連載_ギターの練習㉑場、深夜高速。5/10

青春ごっこを今も
続けながら旅の途中

オープンマイク二郎、後半のゆるセッションに誘われて「深夜高速」を歌う。

主催の鈴木さんが器用にピアノを弾きこなし、マスターの横さんがベース、飛び入り参加の方がドラムを叩いてくれた即興バンド。

真っ暗な道を走る
胸を高ぶらせ走る

細かいメロディーの変化など知らないし、キーも少し高くて苦しいのだが、なにかをぶつけるように、思いきり歌う。

イベント前半の弾き語りで、ここ最近ずっと練習してきた「角を曲がる」を歌った。

なんだか「場」の空気が重たくて、歌は空気に吸い込まれ消えていった。

目的地はないんだ
帰り道も忘れたよ

あの「場」を、どう払拭すれば良かったのか?帰り道、暗い河原を歩きながら考えた。

脳内の合気道マスターが言う。

払拭?そうじゃない。そんなことしようとするな。その「場」を利用しろ。溶け込め。

そういうと、システマの使い手も言った。

「場」になるのだ!


生きててよかった
そんな夜を探してる



フル↓


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