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コラム・エッセイ

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日常のログや思ったことをまとめていきます。
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#エッセイ

あっという間に溶けた一年

あっという間に溶けた一年

今年はいつにも増して過ぎ去るのが早かったように感じる。

個人的な所では昨年末の親父他界から始まり、二月に会津喜多方へ蔵元見学ラーメンツアーに行ったぐらいがピーク。七月には定宿居酒屋が閉まる。その後全体的に不調となり、十一月には更年期障害と判明。

世間的にもコロナ禍で外出がはばかられるようになり、閉塞感が強かった。これだけ外呑みの回数が少なかったのは人生初めてじゃないかしらん。未だに全然収まって

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JINS Switch Readingを買ってみた

JINS Switch Readingを買ってみた

老眼、もはや逃れられない老眼。普段は大丈夫なものの、細かい本など読むときはリーディンググラスが手放せないお年頃になってしまいました。

今まではAmazonで買ったハ○キルーペもどきを眼鏡の上からかけていたのですが、ゴワゴワして重い。けど仕方が無いかと諦めていました。

そんな中JINS Switch Readingの広告を見つけたのでちょいと調べてみることに。デザインなどもなかなか良い感じで便利

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Barは苦しそうだった

Barは苦しそうだった

先日知人と呑みに行った帰路、久し振りに自宅近くのBarにお邪魔した。コロナ禍になってからは初めての訪問だ。

夜10時頃であったが、店内は先客一名のみ。普段でもそこまで混む店では無いが、さすがに閑散としていた雰囲気。以前よく見た常連客も見えず。やはりリモートワークなどで足が遠のいているのであろうか。

マスターに「最近どう?」と声をかけると、間髪入れずに「良くないね」との返答。この店はでかい大学の

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致し方無いとは言え

致し方無いとは言え

定宿の休業が五月末まで延長された。

散歩ついでに張り紙チェックに行った所、丁度マスターが日付を書き換えに来ていたので少々雑談を。マスターも呑兵衛なので毎日ヒマしている都のこと、近所は飲み屋さんやってないしね。まぁお元気そうで何より。

しかし、ほぼ分かっていた事とはいえ若干落ち込む気分。

ここ数年ずっと在宅なので、週一の定宿での呑みと常連でのお喋りがいかに気分転換になっていたか、今更ながら気づ

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引きこもり脳は梅雨がお好き

引きこもり脳は梅雨がお好き

いよいよ本格的に梅雨の時期に入ってきました。外出時は若干億劫になりますね、何より傘が邪魔です。

そんな梅雨ですが、僕は結構好きです。もちろん外出時に雨だとうんざりすることもしばしばですが、それならばいっそ「雨だから外出しない!」という屁理屈を捏ねて、自宅に引きこもるという戦術で攻めて行きます(笑)。

主立った趣味が室内での作業がメインの自分にとって「外出しづらい」のはまるで苦になりません。むし

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蕎麦の本

蕎麦の本

最近蕎麦の本を読むのに若干凝っている。

元々蕎麦自体は好物で、愛知県に居た時から実家から車で行けるエリアに渋い蕎麦屋が昔からあったので、懐に余裕があるときはちょくちょく食べに行っていた。それが東京に出てきてから加速した感じだ。そしてもう20年以上経つ。

元々の性分か、凝り出すと色々な文献を当たりまくる傾向が強い。何年か前も1回発症して色々読みまくった。そんな拙い知識の中で一番感心したのはこの本

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赤星があるのは良いお店

赤星があるのは良いお店

ビール。酒を飲み始めの頃はまるで呑めなかったが、不惑を超えてから呑めるようになった。

クラフトビールや各種生ビールも良いけれども、やはり一杯目は瓶ビールで行きたい。

瓶ビールの中でも、赤星は最高だ。あくまで個人の好みだが。

これが置いてある店で、今まで外れだった店は無い。例外なくどこか取り柄のある良い店だ。

中でも最高なのは、赤星が大瓶なお店だ。

自分がよく行く常宿は、これに惚れ込んで

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ついつい食べてしまうハイレモン

ついつい食べてしまうハイレモン

ハイレモンが好きだ。子供の頃からずっと好きだ。

元々酸味のある食べ物がとても好きで、梅干しなんかをつまみ食いしすぎてよく怒られていた。

ハイレモン、今でもドラッグストアなんかで見かけると、ついつい買ってしまう。大人なので複数纏めて買う。すぐ無くなってしまうのを知っているから。

パッケージを明けたら最後、手が止まらず連続して食べてしまう。

裏面の注意書きには「一日六個を目安に」と書いてあるが

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ぼーっと読書

ぼーっと読書

ぼーっと読書をするのが好きだ。

なんとなく気が乗らないときでも、本を手に取り活字を追うことなら苦にならない。

学習や仕事のためにガリガリと本を読み込むのも好きだけど、そればかりでは疲れてしまう。

手に取った本の世界に身を委ねる感じで、活字の織りなす世界にたゆたう至福。

これからの季節、軽く自然のある場所での読書も気分転換にはもってこい。公園のベンチとか、神社の境内とか。

たまに緑や空で目

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帽子

帽子

帽子が好きだ。よくかぶるようになったのはここ数年ぐらいの事だが。決してハゲ隠しではない。

かぶるのは概ねハットタイプとハンチングタイプ。キャップタイプは一つも持っていない。なんとなく似合わない気がするからだ。年も年なので落ち突き目の服装をする事が多く、それに合いそうな帽子をチョイスしている。

現在の所所持しているのはハットタイプが6、ハンチングタイプが5の計11。出かける時はこれらの中からどれ

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死ぬ事以外はかすり傷だがそれでも痛い

死ぬ事以外はかすり傷だがそれでも痛い

少し前の一時期に「死ぬ事以外かすり傷」って言葉が流行っていた。言葉の出元や詳細を知っている訳では無いが、どうやら死んでしまう以外の悪い物事は所詮かすり傷なので気にするな、的な意味合いらしい。

言いたい事は分かるしそれぐらい前向きにいきたいものだ、とは思うが、それでも傷は痛いのだ。痛いのを好きな人は(あまり)いないと思う。

大きい傷よりかすり傷の方が妙に痛かったり、ずっとチクチクして気になり続け

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物事の捉え方は時間軸優先だけではない

物事の捉え方は時間軸優先だけではない

先日ボスと打ち合わせていた時に出た話題ですが。

例えばあるゴールを目指す際にも色々とルートがあって、ルート選びの際の基準として

・時間優先
・安全優先

の二つの基準があるな、と。実際はこの二つを上手く混ぜ合わせたバランスの選択になるのでしょうが。今の世の中は時間優先コスパ優先が多すぎるように自分は感じます。

若い頃はとにかく時間優先最短距離で色々と突っ走ろうとする事が多かったように思います

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晴読雨働

晴読雨働

一般的には「晴耕雨読」でしょうが。自分の個人的には「晴読雨働」といった感じで生きていきたいものです。

晴れの日にはインプットの日。例えば本を読む。本を読むと言ってもただ室内にこもって本を読むのではなく、公園のベンチで読む、お寺のベンチで読む、自然の中まで出かけて読む、などなど。自室でみっちりもよいけれど、室内にこもりがちな商売柄、たまには日の光や木の香りなどを吸収しないと、頭がデジタルで凝り固ま

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老害の例

老害の例

自分自身も「老害」と呼ばれておかしくない年齢域に差し掛かって入る。そんな中でどう見てもこれはあかんやろ、という反面教師とちょいちょい顔をなじみの居酒屋で顔を合わせる。

まず口を開けば過去の武勇伝が始まる。とめどもなく語り出す。誰かが突っ込みを入れようが容易には止まらない。しかもその内容たるや下ネタ、セクハラ、パワハラ、馬鹿の開陳のオンパレード。当人は格好いい話と思っているようで陶酔気味に話してい

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