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いまだに思い出しては腹が立つが、もうこういうやつは「常にいる」と思うしかない

四十代後半か五十代初めの頃、
「コミックマーケットは高齢の出店希望者は、新陳代謝をはかるために意図的に落としている」
といううわさを聞いた。
あくまでうわさで、真偽のほどはさだかではない。
で、SNSで、
「もし本当だったら納得が行かない」
と書いたら、私と同世代のある人物が、

「私もコミケに一般参加してますが、そろそろ年齢的なこともあり、やめようと思ってます。あなたもいろいろと年齢のことは気を付けた方がいいですよ」

みたいなことを書いてきて、内心、自分は大激怒した(が、何も言い返さなかった。大人だからね)。

コミケへのサークル参加と一般参加はイコールではないし、私の「コミケでは意図的に高齢の参加者を排除しようとしているのか?」という疑問と、「今まで一般参加しようと思っていたが、年齢的にもうやめようと思っている人」の話は、何も関係がない。

おたく界隈で、こういうズレた問答、もっと踏み込んでしまえば「自分が言いたいことだけを言って、相手のことを考えない」という言動を山ほど観てきた。

若い頃は「こんな非常識なやつら、将来どうなるんだ?」と心配したが、彼らは同族の多い職場で働き、似たような考えのパートナーと結婚し、生まれた子供はまたズレたことを堂々という人間に成長していった。

そして今でもどんどん数を増やしている。

何のことはない、私の方が部外者で、彼らがマジョリティーだったのだ。

おしまい


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