔になっていて、中を螺旋階段でのぼれるのです。
高所恐怖症の私は中に入るだけで螺旋階段で上までのぼりませんでしたが、ステンドグラスが床に/階段に反射する美しさなど堪能しました。ステンドグラスの絵柄自体も、よく見ると物語性があって面白かったです。

奥に行くとピカソ館があるのですが、正直、ピカソがあまり得意ではないのでスルーしようかなとも思ったものの、あまりの自己主張の激しさに入ることに。

結果、入ってよかったー-!!
めちゃくちゃ可愛い作品がたくさんありました!

と堪能したところで、もう少しで閉館時間に。
慌てて来た道を戻ったのでした。取り残されたら大変ですからね!

おまけ:富士屋ホテル

今回、ホテルは奮発して富士屋ホテルに泊まりました。
明治期に建てられた老舗ホテルで建物がすごいらしい!という情報だけで決めたのですが、いや~~~ここにしてよかったです。

食事は高すぎたので断念したのですが、レセプションをはじめとして、かっこよさしかなかったです。

こうして怒涛のような一日は終わったのでした。

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