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うちのかわいいかわいい子

ゴールデンウィークも終盤、明日はあまりお天気が良くないらしいので、お天気の良い最後のゴールデンウィークだった。
本日はバイトも休みだったので、久しぶりに母と妹と大阪で買い物をした。
いや〜覚悟はしていたが、すごい人だった!

それはさておき、買い物といっても妹が服を買うのについていっただけ。
私自身は買い物の予定はなかったのだが、妹はなぜか私に信頼をおいてくれており、服を買うのに是非ついてきて欲しいと言うのだ。
ことわっておくと、私はファッションにそんな詳しくないし、そんなおしゃれでもない。
まぁでも、妹も奇抜な服を着たいわけでもないし、一般的な服が似合うか似合わないかは言えるからいっかとついていく。
因みに母は、自分よりもお姉ちゃんの言うことを信頼しているみたい、とちょっとむくれていた。

行きつけのお店で、試着してみながら、こっちの方が似合う、この色はあんまりとあーだこーだ言いながら、最終的に何着か買うことになった妹。
お金を払う時になって、店員さんに「とても仲良くて素敵ですね」と言われた。
確かに、もう一人の妹も含め、家族は仲良い方だと思う。
特に一緒に買い物した妹は、7つも年下というのもあり、より妹感が強い。

不思議なもので、どんなに大きくなって、成人して随分経っても、小学低学年くらいの小さいかわいい妹のままな気がしてしまう。
今でも、大丈夫か?と心配してしまうことがあるし、頑張ってるな〜と妙に感心してしまうこともある。よく考えたら年相応のことをしているのだが。

一番それが顕著だったのは、コロナでリモートワークを余儀なくされた時、それならせっかくだしということで、しばらく一緒に暮らしたことがある。
当たり前だが、妹も会議がある。
自分の仕事に区切りついたときに、なんとはなしに聞こえてくる声に耳を傾いていると、これも当たり前なことにちゃんと会議をしている。
それを聞いた時に、ちゃんと社会人してる…と妙に感動してしまった。
妹に怒られそうだが、馬鹿にしているとかではなく、純粋に大きくなったな…と感動しちゃったのである。

おそらく親が同じ場面に遭遇した時とはまたちょっと違った感慨だと思う。
同じような年代でありながら7つの差。
子供の時は7つの差は大きい。なんせこちらが中学1年生の時に向こうは小学1年生である。
大人になると7つの差が、中学生と小学生よりは縮まる。会社勤めをしばらくすれば経験値の差はあれども、更に縮まる。
そうなると、あんなに小さな子が自分に近づいた…という感慨がわくのである。

それでも、今日、適当に着たラベンダー色のパーカーを見て、「いい色だね」としきりに言い、お店で似た色のものを見つけるといそいそと試着する姿を見ると、まだ姉の真似をしたがるかわいい妹よのう…とにんまり見てしまう。
そんな姉馬鹿な気持ちにひたった1日であった。

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