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「ゴッホ・アライブ」@兵庫県立美術館

数日前になりますが、兵庫県立美術館にて開催されている「ゴッホ・アライブ」に行ってきました。

平日の、しかも天気悪い日だったので人が少ないのを見越して行ったのに、なんのなんの…混んでました!
週末だったらどれほど混んでいることでしょう…
(twitter見たら、4/15(土)14:28時点で入場規制されていたみたいです)

「ゴッホ・アライブ」は、端的に言ってしまうと、ゴッホの作品によるエンターテイメント性高いインスタレーションと言ったところでしょうか。

3つで構成されていて、
①ゴッホの部屋の再現
②大きな会場での、大きなスクリーンを使った映像インスタレーション
③一面のひまわりと鏡
と言う感じで、②が大きな目玉と言ったところでしょう。

まず1つ目の部屋では、ゴッホが何度も描いた自室が再現されています。

どうでも良い話ですが、昔、ゴッホの部屋を内見するという夢を見たことがあります…
なんでもゴーギャンが家を出ていくことになったので、フラットメイトを探しているとかで、テオが一生懸命部屋の説明をしてくれ、ゴッホが後ろで恥ずかしそうににこにこしながら見ており、私が「なかなかいいな…」と思っていたら、ゴーギャンが私の袖をつかみ「絶対こことはやめとけ」と言うという夢を…

といわけで(?)ちょっと懐かしく感じました。

次の部屋に入ると、わーーーと歓声をあげたくあるくらい、ゴッホの絵の洪水でした。
音楽に合わせて次から次へとゴッホ作品が展開していきます。
展開していくだけではなく、例えば水面がちらちら動いたり、絵の中の鳥たちや、列車が動いたりします。

興奮しつつ写真や動画を撮ったのですが、あまりに人!人!人!
人写さずに撮るのは不可能だったので、ここで上げるのは控えておきます。
代わりと言ってはなんですが、「ゴッホ・アライブ」の公式Youtube動画をあげておきます↓

写真は掲載しないと言っておきながら1点だけ。
ゴッホの言葉もスクリーン上に出るのですが、この言葉がなんとなくいいなと思って、ちょっとジーンとしてしまいました。
ゴッホの絵に対する純粋さを感じたのでしょうか…

大体、動画は40分ほど。
私は2.5回ほど見ました。

結構座って見ている人も多かったのですが、場所によって見え方が全然違うので、あちこち歩いて見ることをお勧めします。

しっかり堪能した後は、ひまわりの部屋へ。
元々小さい部屋でしょうが、大きな部屋から小さな部屋へと移動すると、余計に小さく感じました…
そしてガラス張りの部屋なので、ここも映り込みの関係上、写真は控えておきます。

因みにティップスですが、動画が終わった後だと、本当にこの部屋、ぎゅーぎゅー詰めになるので、ちょっと間をあけてから入った方がいいと思います。

色の洪水を浴びながら、素敵な音楽に合わせて映像を楽しむ。
アートを使った新しいエンターテイメントの姿のような気がしました。

ちょっと辛口なコメントをすると、会場がパンフレットやYoutubeのように広くなかったのが残念だったかなぁと。
「没入型」と言うには人が多すぎたところがあります。日本で海外ほど大きな場所を抑えるのは難しいと思いますが…

あと、ゴッホの作品がやたらキラキラした感じになっていて、「あれ?ゴッホってパリピ(古い)だったっけ?」と錯覚してしまいます。
なので、これを「アート鑑賞」と言われてしまうと、アート鑑賞とは…と考え込んでしまいます。
もちろんアートは真面目に鑑賞しろと言いたいわけではないんですが。

といわけで、普段、美術館や展覧会に行くのが好きな人は、ゴッホの作品がどう解釈されてエンターテイメント化されているのかを見る気持ちで丁度いいんじゃないかなと思いました。


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