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1980年のデジタル・ナイト・ララバイ

むかし、「たのきんトリオ」というのがいた。
「田原」の「た」、「野村」の「の」、そして「近藤」の「近」を「きん」と読んだわけである。
「たのこんトリオ」でもよかった気がするが。

昨今、明らかになったジャニーさんの悪行を考えると、「たのきん」としたのには「タマキン」を連想させるから、という理由が含まれている、と考えたくもなるじゃないかご同輩。

当時、田原と近藤はものすごい人気だった。
野村はそうでもなかった。
「野村は大丈夫なのか?」となんだかハラハラした。

三人組には必ず「他の二人より人気がイマイチ」な人がいた。
「キャンディーズ」のミキとか。
彼女が「夢・恋・人。」(1983年)という曲で、キャンディーズ解散後、ソロ歌手としてヒットを飛ばしたときは、なんだかホッとしたものだ。

たのきんトリオの話に戻るが、そんな大人気でも、私は男性アイドルに興味がなかったのでまったくどうでもよかった。
トシちゃんが「金八先生」のときに年齢をごまかしていたらしいことや、マッチと明菜の恋模様などもどうでもよかった。

ただし、「よっちゃん」の所属するバンドのデビュー曲がかなりひどかったことは覚えている。

マッチが「ただいま放課後」という学園ドラマをやっていたが、学習塾の日と重なっていたか何だかで一度も観たことがない。
しかし、このドラマの第1シリーズの主題歌、石坂智子の「ありがとう」はスマッシュヒットする。

この「ありがとう」という曲はなかなかいい曲なのだが、それよりも、そこまでメガヒットしたわけでもないのに、「スター誕生!」などで出場者が歌う率が異様に高かった。
石坂智子の二曲目、「デジタル・ナイト・ララバイ」は「ありがとう」を超えるヒットにはならなかった(けっこういい曲です)。
ところが、「スター誕生!」などのオーディション番組で歌われる確率が、「ありがとう」以上に高かった記憶がある。

「デジタル・ナイト・ララバイ」は歌いやすかったのだろうか。たぶんそうだろう。
ちなみに1980年に出た曲で、タイトルから何か「デジタル的」な内容なのかと思ったら、歌詞は「デジタル」と何の関係もなかった。
というかあまりにも関係なさすぎる。
好意的に解釈すれば、ワンナイト・ラブを「デジタル的な冷たい関係」と解釈したってことですかねぇ。

1980年は特撮番組「電子戦隊デンジマン」が放送された年で、主題歌に、当時はまだ新しかったシンセサイザー的な音が入っている。「電子戦隊」というコンセプトとも合わせて、1980年には「デジタル」、「メカ」、「SF」などが流行っていたのだろう、「デジタル・ナイト・ララバイ」はそうした時代の中で付けられたタイトルだろう。

しかし「デンジマン」とたのきんトリオはなんの関係もなかった。石坂智子とも関係なかった。
たのきんトリオや石坂智子が好きな女の子たちの中にも「デンジマン」が好きな子もいたのかもしれないが、そういうことを中学校の教室で大っぴらに言う時代ではなかった。

などと書くと「私の中学時代はどちらもクラスで話題になっていましたよ!!」とか言う人が出てくると思うが、それがおれに何か関係あるのか、レポート用紙100枚使って説明してくれよ。

知り合いでもないのに、なれなれしい人だ。

恥を知れ。

ぜったい許さない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

おしまい


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