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GWにさびしいあなたに、渾身のおもしろnote

半年くらい前に、「血糖値が高い」とかかりつけ医におどされてから、精神の安定が保てなくなってしまった(その後、数キロダイエットしたので数値は下がりました)。
薬剤師に相談したら対応も冷たかったし、頭がおかしくなりそう。

真冬はまったくダイエットすることができず、それでもどうにかこうにかやってきたが、今度、定期的にやっている血液検査をしなければならず、そのことを考えると頭がおかしくなりそう。

最近では、月イチで通っているかかりつけ医に行く日の二週間前から精神がおかしくなるようになった。

あと、もうインターネットがぜんぜん面白くなくなった。
スマホの時代になってから、どんどんバズるコンテンツはお手軽で見やすいものになった気がする。
というか、スマホがないと何もできない世の中になってきてる。どっかのなんか(忘れた)では、もう現金が使用できなくなってるし。

素人考えで、スマホに何でもかんでも集約させるといろいろとまずいと思うんだけど。
などと、平凡なことを書いてしまった。

なんとかこのテキストを面白くしなければ!!

そう思い、エピソードを作ろうと思って外に出たら、どこからともなく、「劇団ひとり」がよくやる変顔を、そのままふだんの顔にしたような男が現れて、
「芸人でもないのに、エピソードづくりで行動すんなよ」
と言って去って行ったので、路上のど真ん中で泣いてしまった。

すると、鼻の両側とほっぺたに陰影がつくメイクをほどこし、涙袋を強調し、黒目が大きく見えるようにカラコンを付けた、
「美女の記号をひととおりなぞっているが、実際には普通の人が無理しているようにしか見えない人」
が現れて、
「あなたが言っていることは不適切ですよ。だれも指摘しないので私が言ってあげます!」
と音程高めのアイドル的つくり声で言ってきた。

その女はオッパイは服の下にボールを入れて膨らませており、服そのものは超ミニのワンピースで、あちこちにハサミを入れたような変なデザインで切れ目から肌を露出させている。

しかし、前述のとおり、それは「美女という記号」にしかなっていないので、コスプレというよりは着ぐるみを着ているのに近かった。

だが、である。
彼女にもきっと事情があるのだろう、バカな彼氏の命令でそんな恰好をしているのかもしれない。
そんなふうに勝手に同情した。

そう思っていたら、背後からだらしないスウェット上下で、髪の毛が金髪と紫色の混ざった色をしているアホみたいな若者が近付いてきた。
口をだらしなく開けて、手には「お茶割チューハイ」のロング缶を持っている。

「こいつがこの女の彼氏か!?」と思ったら、そのまま私と女の横を通り過ぎて行った。

彼は、ただの通行人だったのだ。

そしていつの間にか、変な女も消えていた。

自分は真夜中の路上に一人、立っていた。

遠くで、真夜中にだけやる道路工事の明かりが光っていた。

後で知ったことだが、「劇団ひとり」がよくやる変顔をそのままふだんの顔にしたような男は、本物の劇団ひとりだったらしい(ウソです)。

夜は、長い。
(完)



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