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【読み放題対象】なぜか妙にバズってしまうツイートの書き方

別に全然自慢でもなんでもないのだが、私は、ほとんどバズるツイートをしたことがなかった。そう、1000RTを越えるようなツイートは本当に今まで数えるほどしかしていない。まして1万RTクラスなど、たぶん片手で数えるくらいだ。全然、バズと無縁なのがニワカであった。

だからどうしたという感じだが、長年ツイッターで暮らしているのにこれはこれで・・・

スキ

ちょっと寂しい。


もちろん、Twitterは別にRTスコアを競う大規模同時参加型オンラインゲームではないのだが、同じような題材の同じ金太郎飴のようなツイートでも、一方のツイートは伸び、もう一方は全然、伸びていなかったりするのを観測する。そんな経験が貴方にはないだろうか。この違いはなんだろう? 圧倒的なフォロワー数の差? たんにタイミングの問題? 一体なにがRTを増やすトリガーとなるのか、純粋に社会工学としての疑問でもある。

実は、これを書こうと思ったのは、去年の終わりに、読者の方から質問されたからである。彼は「私のツイートは、全然RTされない。ツイートが伸びないと、いつまでもフォロワー数も増えません。私は自分の意見を広く世に問いたいのです!だからコツをおしえてください!」と質問してきた。その人は、「丹羽氏のツイートをよく見かけるので…」とかいっていたが、私のツイートが1000RT越えるとか最近までは稀なことであったので、何故私に訊いたのか、不思議な話だ。(もへもへさんに訊いたらよいのに……ツイートの伸ばし方から髪の伸ばし方まで)

だが最近、「バズるツイート」と「バズらないツイート」の違いは、ああ、こんな、ちょっとした違いなのか、と発見してしまった。そしてその違いを意識してツイートすると簡単にバズは作れる。発見したといっても別に私は頭が悪いので、自分で考えたわけではない。とある方法の応用した中で気づいた。

前提 そもそもニワカには才能がない。

そう。はっきりいってバズらせる才能がない。その自己評価の理由は後で説明するが、才能がある人は、わざわざ意識する必要もなくバズを生む。だからこれから書く方法は、自分には才能がないと思う人用である。

もちろん当たり前の話だが、「旬の話題」を選び、さらに「自分独自の知見」や「面白い切り口」のツイートなら、それは伸びるだろう。いやいや、それどころか、上記要件をみたしてなくても、「この分野ならこの人のいうことなら」的なエンゲージメントの積み重ねがあれば、単に「これはひどい」やら「それ以上いけない」とか「草」とか、一言レス系のツイートだって、普通に伸びている。

もちろん、そんな当たり前のことを私は書こうとしているのではない。逆だ。金太郎飴のような平々凡々たる量産型ツイート――「平凡な話題」で「平凡な切り口」であっても、とある2つの法則を満たしてアレンジするだけで、ぶわっと伸びることがわかったのだ。

ん?本当なの?と思う貴方にも、一度ためしてみてもらいたい。

それは実はとあるプロパガンダ技術の応用である。

最近、以下のnoteを書いた。

ナチスのプロパガンダの理論や技術は他国と比べて大したものではなかった。効果も微妙。そして一方では英国のプロパガンダ技術は狡猾で効果が有るという話を書いた。実は英国式の対敵宣伝方法というのは、ナチスドイツの宣伝相ゲッペルスすら高く評価していたことも知られているのだ。

たとえば、あの「1984」で有名な作家のジョージ・オーウェルなんかも、イギリスにプロパガンダのために雇われている。その彼の戦時日記で紹介された手法もいろいろ参考になる。こうした方法、ツイッターにも応用できるかも?と思ったのだ。

じゃあ試してみよう!

どうも~

すると全然、平凡なる話題で、切り口もたいしたことない金太郎飴ツイートだが、ぶわっと伸びた。むしろ金太郎飴ツイートのほうが伸びる。貴方は発想をかえなくてはいけない。

工夫した面白いツイートが伸びるのではない、一定の伸びでとまる。つまらなさの極地のようなツイートこそが伸びる。

そういった意味では才能はいらない。もちろん、「つまらない金太郎飴ツイート」のただそれだけでは、全然ダメである。ネットの海に埋没する。なおかつ私がこれから書く2つのチューンナップを施したものがバズる。同じことを主張していても、これが「バズるツイート」と「バズらないツイート」の分水嶺である。インフルエンサーは、動物的な本能で、このアレンジを無意識にやっているから伸びる。様々な具体例から、それを言語化してみよう。そして、この方法がわかれば、「どうして今のリベラルはどんどん呆れられ影響力を失っているのか」もわかるのだ。

というわけで、以下、「ただの平凡なツイートなのに、ぶわっとバズる禁断の方法」を紹介しますね。

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