見出し画像

100キロの走り旅【夏の思い出】

どうも。日刊書くメシU30'sマガジン土曜日担当の西嶋(@ultrarunnerman)です。

小中学校では、いよいよ今日から夏休みに突入しましたね。

夏休みといえば、何を浮かべますか?
海・山・川など大自然に触れ立ったり、キンキンに冷えたカキ氷を食べたり、親戚に家でお昼まで寝たり、ギリギリになって頑張る宿題。

あとは、夏の甲子園も熱いですね。

個人的には、月曜日担当の佐々木くんの記事を読んで、久々に観てみたいと思っていますw(実況に耳を傾けながら)

ということで、今回のテーマは【夏休みの思い出】です。

家族と友人と過ごした夏や、無我夢中で取り組んだ部活動や体育祭の応援団など頭の中でいろんなことが浮かんできましたが、
今回は大学生の時に熊本阿蘇スーパーカルデラマラソンという100キロのマラソンにチャレンジしたことについて書いていきたいと思います。

ちょっとした今も大切にしている教訓も紹介させていただきます。

阿蘇カルデラスーパーマラソンとは

阿蘇カルデラスーパーマラソンは、平成2年にはじまった阿蘇にあるカルデラの外輪山を100キロ走るなかなか過酷なマラソンです。

地震によって今年は中止になっていますが、全国から人が集まっていました。

高低差はなんと500m。

そのため途中でリタイアする人も多い大会の一つでもありますw

走ろうと思ったキッカケ

大学2年生の時に、高校生のときからの夢だったホノルルマラソンを完走しました。

そこで次の走る目標を探していたところ、発見したのが阿蘇カルデラスーパーマラソンでした。

フルマラソンでも完走するのが、しんどいのに100キロなんて走れるんだろうか?という好奇心が自分のなかを刺激したのでしょう。

見つけた瞬間に躊躇しましたが、友人に声をかけると二つ返事で走ろう!と言ってくれたのでエントリーしました。

100キロに向けて取り組んだこと

とにかく、たくさん走りましたw
どれぐらい走ったかというと月500キロ。
1日平均15キロぐらい走っていたみたい。

その時、部活の練習で走るときは1日20キロぐらい走って、終わったあとにまた走るみたいなことをしていました。

あとは、山の中を走るみたいなこともしていました。

今でも覚えているのが、本番の1ヶ月前には70キロを走ったこと。
片道35キロのコースを自分で決めて、お金を持たずに必ず自分の足で戻ってこないといけない状況に追い込んで達成しました。

今できるかというと、、、あまりしたくないですね。

100キロ当日の朝

当日を迎える前夜、ちょっと失敗したことがありました。
本当は、21時に寝て、朝4時に起きると決めていたのですが、千と千尋の神隠しを最後まで観てしまったことw寝たのが結局23時ぐらいになってしまいました。

それでも、眠たい目をこすりながら、スタート地点に立ちました。

気持ちが高ぶっていたのか、最初はすごく順調で坂もゆっくりですが、足に疲れを感じず走ることができました。

フルマラソンの距離が一瞬に感じた

驚いたのが、フルマラソンの距離である42.195キロの距離があっという間に感じたことです。

それも通過するときは余裕があった。3時間40分ぐらいで通過していたはず。

この時に、目標を立てるときは少し高めに設定したほうが良いということ。
仮に高い目標を達成できなかったとしても、元々たどり着きたかった場所には割と気持ちよく達成できるようになるかもしれないと思ったのでした。

50キロ地点で足のテーピングを付け替えるて、再び走りはじめました。

RUNNERS HIGH

僕の個人ブログはRUNNERS HIGHというのですが、実はこのときに生まれて初めて体験したランナーズハイが忘れられなくてつけました。

75キロ地点を超えたころにやってきました。

肺が苦しくて、足を前にやるのが辛かったときに、ふと心も体も軽くなったのです。
ああ、どこまでも行ける!走ることが大好きな自分へのご褒美だと思いました。

そこから落ちていたペースを上げて、走り出しました。

そんなには甘くないらしい

そんなランナーズハイ。
残り10キロぐらいのタイミングで切れましたw

スピードを上げた負荷もあってか、もう自然を見るのが嫌になるぐらいに辛い状態に陥っていました。
どうやらそう簡単にゴールさせてくれるほど甘くないらしいです。

右足を前に出すことだけを意識して走りました。
右足を前に出せば、左足も自然と前に出るのです。

無事にたどり着いたとき、涙が溢れ出しました。

自分で決断して出場を決めた、走り旅。
走ることを決める前よりもちょっぴり自分に自信を持てるようになった気がします。

マラソンには、いつもいろんなことを教えてもらっているんですよね。

みなさんは、今年はどんな夏の思い出を作りますか?
最高の夏になることを祈ってますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?