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「OPTION B」第7章 読書感想文。

BGMにどうぞ。


レジリエンスを育む。

副題の一つにもなっているレジリエンスについてやっている章。

レジリエンスとは?Google先生より。


レジリエンスの核となる4つの信念が説かれている。


➀人生はコントローラブル

トラウマを体験すると「人生は自分ではどうすることもできない」と思わされる。否、未来はトラウマに縛られない。誰もが自分を押し留めるすべてから抜け出すことが出来る。

p156-157要約

こうした強い感覚をもった人は、ネガティブな出来事を「挑戦や好機」と捉えることができ、さらにこう考えることができる。

未来は僕らの手の中

THE BLUE HEARTSの代表曲でもあり、本書p158にも、ほぼ同じ文句が書かれている。

この信念を身につけるには、夢を語り、そのための目標を掲げ、そのための今日やるべきことを導きだせ、と説明されている。

そのために僕は。散歩し、本を読み、歌い、誰かと会って、死を語ったりしている。


②失敗から学ぶ

「固定的なマインドセット」ではなく「成長のマインドセット」を持つ。逆境に立ち向かう力が高くなり、能力を伸ばすために努力できる。マインドセットは褒め方にも左右され「頭が良い」より「頑張ったね」の方が、難問にぶつかったときに解き切る力が高い。

p158-159要約

この信念を育むには、困難こそ学ぶチャンスと捉え、出来ないと感じるのは成長している証拠と捉えること、と説明されている。

たしかにギター初心者の僕も「うまいじゃん」より「良くなったね」とか言われた方が練習のモチベーションも上がるし、失敗を重ねて成長している実感がある。

あまりにも突然に
昨日は砕けてゆく

未来は僕らの手の中/THE BLUE HEARTS


➂自分は大切な存在

自分のことを気にかけ、大切に思い、信頼してくれる人がいると理解する。そうすれば自尊心の低下や鬱、自殺願望に悩まされない。

p160要約

子どもにこの信念を持たせるには大人の介在が必要な場合が多いとし、子ども同士を引き合わせる具体例が挙げられている。

大人がこの信念を持つために必要なのは、とにかく人に会うことだろう。気の合う仲間をみつけ、語り合うこと。街に出よう。

誰もがポケットの中に
孤独を隠しもっている

未来は僕らの手の中/THE BLUE HEARTS


④自分には強みがある

自分のために役立て、他人と分かち合える強み。勇気、創造性、正義感、思いやり、感謝の心など、さまざまな性格の強みを自覚し、伸ばす。これがレジリエンスのカギを握る。

p163-164要約

この信念を見つけるのは、1人では難しいだろう。本では、教師が子どもの強みを発見して伸ばす例が挙げられている。

大人がこの信念を見つけるためには、やはり仲間という鏡が必要だろう。僕は姉に「僕ってどんな人?」と聞いたことがある。姉は「弱い者にめっぽうやさしいよね」と言っていた。これも1つの強みかも知れない。

僕等は泣くために
生まれたわけじゃないよ
僕等は負けるために
生まれてきたわけじゃないよ

未来は僕らの手の中/THE BLUE HEARTS


章ごとの感想、まとめ
1 諸行無常。禅やぞ。
2 問え。耳を傾けろ。
3 ただそこにあるだけ。
4 生きててえらい。
5 たしかにそこにいた。
6 幸せをやってもいい。
7 未来は僕らの手の中。

ではまた、8章で。


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