【赤裸々大人中学生女子】わざと不幸になって●●しているかも？

モデル/レンタル彼女PREMIUM/心理カウンセラー/結婚相談所助手/イラストレーター/西岡まゆ(@mayu_rkp)です。

「自分は何をやってもうまくいかないなあ」そんな風に思うことはありませんか？
合格圏内だったはずの試験にちょっとしたミスがたたって落ちたこととか、自分を大切にしてくれた人の手を振り払ってしまったとか
同僚はみんな成果をあげているのに自分はいつまでたっても仕事でうだつが上がらないとか…

もしかしたら、それって親への復讐であるかもしれません。

「は！？なぜ復讐で自分が不幸になんねん！」と思われるかもしれませんが、この話の怖いところは無意識であることなんです。
表面上は問題のない親子関係であっても、親に対して「許すもんか…」という復讐心がうごめいていることって結構あるあるなんですよ、怖いですけど。

私も親もそうでしたが「あなたのためを思って」という美しいフレーズで、習い事や進路、その他日常の小さなことに口をはさんできた親をお持ちの方には特に！特に多いんです。
「子供のため」一見すると子思いの優しい親ですよね。けど、この言葉には要注意なんです。
例えば親が「塾に行きなさい。受験を失敗したらかわいそうだから、あなたのためを思って言っているのよ」と言ったとします。
あなたがそれを「僕も丁度、志望校にどうしても受かりたいから塾に行きたかったんだ！」と思っていればそれでいいのですが、そうでなければ親にコントロールされることになってしまいます。

やりたくもないことをずっとやらされたり、逆にやりたいことを否定され続けたら
「ふざけんな！俺は親の道具でも、機械でもないぞ！」
と思ってしまいますが、その大名義分が「あなたのためを思って」なので、それを言えないままになりますよね。
私もこれは大人になってから普通親で育った友人何人にもヒアリングをしてやっと知ったことなのですが、健全な親子関係ですとそこで親と子が本音でぶつかり合う、というプロセスを経るものなんだそうです。
（それができなかった環境って、やっぱり毒親育ちってことになるんだと思います…）

それに、そういった環境であってもやっぱり親に喜んでもらいたいのが子供というものですし、本来親子でぶつかりあうべき葛藤を自分の中に抱えてしまうんですよね。
ダブルバインド（異なった二つのメッセージ）に苦しむうちに、子供は自ら不幸を選択するようになってしまうのです。

試験に失敗したり、仕事で成長できない…自分が不幸になることで、自分を失敗作にすることで、親にとってみっともない絶望感を味わわせる最高の復讐ができるのです。
「ほら、お前が一生懸命頑張っても、お前は子育てに失敗したんだ。絶望を味わえ」―。

かつて仕事でこんな議題が出たことがあります。
「ホームレスの人を救うにはどういったアプローチが必要なのか」
私は真っ先に、住むところを手配したり、就業支援をすることが頭に浮かびました。
だってそうですよね、自分で働いて生活していけるようになれば、屋根のある暖かい場所で自分を守ることができるからです。
しかし
「ホームレスがなぜホームレスなのか、それはその姿を親にあてつけることで自分の存在を保っているから、どんなに就業支援を促したところですぐに仕事をやめてしまい、また路上生活に戻る人も出てくるはずだ」
という話をした人がいました。
当時はなんのこっちゃ？でしたが、上記を踏まえて考えると…怖いですけれど納得できませんか？
（もちろん就業支援で救われる人も絶対に居るはずですが）

でもこれって何が怖いかって無意識で行われることなんです。
ですから逆に言えばこれを「意識」できたなら、もうあとは解決に向かうだけなので安心してください。
あなたはどんな子供時代をすごしましたか？どんな親御さんだったでしょうか？
それを踏まえて、コンプレックスがあるかも…と思うなら、今日から親への復讐心を手放していくステージに入るときなのだと思います。

親が言う「あなたのために…」はあなたでなく親自身への問題です。
もうその要求、飲まなくていいです。いえ、飲まないで下さい！子供のあなたがいくら親の要求を飲んだとしても、親自身の問題なのですからいつまでたっても解決はしません。

親の要求を飲まないで距離を置くこと、それが、幸せを選択し続ける人生のために一番必要な「自立」そのものです。
親と距離を置くことは、物理的にできたら理想的ですが、例えやむを得ず同居をしていたとしても精神的距離を置いたり、精神的絶縁をすることは可能です。
それは決して親を見捨てることではありません。結果的に見れば双方にとって幸せなのです。

もう、あなたは幸せになってもいいのではありませんか？
あなた自身が、あなた自身のためを思って生きていけるように、いつでも木陰を作って待っています。
今まで一人で良く頑張ったね。

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