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ニワカ式note リベラルは窓から投げ捨てよ!

優しいネトウヨのための嬉遊曲。 おもしろくてためになる。よむといいことがある。
ちょっと新しい切り口でSNSでもりあがった話題を取り上げます。月に1~2本の本格的な論考、2本以上… もっと詳しく
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#リベラルは窓から投げ捨てよ

「弱者権力衰亡史」

abstract ご存知、自称「車椅子インフルエンサー」の人が、イオンシネマの対応に抗議してSNSに晒したら、逆に自分が金属ナトリウムのように激しく燃えていた。 この中嶋涼子氏は、しばらくSNSを非公開(鍵垢)にしていたが、またも復活した途端、再度、燃えていた。彼女はイオンシネマの幹部数名に面会して「建設的なお話することができました」「企業と直接話あうことができて本当に嬉しかったです」と、誇らしげに宣言したからである。まるで「(私を攻撃する愚かしいネット民と違い)イオンシ

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「ナチスを見習え」

abstract 春が来たりて”クマちゃん”達がまたニンゲンを狙い始めた。飢えたまま冬眠にはいった凶暴な”クマちゃん”だ。 また「クマを殺すな!クマを殺すのは殺人と一緒!」の声がおきるのだろうか? この道はいつか来た道、ナチスの道。「動物愛護」と「ガス室」は同じ道――なんて書くと唐突だが、もはやますます「動物がかわいく人間化」され、一方で「人間としてあつかわれないニンゲン」が増えていく。これは決して比喩的な意味ではない。ヒトラーは友人の死にはほとんど感情を示さなかったが、

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「この星の記憶」

なにをもって他人の生命を後から「犬死だった!無駄死だった」ということができるのだろうか。なぜ「死者は、今の私達と繋がっている」といえるのか。今、クリアに書いておきたいと思う。別に「かわいそうだから」とか「そうしないと気の毒だから」というわけでは全然ない。 「目が覚めると1945年の日本だった」―― 発端は、現代の女子高生が昭和20年の大日本帝国にタイムスリップして当時の”若者”である特攻隊員と出会い、恋に落ちるという話だ。この原作の『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

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読み放題対象「なぜインテリリベラルたちは”死んでも許さぬアベシンゾー!”がやめられないのか」

「死んでも許さぬアベシンゾー!俺たちの闘いはこれだからだ!」――この情念が、安倍晋三の暗殺後、リベラル界隈をずっと覆っている空気だ。そう、今もずっとだ。 え? ほんとなの? という感じだが、ほんとにこれだけで彼らのおよそ合理的ではない行動原理、説明できちゃうのだ。 なぜいつまで経っても彼らは「死体蹴り」がやめられないの?「(自分たちは正しい側にいると思う)リベラル・インテリ層」たちが、いつまでたっても「アベ」が憎くてたまらない。自らの“良識”を自認し、知性や、学歴の高さを

読み放題対象「”多様性”は惜しみなく奪う」

「同性婚を認めていないのはG7で日本だけだ!!!」「LGBTQの差別禁止法がないのも、G7の中で日本だけだ!」――連日連夜、マスコミや野党の”正しい人たち”が繰りかえす声をきくにつけ、ははあ、なるほど、こうやって世界の多様性は喪われていくんだな、と思わず笑ってしまう。 ついには、これである。 なるほど、虹の旗をふりまわし「多様性」を訴える”西欧先進諸国”の人たち、「日本だけだぞ。おまえだけ違うんだぞ」と同調圧力をかけるのが大好きなようだ。 こうした「世界の同調圧力」に、

読み放題対象「安倍が終わらせた時代」

abstract リベラルのみなさんが、「アベは何も反省していない!」「アベは、なんもかんも人のせいにしている!」「アベは嘘ばかり!」と盛り上がりはじめた……。 あいも変わらず、「死んでも許さぬアベシンゾー!俺たちの戦いはこれからだ!」という感じだが、例のあの「安倍晋三回顧録」の話である。 あのラノベのように面白い「安倍晋三回顧録」が、リベラルメガネを通してみると、たちまちにして、「アベの姑息ないいわけ回顧録」に変換されてしまう。 ――「リベラルな人達」的には、安倍晋三

ニワカ式「また”正義”が勝ってしまった」

(本noteは、2024年2月27日の最新投稿です) そう、また”正義”が勝ってしまったのだ。 何の話って、ついに「いいね罪」が確定してしまった。最高裁で「伊藤詩織を中傷するようなSNS投稿に、執拗に『いいね』を押したのは違法であるから、杉田水脈は55万円の賠償を払え」と、杉田水脈の敗訴が確定したのである。 あいも変わらず”正義”の人々は、この判決に「当然だ!」「むしろ賠償額が少なすぎる!」「最悪のレイシストの杉田水脈は反省しろ」「一歩踏み込んだ画期的判決!」と大喜悦状

読み放題対象「よくわかる維新の裏側」

「維新がなんで強いの?」とか、なかには「東京の人間は大阪をバカにしてるから理解できない維新の強さ」「ほらね、Twitterインテリが笑ってる間に着実に維新は党勢を拡大した」 などなどネット世界には、いつもの「お前らわかっていないが俺様はわかっているぞ」系の対立煽りの声がこだまする。 そうして一方のリベラルのみなさんは「維新は自民党以上に統一教会とズブズブ! 壺政党だから躍進した!」とか、いつものアレなことを叫び騒いでいる。 当たり前だが、そもそも「関西の保守」といっても

「彼らが燃やした本はなんだったの?~100分de焚著~」

abstract KADOKAWA焚書の件である。 KADOKAWAが2024年の1月に出版予定だったアビゲイル・シュライアー著の『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』(邦題)という本が出版停止になった。本国でも活動家の抗議で一時販売停止になったり、検索から除外されたり曰く付きの本であるが、現在では英米圏では堂々と電子版でも紙でも売られ、Amazonでも高評価のベストセラーの本なのに、その邦訳が出版停止となってしまった。 流石に言葉失う

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読み放題対象「どうして報道ヘリは無意味に飛び回るのか」

今日も今日とて報道ヘリが無意味に飛び回る。 もちろん、必要ならば飛び回るのはわかる。なぜって、たとえば地震が発生した、津波がくる、陸上交通は利用できない――いち早く被災地の状況をヘリコプターが空撮し伝える。 だいたい人里離れた場所でなにか災害発生なら最初に駆けつけることができるのはヘリコプターの機動力だ。 だが、最近でも市川猿之助の心中事件では、東京目黒区の住宅街の上空には、各社の報道ヘリが何匹もひしめきあいバラバラと飛びかった。――不要不急のどうでもいいことで、激しい騒

読み放題対象「テロルと民主主義のパラドクス」

でもね、それを投げ出しちゃだめなんだよ?―― 去年は元首相が手製の銃で暗殺された日本、今年は現役首相が手製の爆弾で暗殺される――あと少しで、そんな国になっても何の不思議はなかった。 至近距離に爆発物を投げ込まれたテロで、岸田首相が無事だったのは結局、運がよかったというだけにすぎない。 安倍暗殺以来続く不思議に浮ついた嫌な空気――「要人暗殺は、テロリストの政治目標を達成するという意味で、大成功してしまった」――この日本史にも特筆され語り継がれるような珍事はやはり、あまりに

読み放題対象「人はなぜキモイと思うのか?」

気持ち悪い! キモいです! キモッ! 意外とこの世界の排撃運動は「キモチワルイ」や、「キモイ」から始まることが多い。あるいは直接「キモイ」といっていなくても「キモイ」が含意されることが多い。 たとえば、ジェンダー戦士たちが駅の広告等で憤って使う「こんな性的な絵が!」という叫びは、よく考えたら不思議である。当たり前だが、アニメだろうがSNSゲームだろうが、二次元の「女性」が描かれた絵が「女性」として見える以上、これらの絵が「性的ではない」というのはありえない話だ。本質的

読み放題対象「ジェンダー戦士たちの黄昏」

もっと加速しないか? そんな声がきこえてきた。 後から振り返れば、2022年は、ジェンダー戦士たちの「終わりの始まり」として記憶されるかもしれない。 加速度的に、ジェンダー戦士たちの「正しさ」が色あせ、力を失っている。もっと具体的にいうとフェミニストたちとは、かつては「弱者性で守られた権力」だったが、いまでは、そんなものは剥ぎ取られた。フェミニストというだけで「社会的に正しくなく、排除すべき存在」的なものへと変容している。完全に「自業自得」とはいえるのだが、なぜ、そんなふ

「日本に自民党より右な政党が育たない本当の理由」

abstract 日本保守党が話題である。 なぜ?ってもちろん予想を上回るものすごい盛り上がりだからだ。 あの大阪ヨドバシ前の街宣における大混乱と中止は、「この人たちは、国を守るといいながら国民も守れないのか?」とむしろ「保守層」からも多くの「批判」が殺到して大炎上していた。しかし一方で、既存マスコミには頼らずSNSを中心としながら、この人気加熱ぶりは、やはり素直に驚嘆してしまう。 もちろんこれは、リベラル側の人々は例によって例のごとく、「直球の優生思想・排外主義にみ

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