意識の低いにしりゅう

AIに仕事を奪われたい野良のネット広告屋

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最近の記事

BtoBのブログ集客はおいしい

B向けのマーケティング支援に関して、ここ数年のリード別の売上や利益を集計してたらブログ経由の問い合わせから生まれた利益が数千万円になっていて驚愕しました。時給換算すると10万円を超えてくるので結構おいしい。 書き方次第では受注確定みたいな状態での問い合わせが獲得できるので営業や失注の苦労もそこまでありません。 失注するパターンとしては、最初の問い合わせに対して『状況がよくわからないのでもう少し詳しくメールで送ってください』と返信すると音沙汰がなくなるパターン。最初から問い合

    • インスタ広告のクリック単価公開するわ

      インスタ広告始めてみようと思いネットを少し検索すると「インスタ広告のクリック単価の目安は○○円〜○○円です!」みたいな記事を見かけますがあれは嘘です。 「嘘」というか正しく言うと「適当」で、他記事に書いてあるものをコピペしているだけでさらにその元となっている記事が間違っているから「間違った情報がどの記事にも書いてある」という地獄になっています。 インスタ広告に限ったことではないのですが、ターゲットや商材が違えば単価はまったく異なるものになるってことを実際のデータを使って紹

      • Meta広告の最適化はCVよりもランディングページビューのほうがいい(こともある)

        GoogleでもYouTubeでもインスタでも昨今のデジタル広告って自動化や機械化が進んで、「どんな人に配信すればいいか教えてくれればいい感じに配信するよ」ってことでコンバージョン(購入とか登録のような目標の達成)を計測してそのデータを多く媒体にわたすことが重要じゃないですか。 でもサイトの仕様や媒体との相性といったの理由でうまくコンバージョン計測ができなかったり、予算が少ないことで十分なコンバージョン数が獲得できないということがありますよね。 Meta(Facebook

        • 除外キーワードはフレーズ一致ではなく部分一致をつかう

          Twitterとかで「自社サービス名を検索したら競合の広告が一番上に表示された!怒!」って人をみかけるんですが、その競合はなにも悪くないし多くのケースではわざと表示させてるわけでもありません。 意図的にキーワードとして設定していなくても他社企業名やサービス名まで表示を拡張してしまうのは部分一致の仕様なので、 「競合サービス名で出稿するなんて悪質だ!」 とか怒っている人に言いたいのはそれ単純にあなたの無知なんですよね恥ずかしい。(反対のことも起こり得るのよ。) 法律的に

        BtoBのブログ集客はおいしい

          【Meta広告】カスタムコンバージョンから標準イベントにしたらCPA1/3になった

          Meta広告(Facebook広告、インスタ広告など)の計測まわりやコンバージョン設定ってややこしいじゃないですか。 で、よく迷うのがコンバージョンを計測する場合に ・コンバージョンAPI ・標準イベント ・カスタムコンバージョン のどれを使おうかって点だと思います。 「コンバージョンAPIはなんか難しそうだから却下、標準イベントもできそうだけどカスタムコンバージョンが簡単だからこれにしよう」って人が日本に数百人はいるはずです。 で、コンバージョンキャンペーンのコン

          【Meta広告】カスタムコンバージョンから標準イベントにしたらCPA1/3になった

          Yahoo!広告のクリック単価10,000円になって死んだ

          とあるYahoo!広告アカウントを観察していたところ、いつも50〜100円程度の平均クリック単価だった広告グループで約10,000円でクリックされているのを発見しました。 「さすがにいままで平均100円くらいのクリック単価だったのに2,000円くらいならわかるけどさすがに1万円はやりすぎじゃね?」ということでYahoo!に確認してみることにしました。 まあ予想していたことではあったのですが、そこでわかったことは「自動入札を使ったらならそういうこともある」ということです。

          Yahoo!広告のクリック単価10,000円になって死んだ

          「インスタ広告のCPAが高騰している原因はなんですか?」への回答

          広告運用の成果指標として多く採用されるものがCPAなのですが、当然この数値はよくなったり悪くなったりします。 運用している人は毎日数字を追っているのでその変化や経過を理解しているのが普通ですが、運用を外注している担当者が 「え、なんでCPA悪くなってるん??」 と思うのも当然です。 先日週次でのCPAが30%程度上昇していたことに対して「問い合わせ単価が上がった原因はなんですか?」と質問をいただいたので、このときに考えたことをメモしておきます。 結論:原因をひとつに特定

          「インスタ広告のCPAが高騰している原因はなんですか?」への回答

          時給1万円のマーケターになるのは簡単

          他人が言うならともかく自分のことをマーケターって呼ぶ人はちょっと苦手です。 そんなことは置いておいて、一般的なバイトの時給が1,000円とか1,500円であることを考えると、時給1万円というのはごく一部のビジネスマンやまあまあのラウンジ嬢だけが稼ぐ金額のようにも感じます。 でもそこに人間が存在する必要のない仕事だったら意外と簡単です。 遅い人が1時間かけてやる仕事(から生まれる価値)をささっと15分で終わらせることは全然可能です。 契約内容に反しているかもしれないし推

          時給1万円のマーケターになるのは簡単

          SEOの記事は資産ではなく負債になる

          「上位表示のために作成した記事はなくなるものではなくどんどん積み上がり、記事数やサイトが大きくなるにつれさらに価値を生み出す資産です。」 コンテンツマーケティングブームの頃にはみんなこんなことを言っていて「それは違うだろ」と反論する人を見かけることはありませんでした。 でも数年経ってわかったことは記事やコンテンツが資産になるには条件があるということでした。 変わらないものである 対象が変化する場合は資産にするのが難しいでしょう。ファッションとか芸能みたいなものはもちろ

          SEOの記事は資産ではなく負債になる

          リスティング広告自分でやってうまくいった人いない説

          企業がリスティング広告を始める際、特にお金に余裕のない中小零細企業では「リスティング広告の運用を依頼すると費用がかかるらしいから自分でやったほうがいいのでは?」と考えるのもおかしくありません。他にはネットに詳しそうな社員にやっておいてと丸投げするパターンもありがちです。 各種プラットフォームで広告を出稿すること自体が簡単になっているのは確実ですが、広告を出稿することと広告で成果を出すことにはまだまだ大きな隔たりがある気がします。 代理店や事業会社で広告運用の経験のある人が

          リスティング広告自分でやってうまくいった人いない説

          インスタ広告のターゲティングが役に立たない

          インスタ広告に限らずネット広告の強みのひとつにターゲティングの精度があります。マスメディアと異なり「○○に住んでいる△△歳の✕✕に関心がある人」を対象として広告を届けることが可能です。 インスタ広告をやっていると「インスタ広告はどのようなターゲティングができるんですか?」的な話になることがよくあるんですが、インスタ広告のターゲティングってそこまで考える必要はないのではと思うこともたまにあります。 インスタ広告でできるターゲティングインスタ広告のターゲティングで年齢・性別・

          インスタ広告のターゲティングが役に立たない

          流入数80%減でお亡くなりになったサイトの供養

          インターネット上のコンテンツもそれを使うユーザーも変化は早いものです。 オンラインのプロモーション領域においても毎年新しいなにかが生まれています。ここ数年だとTikTokとかでしょうか。 SEOやリスティング広告のような昔からあるような施策も変化は避けられません。SEOで言えばユーザーの行動がベースにありつつのGoogleの考えで検索結果やそれに伴うアクセス数は大きく変化します。 下記は2018年に誕生したとある小規模サイトの月別セッション数推移です。 2020年頃ま

          流入数80%減でお亡くなりになったサイトの供養

          数値改善しないと気がすまないマン

          古い人になるほどその傾向は顕著なんですが、基本すべてのものが右肩上がりになると信じています。経済も給料も売上もすべてが成長し続けるものだという前提で生きています。 ネット広告に関わる担当者には常に数値が改善しないと気がすまないマンが結構な割合で存在します。確かにネット広告は数値を参考に改善し続けることができるというメリットがありますが、それが永遠に続かないことは普通に考えたらわかります。 顧客獲得に5,000円の単価がかかっていたものを継続的な改善によって300円になった

          数値改善しないと気がすまないマン

          デザイナーがいらなくなった

          ネット広告のバナー作成(広告クリエイティブ)の話です。 Webデザイナーの仕事として広告バナーの作成というものがあります。Googleディスプレイ広告でもインスタ広告でもTwitter広告でも動画が増えているとはいえ静止画のバナーのほうがまだ割合としては多いかと思います。 このバナーの作成はデザイナーが作成していて、どんなものを作成してほしいのかまとめて依頼するのが普通でした。 広告クリエイティブが出来上がるまでの一般的な流れは、 ・運用者が作成したいバナーのキャッチ

          デザイナーがいらなくなった

          Webマーケター()はマーケティングなんて知らない

          ここ数年でWebマーケターとかマーケターみたいな言葉をよく聞くようになりました。フリーで稼ごうと思ったりTwitterで人気者になりたい人たちがよく使う肩書です。 広告運用、SEO、メルマガ、LP、サイト制作・・・Webに関わる仕事をしているとなんでもWebマーケターを名乗れるみたいです。 「マーケター」というのはマーケティングを生業にしている人のことでしょう。ということは「Webマーケター」はWebを活用したマーケティングを仕事にしている人のことを指しそうですがそんなこ

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          インスタ広告運用代行の手数料をどこまで安くできるか考えてみた

          インスタ広告やGoogle広告のような運用型広告を代理店なりに外注すると当然ですが代理店や運用者の取り分である運用代行費(手数料)が発生します。 手数料の相場この手数料は広告費の20%を相場として広告費に応じて多少の前後があります。30万円の広告費でインスタ広告を外注すると 30万円+30万円*0.2=36万円 という感じになります。 ちなみに手数料が20%である根拠や理由はなく、ネット以前のテレビや雑誌中心の広告代理店時代からの名残みたいです。 代理店はできるだけ手数

          インスタ広告運用代行の手数料をどこまで安くできるか考えてみた