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腹八分

紗栄子さん

私は7ルールという番組が好きです。活躍めざましい女性を取り上げる番組で、情熱大陸やプロフェッショナルに似てますが、ビジネスの部分だけでなく子育ての部分や弱みの部分も垣間見えて、大好きなのです。

その7ルールで先日、紗栄子さんが取り上げられていました。結論を言うと虜です笑。

正直ダルビッシュ選手の元奥さんというイメージしかなかった私でしたが、番組を見て驚きました。モデル、2児の母、牧場経営者…など多岐に活躍されていたのです。

私もビジネス本を読みあさり、忙しい日々をやりくりしてきた身なので、時間管理にはある程度自身があります。結論としては、周りの方ができることは周りにお願いして、自分のできることに集中することで、自分の行動価値を高めていくです。

紗栄子さんもそんな風にしているのだろうと思っていました・・・。

違うのです。もちろん紗栄子さんにしかできないことはご自身で行いますが、少しでも時間があけば、裏方の仕事を一緒にやったり、声を掛けたりしていました。

かわいくて、有名で、影響力ある人が、スタッフ一人一人に声かけて、一緒になって汗をかく。しかもピリピリせず、笑顔…その一方でいつでもモデルとしても活躍できるようにボディーメンテナンスも欠かしていません。でも、笑顔…

そりゃ好きになるって笑

もう1日3回は見ています。しかも番組としてはなかなかない2週ぶちぬきです。次回は母親としての紗栄子さん。早く見たいです。そして私も学んで真似できるところからしていきたいと思っています。

でもね・・・。VTRを見ていた青木崇高さんが言った一言が私に刺さります。

「36歳の年齢でお子さん2人いて、この仕事量、普通の人だったらぶっ倒れていますね。」

そうなんです。「紗栄子さんはすごい」となっても同じことをみんながやると倒れると思うのです。事実紗栄子さんご本人も「めちゃくちゃ努力してる」と言っています。

声を掛ける。一緒にやる。笑顔でいる。体を整える。

一つ一つは誰にでもできるかもしれないけど、それを毎日ずっと行うのは誰にでもできることではありません。

憧れるのは、結果のみ?

だれからも好かれ、牧場も2年で黒字転換させ、モデルとしても活躍し続けて、子どもとも良好な関係を保ち、スタッフからも好かれる。

これだけ見ると憧れます。なりたいなーと思います。事実私も思います。

だけど…これだけの努力の上に紗栄子さんの評価があると知ったのであれば、「紗栄子さんみたいな人生を送りたい」とはなる人ばかりではないと思うのです。

そうであるなら、教育者のはしくれの私の座右の銘の「子どもがなりたいと思う大人に」からはずれます。ましてや、自分の子どもがこんなきちきちの努力満載の人生を送ってほしいとは思えません。

もちろん本人が頑張りたいというなら応援しますよ。あえて努力を抑えるような声かけはしません。

でもね…言葉で表すと月並みなのですけど、自分の子どもにはいきいきと過ごしてほしいだけなんです。青木さんが指摘していたように体を壊してまではしてほしくないのです。うまく表せられません。どうか私の言いたいことを汲み取ってください笑。

野球…イチロー選手、大谷選手
サッカー…中田選手、本田選手
ビジネス…孫さん、稲森さん
教育…向山先生、菊池先生
芸人…さんまさん、松本さん
アイドル…木村さん、中居さん

かなり偏りはありますが、各分野における憧れになりそうな人をあげてみました。単に私が好きというだけかも知れませんが笑

我々はこれらの人の何に憧れているのでしょう。きっとそれは結果であり、成果であり、技術なのではないでしょうか。当然ながらその結果、成果、技術の裏には膨大な努力や苦労が隠されています。しかし、そこはすごいと言うだけで憧れにはあまりなりません。

結果のみに憧れるのは甘いと私は思います。

憧れる人生

一方、こんな生き方に憧れるなーというと誰でしょう。

有名な人で言うと、所ジョージさん、タモリさんが来るのではないでしょうか。

イメージは、毎日が楽しそうですよね。

でも、所さんの歌で知っている歌はありません。タモリさんが爆笑をかっさらっているのはあまり見ません。

でも、努力を全くしていないのでしょうか。苦労を全くしていないのでしょうか。私はそうは思いません。ただ、努力や苦労という表現ではなく、楽しむ、謳歌しているという表現にしているのだと思います。

そこには楽しんだり、謳歌したりする心構えがあり余裕があります。だからこそ、長期間変わらずにパフォーマンスできます。ここが何か他の方とは違うように感じるところです。

成果を出すためのとてつもない努力は全員ができるかは分かりませんが、長期間活動し続けるための余裕を保ちつつであれば、普通の人にもできそうです。みんなが目指せるところだと思います。

つまり、限界ではなくゆとりを残すことを忘れないと言うことです。食事で例えると腹8分です。

腹8分の努力にすることで、心と体に余裕があり、長期間の努力が可能になると思います。短期間の努力で出る成果はたかが知れていますよね。

私も腹8分で紗栄子さんの考えを取り入れて、周りの人にプラスの行動をしていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。

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